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さて、ポータブルサウンドを極めるとは?
音の世界で何かを極めるなんて、こんなおこがましいコトはありませんが、ココではあえて命題を掲げ、それに向かって突き進んで行きたいと思います。

サウンドの求め方は個人の主観により様々ですが、私の場合、どうしてもPA屋時代にバンドサウンドの音出しをしていた頃のイメージが先行してしまいます。
そのサウンドとは、力強く鮮明に飛び込んでくるボーカル・決して倍音過多にならず抜け良く乾いたギター・旋律の土台を築く重厚でうねるベース・心地良いパンチ感のあるドラム、それら全てを生の鮮度を保ったまま鮮明に描き出すサウンド。バンドが生むサウンドにキャラクターはあれど、拡声装置でそのキャラクターを助長するようなところがあるのはちょっとヤダ。
また、そのサウンドは爆音でも騒々しさを感じない状態であるコトが望ましい。その状態が作れれば、どんな音量でも心地良く聴けるので。

さてさて、上述したサウンドを命題とし、ポータブルサウンドでどこまで再現できるのか。私なりに時間を掛けて追い求めて行きたいと思います。

とは言え、生の鮮度はデジタル再生のポータブルで再現するのはまず無理でしょう。ポータブルに限らず、据置システムやピュアなシステムを以てしてもまず無理。アナログの音をデジタルに変換した時点で音は生の鮮度を著しく損ない、力を失います。ライブ等のPAサウンドとオーディオサウンドの大きな違いは音の持つ力の差にあると思います。力感、表現力と言っても良いかもしれません。残念ながら、A/D→D/A変換行って来いの再生装置ではライブの力に到底及びません。それは周知の事実、前提としながら、時に命題から外れながらも、敢えてポータブルサウンドでどこまで近づけるのかといった試みを行っていきたいと思います。

時に更新して行きます。

2013/4/19 01:41  [871-3562]   

とりあえず、現状のまとめとして、ポタにハマり出したここ2年間での私の主要なポタ関係の所有遍歴を列挙してみます。
※ヘッドホンと据置機は除く

●イヤホン●
Shure SE535
UE 10Pro
Sennheiser IE8
Sony MDR-EX1000
FAD 1602SS
Shure SE535LTD
AKG K3003
Westone 4R
須山 MH335DW
ULTRAZONE IQ

●ポタアン●
RSA SR-71A
RSA P-51
RSA Shadow
ALO RxMK2
FOSTEX HP-P1
Headstage The Arrow
HeadAmp Picoslim
Vorzuge VorzAmpDuo
FSA FireyeHD
Sony PHA-1
RSA SR-71B
ALO The International
RSA The Intruder(注文中)

●DAP●
Walkman各種
iPod各種
AK100


さて、この中で命題のサウンドに一番近いイヤホンは、やはり須山のMH335DW。DAPはAK100。ポタアンは難しく、VorzAmpDuoあるいはThe InternationalやSR-71B、今注文中のThe Intruderがどう出るかというところ。Intruderが届いてから比較考察してみたいと思います。

2013/4/23 02:03  [871-3564]   

ところで、命題のサウンドに近づいてきたとは言っても、現状の335DWではボーカルが鮮明に飛び込んでくるイメージはまだ甘いところがあります。今まで試聴した中だと、まだMH334やJH13、1964-V6あたりのほうが求めるイメージに近い。ただ、試聴機と実際出来上がったカスタムでは335DWの経験上結構違うのが気に掛かる。良い方向に違っていたので、どこまでマシになるのかその振り幅が分からない。カスタムは実際出来上がったモノを聴かないと、その本領は掴めないのが痛いところ。

で、悩む。とにかく今度は鳴りモノを新調したいので。

まず、サウンドキャラクターは鳴りモノの材質でほぼ決まってしまうところから、鮮明で力のあるボーカルを求めるならBAしかない。太くうねる低域を再現できるモノとなるとマルチBAになってしまう。マルチBAといってもユニバーサルのモノはどれもこれもスカスカでガチャガチャに聞こえてしまい、今となってはもうカスタムしか考えられない。

そこで、次の選択となるとJH13はかなり良かった。天井が低く、K3003やIQのようなハイブリッドを凌駕する奥行きが得られるところや、それぞれの音を鮮明に描く力。ただ、録音によってはハイがキツくなってしまうところと、ボーカルが思いっきり脳内定位してしまうところがNG。これはカスタム化やリケーブルで何とかなるのだろうか。何とかなるなら迷わずJH13に飛び込みたいところ。

MH334もボーカルは鮮明に描き、あらゆる音が飛び込んでくる感じは受ける。けどこちらはMH335DW同様天井が高く、奥行きはそんなに深く無い。近い音と遠い音はかなり鮮明に描き分けるほうだが、JH13ほどでは無かった。須山はどうも音像のスケールに拘っているようで、基本的には締まりが悪いのが気になるところ。けどコレはアンプである程度矯正できてしまうのが試し甲斐のありそうなところだったりもする。

1964-V6もボーカルは良いんだけど、ギターが痩せすぎ。倍音は盛っているくらいに感じられるが音が細い。ギターの鳴り方は特に気にしているところなので、あれではつまらなくて聴いていられない。エレキギターの倍音は盛られるよりむしろ削られた感じのほうがニュアンスは損ない難い。これ系の鳴り方はBAにはよくありがち。UMのミラクルとかもこれと一緒。あとK3003もこれと一緒。どうしてもギブソンの図太いハムバッカーの音は奏でられない。綺麗すぎる。

他に、UMのマーリンは抜けの良いギターの音や柔らかくて深い低音は最高なんだけど、ボーカルはちょっと雑でピンと来るモノが無く惜しいところ。次に買う機種では無い。4個目くらい。

あと、どうしても気になるのはやっぱりWestoneのES5。端正なサウンドであらゆる面において高得点。クセになる独特のトーンは試聴を繰り返す度に時間を忘れてしまう。けど命題のサウンドとは全体的に少し赴きが異なる。これもカスタム化したらどうなるのかが気になってしまう。

私の命題のサウンドはあくまでバンドサウンドであり、超絶フラットで滑らかなサウンドを目指すモノではない。ひと言で言えば、眠気のふっとぶゴキゲンサウンドを目指すモノ。となるとやっぱりJH13か、BARKSでレビューされてたLEARのLCM-5というのも気になるところ。まだまだ悩む。

2013/4/25 02:39  [871-3567]   

 koontzさん  

http://ameblo.jp/e-earphone/entry-115231
41175.html?utm_source=ameblo.jp_navi&
;utm_medium=blog

これ聴いてみましょう(笑)
私もまだ聴いていませんが、アキバに試聴機あるようです。

本国と直接やるとカスタムにも出来ますよ〜
私は一度注文フォームを取り寄せて、注文出来るぞ状態になったまま止まっています。

2013/5/4 02:17  [871-3569]   

koontzさん

とりあえず、それ試聴してみましょう!
他に、もう一度カスタムの試聴機幾つか聴いてみたいです。
来月の夏ボで突撃するやつ決める気で(笑

2013/5/4 03:43  [871-3573]   

さて、昨日はフジヤさん主催のヘッドホン祭りに足を運び、幾つか気になる製品を聴いてきました。

先ずは新製品。須山のパルテールとShureのSE846。

パルテールは、これぞ須山という感じのクリアさと癖の少ないバランス。1KHzはちょっと削られてるかな。けど凄く自然に聴かせてくれました。点傾向の強い音像も私には好印象。とにかくその美音さはIE800も凌ぐかもしれない。若干柔らかめながら重みのある低域、澄み切って淀みのない中域、繊細で響きの良い高域、嘘臭くない音色達が心地良く脳みそに染み込みます。音像のスケール感は小さめでK3003を思わせます。前方投射感もマルチBAとは思えない。スッキリクリア系が好きな人には鉄板のサウンドでしょう。

SE846もなかなかでした。ユニバーサルで12万という強気の価格にも納得させられます。高域は全く刺さり知らずながらもクリア感はShureらしさを保ち、コシのある中域の押し出しと低域の鳴りっぷりも張りがあって心地良い。とにかく騒々しさが全く表に出てこない。その落ち着いた佇まいはWestoneの音にも通ずるところがあるかもしれない。けどやっぱりShureらしいと思えるのは、張りがあって癖が無く、BAながらもどちらかと言えば乾いた抜けの良いサウンドにありそう。乾いたと言ってもShure機の中ではウェットなほう。ただ、そう感じたのは試聴されすぎてウェットティッシュで拭かれまくったのか、弾丸イヤピがビショビショだったせいもあると思う。。。つか、多分そのせい。コシの強さはSE535LTDの3倍くらいはあったでしょうか。多分これはカスタムになかなか行けない人達に売れまくるんじゃないでしょうか。

ただ、命題のサウンドを求める私としては、両者共に物足りないと痛感してしまうコトにもなってしまった。

そこで、新製品ではありませんが、カスタムではまたしてもJHAUDIOを試聴。なんとJHさんが居られ、その手でJH13を耳に填めてもらいちょっとカンドー。JHさんのちょいワルおやじ振りにはオッサンの私でもシビレましたね。

で、JH13。あいかわらずやんちゃ坊主な音。ただ、フジヤの試聴機に付いてた2段フランジと違い、今回の試聴機にはコンプライのイヤピが。そのせいか、ガッツリ脳内に食い込んで来ていた音像が、そこそこ前方へと捌けていた。ただ、やっぱりこの試聴機レベルでは脳内定位を感じ易く聴き辛い。けどそのしたたかに弾け飛ぶサウンドは唯一無二のモノではなかろうか。なかなか捨てがたい。

そしてJH16。う〜ん、コイツは超クール!
JHさんも超クールなオヤジでしたが、目の前にしながら、ホントこの人が作ったんだな〜という感じ。下から上までレンジが広く、ひとつひとつの音がやんちゃにシッカリと主張して来る。個性的でインパクトのあるサウンド。やっぱりやんちゃ感は拭えないが、コイツは個性として受け止められる。

総じてJHさんのサウンドは、やんちゃながらもおいしいトコ突きまくって来ます。楽しいコト知ってるオヤジが、その楽しさを惜しみなく披露してくれてる感じ。私には親切さすら感じます。

ただ、シビアに見ると雑なところにも目が行く。特にシンバルの音。JH13も16もほとんど同じシンバルの音。堅くて機械的。デジタル音源をそのまま聴いてる感じになってしまう。こりゃ4KHzがキツイな〜という場面もしばしば。大体4KHzってイヤホンでは結構削られてるけど、JHさんはそのまま残してる感じ。そこにやんちゃさと堅さが混在し、評価が分れそうなところ。


結局気になるカスタムの試聴機は大体制覇。
やっぱ次も須山になってしまいそう。MH334かなぁ。アンプで多少味付けすれば眠気のふっ飛ぶゴキゲンサウンドできるかな。

2013/5/13 01:09  [871-3577]   

 koontzさん  

WINさん、どうも!

私はまたイヤモニへ興味が移ってます(笑)
CWと比べてどうでした?
ParterreかSE846かCWのどれかには突撃したい気分です(笑)
多分、Parterreへ行くと、またポタアン欲しくなるんだろうな〜とは感じていますが、(笑)

2013/5/13 10:28  [871-3578]   

koontzさん、どもです。

今回CWのは何も聴かなかったので分かりません。。。
フルレンジBA4発のやつは気にはなっていたんですが、2Wayのを聴いた時全然好みじゃなかったのも引きずっていて、とりあえず今回はパスかな〜と。

パルテール行くなら思い切ってモネちゃん行ったらどうですか?
もう熱は冷めちゃいましたかね?

私はMH334行くコトに決めました!ポタアンでどんだけ化けるかが興味深いところです。

2013/5/15 01:35  [871-3579]   

さて、今日はとうとうMH334を注文してきてしまいました。
前回と同じく須山さんのところへ赴き、一応耳型を取り直してもらうつもりだったんですが、当初感じていたL側の遊びが今は感じない為、前回の型をそのまま使ってもらうコトに。。。

個人的には当初の遊びの印象が強く残っており、次回作るコトがあれば作り直して貰おうと考えていたのに、いつの間にかLR共にバシッと耳に嵌っている。耳がカスタムの形状に矯正されているコトもあるかもしれないとは思いましたが、須山さんが言うには太るとそういうコトもあるとの話。確かに耳型を作った半年前より3キロ太った。。。これ以上太らないように気をつけなければ。逆に痩せるとガバガバになってしまうというコトなので、カスタムのイヤモニは体型維持の指標になるかもしれない。痩せている人は耳穴が大きく、太っている人は細くなりがちになるという話だった。

半年前に比べると、須山さんは更に忙しさを増しているとのコトで、納期は一ヶ月ちょい掛かるとのコト。須山さんと言えば日本製で納期も早いというのが魅力の一つだったが、新製品を立て続けに送り出しているので仕方がないか。

で、一応再度MH334の試聴もさせて貰いました。フジヤさんとかも含め、幾つかの試聴機を聴いたコトになりますが、今まで聴かせて貰ったのって試聴機毎にイヤピが違うんですよね。今日聴かせて貰ったのは黒でペラペラのシリコン製。なんだか低音が出ずにえらいシャカシャカしてました。この音じゃ買う気になれませんが、その点はカスタム化されれば払拭されるでしょう。たぶん。

2013/5/20 21:05  [871-3581]   

 koontzさん  

WINさん、こんばんは〜

334逝っちゃいましたか(笑)
私は、また335が常用イヤホンになっています。
その耳でパルテール聴いたら、全然物足りない、という印象でした。
中音の押し出しを敢えて抑えてフラット傾向にしている感ありありで。
多分、パルテールは2ドライバですね。
主張がなさ過ぎですね。

SE846は、もう一度335の耳で聴いてみたいと思います。
多分印象変わると思います。

ところで、私の耳は左耳穴奥が腫れやすいらしく、須山の耳型のままだと時間帯によっては左耳が痛くなってきてしまいます。
で、昨年左耳だけリフィットしたのですが、少し細めにしてもらい痛みは無くなったのですが、時間帯によって若干の緩み感が当初ありました。
それに対して、右耳は最初からバシっと決まっています。
太ったり、朝と夜で耳の穴のサイズが変わっているのは私も実感しています。
また、上記のように、耳型と今のアクリルの大きさが左右で微妙に違うものの、常用していると気にならないくらいぴたっとした装着感があります。

やはり、イヤモニに耳の方で合わせているんじゃないかと思いますよ。ホント(笑)
少なくともオーバーサイズは矯正できないものの、少し緩いサイズは耳がカバーするというか。(笑)

2013/5/23 21:16  [871-3582]   

koontzさん、こんばんわ!

ついに334にも突撃してきました(笑
やっぱり試聴一発目の衝撃が一番高かった334に行かずして、私的には先に進めないかなと。バランスケーブルも流用できますし。

で、パルテールはあのワイドレンジ、2Wayで出せますかねぇ。独自のローパスフィルタ入れているみたいですが、80Hzあたりで切っているような独特の重みと淀みの無さはあったと思います。もしそれくらい低いところで切っているとすると、ローミッドとハイのドライバも積んでるような気はするんですが(予想
ただ、天井が低く脳内にあまり音が上がって来ないので3Wayらしくも無いんですよねぇ。どちらかと言うとD型フルレンジ一発みたいな滑らかさもありましたし。音像も点で見える傾向が強かったです。その辺は2Wayっぽいんですよねぇ。まぁ、隠すくらいですから、スペックは大したコトないんでしょうね。須山さん的には、私みたいな予想を起てるマニアが居ればしてやったりなのかもしれません。私的にはギターの音に不満があったので買う気にはなれませんでしたが。。。

SE846のローパスフィルタは面白いですよねぇ。あのちっこいハウジングの中でグルグルと10pもフィルタ引き回して高域を減衰させていくという。ありゃあ試行錯誤の賜物なんでしょうねぇ。小さな会社じゃあんな複雑なフィルタ生まれないでしょう。私ももう一回聴いてみたいです。ビショビショじゃないイヤピで。

そうだ、話変わりますが、koontzさん、LEARのLCM-5ってイヤモニ突撃してみません?BARKSのレビュー見てみて頂けると(笑

2013/5/25 04:59  [871-3583]   

さて、MH334を注文してからまだ何の音沙汰もありませんが、気になっていた上流の整備を先に済ませました。

iPod classic+Algorithm Solo-dB、フルバランスの導入です。
オフ会でその音を聴かせて貰ってからずっと気になっており、導入すれば今より格上のサウンドが手に入るコトは明らかだったので。

これでiPod classic→Algorithm Solo-dB→The International→MH335DWをフルバランス伝送させる構成になったワケですが、やっぱポタ離れした高音質。

無色透明の淀み無い空間にポカッと浮かぶ音像。この感覚下では、音を聴くというより音像を聴くという感覚が強く、耳で聴くというよりは脳で聴くような感覚になっています。とにかくサウンドイメージが鮮明に眼前に顕れ、ゾクゾクする生々しさを帯びています。また、耳で聴くという感覚が薄れた為、耳障りだとか密閉BA特有の妙な圧迫感が感じられなくなったのが実に愉快。音量を上げても音の圧を感じない理想的な環境が出来てしまった。

ただ、これには8Nバランスケーブルと須山の000ケーブルの貢献度も高いと思っています。特に須山のケーブル000は、音が滑らかで脳内定位も感じにくくなり、高域方向の伸びが素晴らしく低域のピークも抑えられ非常に感じが良い。1万円以上するイヤホンケーブルは10本以上試しましたが、このケーブルだけは値段に違わぬ音を出してくれていると思います。

現状個人的な問題点としては、8KHz付近の少しザラついた質感が挙げられます。これは恐らく付属のminiUSBケーブルにありそう。同じく付属していたUSB→miniUSB変換コネクタで8NUSBケーブルを使ってみると、そのザラつきは無くなります。ただ、この変換コネクタは使い勝手が悪くポタでは使い物になりません。Solo-dB用のminiUSBケーブルは自作を試みましたが音が出ず。もしかしたらどこかショートさせているか抵抗入れてるのかもしれません。市販のminiUSBケーブルはまだ一つしか無いみたいで、これもSolo-dBが売れていない理由の一つかもしれませんね。市販品試してみるしかないかなぁ。

2013/6/5 03:13  [871-3584]   

散々嫌って来て、良いのは分かるが見て見ぬふりしてきた3段仕様ですが、実際1週間ほど持ち歩いてみるとやっぱしちと重い。片手で鷲掴みにして持ち運ぶのが私のスタイルですが、流石にこの3段を鷲掴みでは持て余す。それでもこの音なら我慢して持ち歩いてみようという気にさせてくれている。。。

それでALOのThe Internationalですが、電源入れて10分くらいは音が散漫で見通しも悪くよろしくない。けど10分くらい鳴らして暖まってくると、見通しが良く澄んで来るのと同時に音も締まって来る。いつまで経ってもこの現象が治まらないところをみると、結構でかいコンデンサでも積んでるのだろうか。暖気が必要なポタアンなんてマニアックすぎる。ポタだとこういうとこはうざったく感じてしまう。マーシャル等のギターアンプ(真空管アンプ)でも同じ様なところがあるが、多分暖気を知らない人は最初の10分試聴しただけで投げ出してしまうかもしれない。

そして、暖まったInternationalはなかなかの音を出す。同じくバランス仕様のSR-71BやIntruderに比べて、中域の厚みは劣るが高域の伸びとローエンドの低さは数あるポタアンの中でも群を抜くだろう。特にローエンド。これはその低さを再生できる鳴りモノを当てがってあげないと勿体ないくらいで、かなり低いところまで引き出してくれている。335DWだと50Hzくらいまでは楽勝で、40、30付近まで出してくる。

また、低域のピークもおいしいところにあり、100Hz以下の80付近だろうか。RSAだとそれが100付近。100と80では数字上20Hzの違いだが、聴感上では全然重みが違ってきてしまう。バスドラ、キックの重みが全然違う。好みで言えばInternationalの勝ち。反して、中域の厚みに欠けるInternationalではボーカルに力が宿らない。妙にスッキリしすぎてしまいギターの枯れ味の表現も物足りなく思う。その点はRSAが圧倒的に上手い。しかしながら抜けはInternationalのほうが良かったりする。ん〜、難しいが、今のところはバランスケーブルをオルトフォンの8Nにするコトによって僅かながら中域に厚みを持たせるコトができている。

この3段の音はAK100では出ないし、試聴したAK120でも出ていなかった。AK120なんかはiPodとSolo-dB足した金額より高いのに、音質的にはAK100の正に120%アップな感じ。分かりやすくザックリ言えば、iPod+Solo-dBの音質はAK100の200%アップくらいに思う。ある一線を超えてしまった、イメージに過ぎない音像の生々しさのレベルはケタが違っている。

2013/6/7 01:32  [871-3585]   

さて、この3段仕様、アンプをRSAのIntruderにするとどうだろうか。
やはりInternationalに慣れてしまうとローエンドと高域の伸びが物足りない。ほんのあと少しで良いから伸びて欲しい感が付きまとう。しかもこの100KHzピークが335DWとは合わない。キックが少し堅めに聞こえてしまい、録音によってはボコついてしまうのが気に掛かる。というワケで、その辺MH334ではどうなるか、期待したいところ。

しかしながら、IntruderにはInternationalには表現できない音を再生させる力も持っているから捨て置けない。その最たる表現力として、現時点で気付いている範囲だと2つある。

一つ目は、その空間表現。近くの音はInternationalよりも少し近く。遠くの音はInternationalよりもかなり遠く。その二者間の距離がIntruderは広く取れているというコトになる。Internationalは遠くの音、小さな音、残響を含んだ音もキッチリシャッキリと再生してしまうので近くに感じ易い。その点Intruderは小さな音は小さく、音像のスケールも相対的なスケールで遠近の判断がしやすい。その為、ライブ等生録モノの臨場感は凄まじい。

もう一つはその音色。中低域にシッカリした強いコシがあるので、ギターのディストーションサウンドが図太く聴ける。2ハムのレスポールがそれらしく聞こえるのが嬉しい。また、Internationalには無い枯れ味があり、ヴァイオリンの音なんかはその枯れた木の温もりの様な響きがよく伝わってくる。こういうとこ、Internationalではサラッとしすぎて伝わってこない。

個人的に追求すべきは命題のサウンドだが、InternationalもIntruderも一長一短で今のところ甲乙付けられない。MH334で聴けば、Intruderに軍配が上がるような気がしての突撃だったが、さてどうなるだろうか。

2013/6/8 01:26  [871-3586]   

MH334 黒ですが後ろから光をあてると透けて見えます

本日やっとMH334手に致しました。
15日に出来た連絡は貰っていたので、注文から完成まで25日といったところでしょうか。言われていた日程より早かったです。

早速聴いています。まずはAK100直で。
ファーストインプレッションとしては、MH335DWの時と違って最初から点傾向の強い纏まった音が出ています。やはり試聴機と違って高域は刺さり知らず。脳内定位感も全然薄い。浮いた感じも無い。そしてあっさりサラッとしていて軽やか。335の様な録音によって300〜800Hzあたりが喉に詰まるようなところは皆無。

高域の6〜8KHzあたりに僅かながらピークを感じるけど、これは新品故の雑味だろうか。今後このあたりどう変わるか。中域、ボーカル帯はスッキリとして鮮明。これが334の真骨頂だろうと思う。低域は軽やか。深いところも出ているがAK100直だとピークは120Hzくらいな感じ。締まりが在り弾力をも生んでいるのでベースラインが心地良く弾み見易くもある。335ではローエンドを伸ばし、ピークも80Hz付近まで低く落としているのが分かるが、ベースやキックが肥大しがちになってしまう為定位を見失うことがある。また、335では弾む様な感じは出ず比較的滑らか。

ふと思うのは334と335って、JH13と16の関係に似ている。サウンドキャラクターや空間表現は違うけどバランスがそっくり。334をやんちゃにして奥行きをグッと広げるとJH13になりそう。なコトもないかな。

とりあえず、鳴らし始めの334はかなり好印象。録音の鮮度はそのまま描き出すし、無味乾燥な空間や音の近さも求めているモノに近い。鮮明に飛び込んでくるボーカルやエレキギターの倍音の誇張の無さ、弾むベース、パンチがありよく転がるドラム。やっぱり試聴の段階でド肝抜かれた音は間違いなさそう。これからどう変わるか、バランス化してどうなるか、ある程度こなれてから試してみます。

余談ですが、先日ベンチャークラフトのTyphoonも買う気でじっくり試聴してきました。なるほど価格なりに解像度が高くバランスも良い感じ。空間表現も今のSolo-dBセットに比べ奥行き感といい優秀なところがあります。けど、最も重要視している鮮度感や音の厚みはSolo-dBのほうが一枚上手。コレが5万で買えるのか〜、と食指が動きましたが、なんだかんだで出番が減っていきそうなので思い留まるコトに。

2013/6/20 05:26  [871-3587]   

WINさん

334ゲットおめでとうございます。

結局私は、HDP-R10をゲット。

100GB近く集まったハイレゾ音源(2496、24192、DSD)中心に楽しんでいます。

16441のメタルは、やっぱりneutronZ1070中心ですが(笑)。


再来週には、K3003もゲットして、しばらく聴き込んでみます。

2013/6/20 07:19  [871-3588]   iモードからの書き込み   

キングさん、お久しぶりです(笑

334良いですよ。
キングさんにはK3003よりも好まれると思いますがいかがでしょう?(笑

それにしてもハイレゾ集められましたねぇ。
私はメガデスくらいしかお気に入りありませんが。。。

2013/6/22 04:26  [871-3589]   

右から1〜5番

MH334はAK100直で依然好印象。AK100の薄っぺらさが気になりますが、もう少し完全に落ち着いたと思えるまではこの軽装で鳴らし込んでみようと思います。どうやらAK100直ではMH335DWのほうが良さそうな気がしていますが。

ところで、iPodとSolo-dBを繋ぐminiUSBドックケーブル。ALOから市販品が一つだけ出ていますが、とりあえず購入してみました。で、付属のケーブルに比べれば全然マシ。低域の質感が増し、ザラつきが取れ、滑らかで全体的に締まった音になります。やっぱコレもどうしても自作品で補いたい。。。

市販品確保したし付属のケーブルは使えなくなってもいいか、というワケで、付属品はバラして結線がどうなっているか調べてみました。先日適当に作った時は音が出なかったので。で、見るとやっぱし4番と5番をショートさせているみたい。そこで、4番と5番の間にハンダをちょこんと乗せてショートさせたら、音出ました。やったね。コレでminiUSBドックケーブルも自作で遊べます。

ちなみに、付属のケーブルは両端とも端子にシールドが落とされており、なかなか凝った作りでした。そのワリには裸の市販品よりも散漫な音。デジタルケーブルにはシールドが必要とうるさい人もいるけれど、その前にやっぱ線材が重要みたいですね。けどまぁ、シールドしておくに越したコトもないので、ポタでどれだけ変化を感じるか、次回からはその辺も研究してみましょうかね。

2013/6/26 06:36  [871-3590]   

先ほど、何気にBARKSをチェックしたところ、AK100にアップデートが入ったとのコト。
なにやらAK120と同じUIを採用してきたというではないか。こりゃおいしい。おいしすぎる。
AK120は試聴して値段のワリにあの程度の音か、と見切ってはいたものの、UIに関してはレスポンスといいフォルダ等アクセスの早さといい、これだけで12万の価値があるかもしれないとさえ思っていた。いや、決してそんなコトはないが。

とにかく、あのUIは欲しいな〜と常々思っていたところにやってくれた。iriverさんの心意気には一ユーザーとして感謝したい。だって、コレでAK100でいいやって人も出てきてAK120が売れなくなるコトもあるだろう。iriverさんにはきっと良い人がいるんでしょうね。AK120の乱心ぶりに心が離れたが、コレでまた一気に支持したくなってきた。で、早速アプデ。

おお〜、自分のAK100がAK120みたいに。ちょっと感動。んん、シャッフルスキップしてもSD見失わない。動きもサクサク。アップル機に比べればまだ粗悪なところもあるが、良いところ結構出てきた。とりあえず、聴いてみよう。

ちょうど最近MH334の鳴らし込みで使っていたAK100。今日で9日目かな。もちろん直挿しで。最近は湿度の変化も目まぐるしいものがあり、毎日違った印象を与えてくれるMH334。未だ安定したと思うコトはできない。この深夜にぼ〜っと1時間くらい聴いているが、それにしても何だ、この違和感。なんか音が濃くなった。

FW1.33は見通しの悪さを感じ、未だ私は1.30で運用していた。飛んで2.01へ。このバージョンの音は先ず音が濃い。見通しが悪いとは思わないが、特に低域。100〜300Hzあたりだろうか。この辺の質感と量感に微妙な違和感が。熟れきっていないMH334といえど、まさかこんな変化は感じさせないだろうと思う。けどまぁ、こっちの方向なら受け入れられる。サラッとした薄味な質感が特徴だと思っていたAK100だが、低域に柔らかな重みが付き、濃い味の印象を持つ音が垣間見られるようになった。一時の戯れ言かもしれないが、まぁ、また明日からボチボチ聴いてみよう。

2013/6/28 04:25  [871-3591]   

やべぇ、FW2.01のAK100が超安定。音も濃くなり力感が増している。快適すぎて3段に戻れません。。。
一瞬、MH334の低音の鳴り方がいきなり変わったかと思ったけど、やっぱり変わったのはAK100みたい。

で、MH334はもう大分落ち着いたと言って良いかもしれない。
そして改めてMH335DWと比べると、335のほうがやっぱ低い音出てる。量感もある。そしてやっぱし曲によっては低音のうざったさが気になるコトがある。あと、BARKSのレヴューにも書いてあったけど、確かに2KHz付近にピーク感がある。その点、334ではピーク感が少なく滑らかで聴き易い。当初軽やかだと思っていた低域も、今では全然そんな印象は無い。必要十分でかなり低いところもちゃんと出ている。ベースのゴリッとした質感の表現は334のほうが好きです。

というか、全体的に334のほうが好みに合っていると実感。録音の鮮度を暴き、飛び込んでくるボーカル、誇張の無いギターサウンド、適度な弾力と柔らかさを持つ低域、スネアのパンチ力、どれを取っても334のほうが好み。完全に335の出番は減っていくかなぁ。こうなると売れないカスタムは痛い。

それと、今回の334ではシェルの色を黒にしてみたが、335のクリアと違い、ちょっと堅めの質感。耳に嵌めた時にそう思う。何と言うか、ホントに堅いのか、油の乗りが甘くなるのか、新しいせいか、とにかくクリアに比べて耳にカッチリ嵌る。そんなところも好印象。

一応、iPod Classic→SXC24USB→Solo-dB→International→FitEar cable 000(バランス改)→MH334も聴いてみました。Intruderでも聴いてみましたが、Internationalのほうがレンジ感、楽しさが上。特に低域の瞬発力とか重みはInternational。Intruderは奥に深い空間表現、濃くて耳当たりの良いバランス、散らない音像、アナログ楽器の音の響きの余韻・優しさがInternationalより上。これはもう使い分けるしか無さそう。やはりどちらも一長一短で捨てられない。

サウンドキャラクターはどちらも中庸だが、強いて言えばスッキリシャッキリクールなInternationalに対して、味わい深くウォームなIntruderと相対するところがあり、これもまた使い分になっちゃうかなぁ。オーディオはどちらかに偏っていたほうが面白いところもあるが、ホントはこの中間が欲しいところ。MH334はキャラが薄い分、アンプで遊べるのも良い。ALOから新しくRxMK3-B+というのが出ているがコレはどうだろうか。前作に比べ細かいところも変わっているようだから突撃してみるか。どうしようか。まだ音の情報が全然無いのが恐い。

2013/7/2 05:06  [871-3592]   

そう言えば、最近スマホをiPhone5からLGL21というアンドロイドの機種に変更してみました。
で、以前からキングさん一押しのNeutron Music Playerという再生アプリをダウンロード。一応、有料版で500円ちょっとするやつです。

キングさん以前に、Music to goのブログでその組み合わせが紹介されているのを拝読しておりましたが、WalkmanZとの相性が良いとのコトでした。で、それそのモノをひしやんさんに飲み会で聴かせて貰った時は、SR-71Bを挟んでバランス化したIQで聴いていました。その時はAK100に比べ、更に音が細く繊細で纏まった点傾向の音像を描いているとは思いましたが、どうにも全体的なデジタル臭さとその浅薄な雰囲気、空気感が気に入らず捨て置くコトに。

しかしながら、LGL21でのNMPではどうしたコトか。。。(今回は直挿し)
パッと聴くとやはり大したコトない。キングさん大げさすぎ。
と思ったが、設定を開いて色々弄っていると、神設定を発見(笑

Crossfeedの64ビットレンダリング。「Crossfeed」と「64-Bit Rendering」にチェック入れるだけ。
この機能はアンプやDAP等では珍しくもないが、要するにヘッドホンやイヤホン用の機能で、SPリスニングと同じ原理をDSPで再現してみようというモノ。

NMPのCrossfeed64ビットレンダリングはかなり面白い。
まず、とにかく聴き易くなる。脳内定位がかなり薄まると同時に、定位がすこぶる良くなる。
LRに音の塊として出来た壁の様な感覚が無くなり開放的に。また、付帯音の様な雑味が取り除かれるので綺麗な音像を描き定位が明確になる。上下左右に散らばった音像が纏まり点となるので、発音体はステージ上で横一列に並び出す。付帯ノイズが取り除かれた綺麗な音像。デジタル臭さと浅薄な印象は残るがスマホでここまで出来れば上等か。LGL21の1.5Ghzクアッドコアの成せる業かどうかは分からないが、アンプやDAC部にも拘りがあればもう少しアナログライクな滑らかな音色と自然な空気感が得られるのかもしれない。残念ながら3段仕様に比べるとその辺が天と地の差。

NMPではパラメトリックEQが装備されており、細かいところを局所的に補正できるのも面白い。ちなみにプロが使う卓に装備されているEQは全てパラメ。ボーカルやドラムの音はパラメで作り込んでいったりもするが、DAPでの鑑賞用途として使うには局所的に不要な帯域をカットしてあげられるのが良い。とにかくスマホにNMPは入れておいて損は無さそう。弄って自分好みの音を作りたい人なら必携かもしれない。

2013/7/3 02:23  [871-3593]   

WINさんおはようございます。

私の場合、
Z1070
HDP-R10
XperiaZ
XperiatabZ
ALLOWStab

にneutron music player入れているんですが、
それぞれデフォルトのプレーヤーアプリ(ALLOWStabにデフォルトのプレーヤーアプリはありませんが)との変化の仕方が異なります。


Z1070だと、音場が立体的になり、メリハリが出ます。解像度も上がった感じ。koontzアニキ、ひしやんさんの感想通りですね。

ところがXperiaZだと、デフォルトのWalkmanアプリに比べ、若干立体的にはなりますが、むしろかなりフラットになります。

tabも同様傾向ですが、アナログアンプ部分に余裕があるせいか、メリハリも出ます。

どうも、DAPやスマホのアナログアンプ部分によってだいぶ印象が異なります。

Z1070のS-MasterMXとの相性が一番良いみたいです。

ちなみに、HDP-R10だとデフォルトのHDプレーヤーアプリの出来が音質的に素晴らしいですので、あんまりneutron music playerの恩恵が感じ難いです。

アナログアンプ部分は、OPA627なのに、です。


やはり、偶発的にS-MasterMXとの相乗効果が起きてるみたいですよね。

2013/7/3 07:10  [871-3594]   iモードからの書き込み   

WINさん


ちなみに、何回か何人か、で試していますが、


16441の音源で三万円クラスのイヤホンまたは、Z1000だと


今回のアップデート前のAK100よりneutronZ1070の方が高音質に感じるとのことです。
ご存じの通り、今回のアップデート前のAK100は、koontzアニキ曰く薄っぺらい、ですので、neutronZ1070のメリハリある立体的な鳴り方が、高音質に感じる要因だと思います。これは私も実感しています。(それでAK100にポタアンとかやってましたが諦めました。)


HDP-R10とneutronZ1070で三万円クラスのイヤホンやZ1000だと、ちょっとHDP-R10の方がクリアかな、位な差に感じるとのことです。
これは、私は、あんまり試して無いんです。というのは、今週末にK3003が来ますので、そしたらちゃんと聴いてみようと思っているからです。


いずれにせよ、neutronZ1070を是非とも、直挿しで聴いてみてください。

2013/7/3 07:30  [871-3595]   iモードからの書き込み   

キングさんこんばんわ

いや〜、私が気に入らないのはデジタル臭さなのでNMPは多分何やってもダメです。。。
まだAK100のほうがアナログちっくな音出しています。どちらもレベルの低い話ですが。。。
Solo-dBも勿論デジタル臭いんですが、アナログちっくな度合いがケタ違いに良いんですよねぇ。
デジタル臭いというのも余りに抽象的ですが、何と言うか、音の薄さ、力の無さ、シャープで鋭いところが強調されるばかりで実の詰まっていないギザギザの果実というか、スカスカで浅薄な印象は払拭できないと思います。WalkmanZもSR-71Bを通してすらその印象ですから、直挿しだと尚更粗が浮き彫りになってしまうコトかと。ここで私の求める音はきっと望めそうにありません。

ただ、64ビットレンダリングのCrossfeedは録音にも依りますが、凄い機能だなぁと。手持ちのDAP全部電池が切れてしまったりしたらスマホに入れてると重宝しそうな感じです。

2013/7/4 03:46  [871-3596]   

ところで、今更ですがIE800もゲット。
まだ数日しか経っていませんがボチボチ聴いています。AK100で聴くと偉くシャリつく感じ。高域のピークが結構高いところにあって、8〜12KHz付近だろうか、かなり鮮烈な印象。3段システムだとシャリつかず深い低域から抜ける高域が楽しめます。IE800の良さはやっぱり乾き切った音。ギターのディストーションの掛かり具合なんかが絶妙で、なかなか抜けの良いサウンドを聴かせてくれています。

IE800で聴くと、AK100のデジタル臭さもかなり強調されてしまい残念な感じ。Solo-dBとInternationalの組み合わせでは、高域が散らずに抑え込まれボーカル帯も鮮烈に飛び込んでくる。特に低域の制動が良く、量感は増えるどころかモアッと来る雑な感じが抑えられ引き締まりパンチが出て来る。とにかく、ここまでの抜けの良さはMH334では出ない。ギターやスネアなんかはIE800のほうが気持ち良くスコーンと抜ける。

ただ、歩きながら聴いている時は、MH334の様なカスタムに比べると、タッチノイズやらイヤピノイズやらが結構騒々しい。改めてカスタムがポタ向きであるコトを実感。IE800も直挿しで使いたいイヤホンだと思ったが、3段システムだとかなり化けるので意外と難しそう。

2013/7/4 04:26  [871-3597]   

IE800その後。
やっぱり音像のスケール感がK3003やIQ同様全然物足りない。。。
IE800もこじんまりと纏まった音像を描き、音質も値段なりに質の高いところも魅せてくれるが、トルクが細く非力な印象が物足りなく感じる時があり、AK100直だとドンシャリ調になってしまうところにも萎えてしまった。3段ではそれなりに質が高くなるものの、そこまでするイヤホンでもないし。直で気軽に楽しむ為に購入してみましたが、どうにも失敗感しか残らない。

命題のサウンドを実現するには、スケール感にも拘るところがあります。ポタなイヤホンだからといって、目の前にちょこんと現れる小宇宙に甘んじるコトはできません。もっと眼前一杯に広がり鮮度の高い新鮮な音を目一杯浴びたい。そんな欲求が常に付きまとっています。その理由としてはやはりPA屋だった頃に浴びていた音。ホールの中央後段に卓を構えながらも、どデカイ音で鮮烈に鮮明に飛び込んで来るボーカル。ギター。上手いバンドと上手いオペレーションありきですが、正に血の煮えたぎるサウンド。そんな血の煮えたぎるサウンドを幾度も経験してしまうと、もはや麻薬のように思いが尽きない。いい歳こいて、パワーダウンは否めませんが、思い出すとどうにも血が滾ってしまいます。

となるとやっぱり近いのはMH334。これは良いです。かなり。
先述しているフルバランスの3段仕様ですが、Solo-dBにIntruderがかなりヤバイ。解像度や深みのある低域、艶のある弦の響きみたいなモノはInternationalの表現に分がありますが、静かでカチッとしていながら、どこか柔らかみがあり、リアリティのある空気感の再現性なんかはIntruderのほうが求めるモノに近い。柔らかみと言ってもなまくらな甘ったるいモノではなくて、絶妙なラインで騒々しいところを削っているチューニングに依る柔らかみ。Internationalではボリュームを上げると途端に騒々しいところも出て来るが、Intruderではそういうところが無いので信頼も厚くなってしまう。どことなくアナログっぽさが漂っている点が良い。このアナログっぽい味も命題のサウンドには含まれる。

鮮烈に飛び込んで来るボーカルなんて言うとちょっと語弊があったかもしれませんが、ハイのキツさで飛び込んで来るのではなくて、雑味の無い音の塊が飛び込んで来るのをイメージしての話。

フルバランスでのMH334は雑味の無い綺麗な音を奏でてくれています。また、そのステージのスケールにも特に文句の付けるところが無く、眼前一杯に広がる適度なスケール感。目の前に来る近さも鮮度を味わうには丁度良い近さ。MH335DWにも同じようなところはあるが、低域のスケールが若干大ぶりで違和感を感じてしまう。というか、私の335はハズレかもしれない。334が当たりなのか。

2013/7/12 04:00  [871-3598]   

さて、IE800は新しいうちに売っぱらいました。
試聴程度でちょい聴きしている時はイイ感じだったけれど、実際購入して数日使ってみると、どうしてもその音の細さ綺麗さが気になってしまい満足レベルに達しませんでした。HD25にも見受けられる、ゼンハイザー特有の高域の乾き具合は良かったが、時にギターの倍音が強調されピーキーな感じが出てしまうところが最終的にはNG。やっぱりIE800のあの小さなドライバでは何かしら限界点が低い気がする。

というワケで、今度はALOの新型、RxMk3-B+をポチッとな。
この+は充電時間のプラスらしいが、内部も幾らか弄られているとのコトで前作とは何かが違っているのを期待。前作RxMK3-Bの出音は335DWで2回しか試聴したコトないんですが、とにかく低域がモヤっとしており、見通しの悪い圧迫感を感じたのを覚えている。今はMH334もあるので少しはマシだろう。それと、International以降の初ポタアンというところにも期待。Internationalのような音を作るALOなら、ポタアン専用機にもその彩りを添えてくるのではないだろうか。

InternationalはUSBDAC付きでAK100にサイズを合わせてきているので、要らないモノが付いているストレスと、Solo-dBと重ねた時の不格好さにストレスを感じてしまう。この点、RxMK3-B+なら質量は増えるかもしれないが大方今よりマシだろう。何の工夫も無い3段仕様になってしまうけど出音はどうなるかな〜。

2013/7/15 02:50  [871-3599]   

WINさんは、SE846に逝かないんですか?

感想楽しみです!!

2013/8/6 13:11  [871-3600]   iモードからの書き込み   

どもども、ご無沙汰してます。くず鉄です。
WINNIMさん、追い求めてますね。素敵です。

キングさんもどもども。SE846逝きましたよ。現状のユニバーサルのBA型では最高峰の音ですよ〜。
音場のサイズはちょっと小さいのですが、濁りなくピュアな音場と、これまでにないフラット感、BA型的な篭り感が薄く、聞いてて楽しくて仕方ないです。

さて、WINNIMさん、hm-901は試されましたか?
私が聴く限り、現状のポタ機単体では他の追随を許さぬ音です。
音場のスケール間も901を聞いた後だとAK120などが文字通り「目の前の貧弱な小宇宙」になります。

UIはまあまあなのですが、ギャップレス再生の不具合なのか曲送り・戻しできっちりファイルの先頭から演奏されなかったり、夏は持ち出すのが気の引けるほどの発熱になるなどの欠点もありますが3段に匹敵する音が1台でまかなえるのはかなり快適ですよ〜。

ではでは。

2013/8/16 13:27  [871-3601]   

くず鉄さん

お久しぶりです。

今回、アニキのSE846+SR2(ちょっと前にノーマルSE846も)とアキヨドで、FitEar TO GO !334-000聴いて両方欲しくなりました(笑)。

暮れに車検があって、どちらかになりそうですので、
あ〜悩む悩む(笑)。

ちなみに、SE846はSR2が良かった(私が8NとRSCB 0.2Sq持っていって試させてもらいました)んですが、8Nの感じから、

PCOCC-Aと8Nのハイブリッドが良さそうかも、と思いました。

PCOCC-Aと8Nのハイブリッドは、

Z1000用のミニミニ

5pro用(ユニバーサルですよカスタムじゃないです(笑))のを使ってまして

傾向は分かっていますので。

2013/8/17 13:01  [871-3602]   iモードからの書き込み   

とりあえずの終着セット iPod→Solo-dB→RxMK3-B+→MH334

くず鉄さん、キングさん、お久しぶりです(笑

さて、現状個人的な満足感に満たされてしまい、すっかりポタ熱が下がってしまいました。というのも、ALOのRxMk3-B+、発注より2日後に到着しており、かれこれ1ヶ月は聴いているんですが、もう、コレで良いでしょう。という感じに。
おそらく、現環境以上に私を満足させてくれるモノは、現市場には無さそうです。今後どうなるかは分かりませんが。

一応、今回のRxMK3-B+と現環境のサウンドについて述べたいと思います。

まず、前作RxMk3-Bと比べ、スイッチノイズは抑えられていました。前作では、ボリュームを絞っていても結構ビックリするくらいにブチッという大きな音で心臓にもイヤホンにも悪い印象でしたが、今作はプチッと軽く鳴る程度で特に問題視するほどでも無くなりました。

また、前作ではイヤホンによってはホワイトノイズも結構乗せて来ましたが、今作ではInternationalと同等かそれ以下でまずまず安心です。それでもスイッチオン後10秒くらいはノイズ乗りますが。

そしてそのサウンドとは。
これぞフルバランスとでも言うのでしょうか、MH334では今までに感じたコトの無い引き締まり方を見せています。低音はボヤけずにベースラインがシッカリ見えます。ベースの音像って、結構広がりがちになってしまうモノですが、上下左右がカッチリと抑え込まれ、玉となってぶっ飛んで来ます。Internationalのほうが深いところまで出ていますが、質で言えば中低域にシッカリとしたコシのあるRxMk3-B+のほうが遙かに宜しい。中域のボーカル帯もこれぞ球体音像というのを見せつけてくれます。LRに振られたシンバルさえも散らずに定位良く他の像に埋もれず主張しすぎずで、かなりの分離の良さが感じ取れます。もう何もかもが次元の違う世界ですが、思い描いていた世界でもあります。

あくまでイメージの世界ですが、音像が玉となって顕在し点在する、銀河系を横から見たようなイメージ。恒星をボーカルとするなら惑星に当たるのはその他の楽器。とは言え、奥行き感は余りありません。

前から思っていましたが、音像にも質量保存の法則みたいなモノがあって、上下左右に広がってしまえば薄く散った音像を描き、上下を潰せば奥行きが生まれ、上下左右を潰せば玉の様な音像を描く。ハイエンドと呼ばれる機器を聴くに従いその傾向を強く感じます。

但し、これはあくまでオーディオの音であり、生音から玉の音像なんてのは感じたコトがありません。考えればそれもそのはずで、ボーカルや楽器の生音というのは必然的に一箇所から発せられるモノで、それを左右二つの耳で感じ取っています。対してオーディオの音とは、モノラルは別として、大概ステレオ、LR2ch以上、二箇所以上から発せられLR交わった音を聴くコトになります。一箇所から発せられる音と二箇所から発せられる音では像を紡ぐ能力に雲泥の差が生じます。そして、その二箇所以上から発せられる音が紡ぐ像の整形技術にも、各メーカー財を投じ四苦八苦してくれているんではないでしょうか。

何はともあれ、そのような私の思惑、期待に見事応えてくれ、命題のサウンド、眠気の吹っ飛ぶゴキゲンバンドサウンドが現環境で再現されてしまいました。RxMK3-B+は希に見る大当たり。

まだ書き足りないコトがあるんですが、それはまた今度。。。

2013/8/17 18:00  [871-3603]   

また今度と言いながら2年以上が経ちました。。。
表の掲示板に久々に書き込んだのでこちらも事後報告しておきます。

あれからというもの、ホント満足してしまって他のモノを聴いても満足できず、結局聴かなくなったモノは全て売り払っています。
MH334はホント飽きませんです。

実は最近になってJH13Proを買いに行こうかなと調べていたのですが、Laylaというモデルがあることを知り思いとどまることに。。。
Laylaめっちゃたけぇ。。。35万ですと!?
最近はDAPもそれ相当にめちゃ高いの出回っていますが、めちゃ気になります。

DAPとLaylaと揃えてたら70万くらいしちゃうのか。ローン組むかな〜。どうしようかな〜
また2年後くらいに事後報告するかもしれません(笑

2016/2/20 17:37  [871-3604]   

ご無沙汰です久しぶりの投稿です。ポタ熱は冷めていますがまだ生きてます。
FitEar MH334をアップグレードしてStudio Reference化したモノが今日届いたので試聴しながらつらつらと書き込みたいと思います。

まず、先月5月の20日に須山公式HPから申し込み、翌日の21日に送付してくれとのメールが届く。22日に銀座の須山さんに送付し本日6月5日に到着。
3,4週間かかるとの触れ込みでしたが申し込みから16日後には手元に届いた計算。暇な時期だったのかな?

配送時の梱包について、凄く丁寧でさすが日本の企業だなと感心するほど。請求書も折り目正しくピシッと緩衝材の上に乗せてありそこにも顧客に対する姿勢が伺える。いやなんかありがたい。須山すこ。請求額は27,500円也。

で、早速試聴。試聴曲はHR/HM及びPOPSです。DAPはAstell&KernのSR15。今となっては時代遅れのDAPかもしれませんが購入当時はなんとかバランス接続の良さが感じられるなと思い購入。当時、同時に試聴したSP2000だったかな?30万くらいするやつ。あれはヤバかった。確かAstell&Kernは韓国メーカーだったと記憶しているが、韓国人恐るべしと思ったね。30万DAPの生み出す音場感。ホールの真ん中に卓を構え聞いているような。艶めいた音色で銀河を横から見たような小さな粒の音像が散りばめられた感じ。MH334でそこまで感じられるのだからJH13とかだったらもっとヤベェんだろうなと思ったのを今でも覚えている。ただ、遠くで見ている感覚と艶めいた音色はハードロックを聴くには物足りない。SR15くらいの音の近さのほうが迫力があって良い。安いし。ホールの真ん中で聞くより、ステージ上で聞くほうが楽しい!という理屈かな。というワケで30万DAPを購入するには至らなかった。いあ、金があれば買っていたけども!

話が大分逸れたが元に戻そう。SR15でもバランス(2.5mm)とアンバランス(3.5mm)の違いは出てる。敢えて分かりやすく視力に例えて言ってみよう。1.0の視力の人がバランス接続だとメガネをして1.2に視力が上がった感じくらいはある。ちなみに30万DAPだと視力3.0くらいになる。遠くのモノでもカッチリ見える感じ。音で言えば全体的に引き締まる。特に低域が締まるので聞きやすくなる。DAP一発でバランス回路が確立しているのが主流となった現在、昔は3段とかして大変だったのに。。やっぱりこんな時代が来たね。予想はしてたよ(笑
まだ話が元に戻っていないがもうちょっと聞き込みたいので次の投稿でMH334スタジオリファレンスのレビューをしたい。

2022/6/5 17:29  [871-3605]   

振り返るとあれからもう9年か。。
MH334ばっかり聞いて9年が経つ。長持ちするなぁ。MH335も健在だが全然聞いてない(笑

MH334をスタジオリファレンス化できるのを知ったのは2年くらい前かな?知らんけど
めんどくさいのもあったが、何より聞けなくなる時間が長くなるのが嫌だったのかも。
スタジオリファレンス化のレビューを求めネットを徘徊したがどいつもこいつも公式HPの謳い文句通りのことしか書いてない!特にeイヤとか。もっと詳細に具体的なレビューしろよプロだろ?と腹立たしい気持ちを抱きながら何とか重い腰をあげアップグレードに突。そして今アンバランスから聞いている。

鳴らし始めから全然別モノになってしまったのを感じた。まずシンバルがシャラシャラとうるさい。そして全体的に軽い。低域が出ず全体的に高域寄りにシフトしてしまった感じ。見通しも悪くとにかくうるさい。と思ったが、2時間くらい聞いてるとシャラつきが収まり低域が出てきたなと感じた瞬間があった。見通しも良くなってきた。ネットワーク交換したから最初はこんなもんかと納得。実は想定内。

昔チャンデバで3Wayを区切りまくってきた経験からネットワーク交換の難しさを知っていたが、今回のアップグレードにより従来のMH334、4つのBAドライバの帯域の区切り方を変えたと理解している。3Wayだから実際は2つの帯域がクロスオーバーしている箇所を変えたのだろう。実に9年間MH334を聞いてきて中低域の解像が悪いと思ったことは無かったが、なるほどスッキリして分離が良くなっている。メーカーの言う通りであった(笑
これはどこだろう?500〜800Hzあたりかな?帯域の被りを抑えた感じ出てる。悪く言うと音の厚みが減衰して全体的な印象を軽くする感じもあるがどちらかと言えば良いほうに傾いていると言えるだろう。軽やかで軽快になった。

続いてバランスで聞いてみる。
やはりアンバランスに比べ音が締まるので聞きやすくなった。普段はバランスでしか聞かない。
あぁ。いいね。軽やかでスッキリして聞きやすくなったわ(笑

高域が伸びたと言われているが、良質なコンデンサにでも変えたのだろうか。シンバルの鳴りが少し自然になった。ハイハットのオープン時の振動とか前より伝わってくる。強くアタックしたギターの弦の震えもわかりやすくなってるね。スネアのリヴァーブも感じ易い。
特筆すべき点があるとすればやはりボーカルと左右に広がるギターの分離感かな。もっと良いDAPに変えれば如実な変化として現れるかもしれない。中低域がスッキリしたことによって見通し良くクリアになったこと。コレが今回のアップグレードの本懐であろう。音質自体に変化は見られず従来通り癖の無いモニターサウンド。ただ、モノによっては高域がうるさく感じることもある。これは録音によるところが大きく良録音はより気持ちよく聞けるが質の悪い録音だとうるさく感じる傾向がある。この辺は従来MH334のほうが良かったかもしれない。逆に言えば従来MH334のほうがしっとり落ち着いた印象があった。これは好みだな。

総括するとMH334スタジオリファレンス化によって得られる効果は中低域がスッキリして見通しが良くなり軽やかに奏でる傾向が出るというコト。低域の沈み込みとかは以前と変化は無いかな。個人的には大満足とは言わないまでも満足したレベルではあった。これからもロックを楽しく聞けそうです。

もしかしたら全然使ってないMH335はSR化したら化けるかも。MH335の帯域被りはしつこいからなー
ではまたいつか(^^)/

2022/6/5 19:35  [871-3606]   

失礼。前回の書き込みはあくまでMH334SR化初日の感想です。
あれからのべ100時間は聴いているので今から全く違った感想を書き込みます。

私を含め様々なレビューにある高域寄りとかハイがキツイとかいった印象はあくまで鳴らし始めて30時間以内の感想であると断言したい。
30時間を超えてくると耳に突く音は皆無になります。私自身高域がうるさいという感想を残していましたが、今ではどんな録音でもうるさく感じることは無くなりました。こんなに変わるなら須山は公式にアナウンスすべきだと思わせるほど。

出音が変化する過程でギターのディストーションサウンドもやたらデジタル臭く倍音の乗り方が雑だったり、シンバルがジャカジャカ耳を突くこともあり、これはAstell&Kernの音と相まって氷に塩を撒いたようなやりすぎた音だと感じ失敗したなぁと思うこともありました。もっと中低域に深みがあって高域の鳴りが落ち着いているSONYのDAPに乗り換えようかとも思いました。

しかしながら今では全くもって大満足!
今の出音はパリッとメリハリがあり、音像の粒もひとまわり小さくなり解像感も良くなっています。軽やかとか軽快な印象もなくなり低域も十分腰のある強い低域を出しています。強いと言っても喉をつまらせるような低域のこもりは皆無で限り無くのどごしの良い低域を出しています。また、これが鮮度の高い音を届けようとするスタジオリファレンスの音であるなと納得しました。

もっと具体的なコトも書き残したい。今は亡きヴァンヘイレンのギターサウンドを奏でる5150というギターアンプがあるのですが、このアンプの奏でる音は倍音豊かで艶も豊かで重厚なディストーションサウンドを響かせます。その音をフィードバック(音を伸ばして故意に倍音を共鳴させるギターテクニック、つまりハウリング)させる時に生音からは僅かにニュィ〜〜ンという独特なうねり音が聞こえるのですが、この音がアルバムの録音からも垣間見えた時に鳥肌が立ちました。私には昔5150を所有している友人がおり、私もギタリストだった為よく弾かせてもらいこのニュィーン音について時折語り合ったものです。あの時の記憶が蘇ったのはMH334をSR化したことによるものに他なりません。この音が見えるようになったのは単に解像度が上がったというだけでは物足りなく、音場の空気が澄んで見通しが良くなったことにも起因するのだと思います。

思えば前回の投稿時の音はスタジオリファレンスの意味を考えさせられることもないほど酷いものでした。軽いとかハイがキツイとかいう印象はハウリングや停電と同様音の世界では絶対あってはならないというのが定説です。爆音で聴かせても客にハイがキツイと思わせたらエンジニアの力量不足です。そんなコトが私の頭に刷り込まれている以上、前回の投稿時私にはスタジオリファレンスの意味など考えさせませんでした。

けど今ではこれぞスタジオリファレンスに相応しいと思わせる音を出しています。
もう一度言いますが、MH3344SRはノーマルよりパリッとメリハリがあり鮮度の高い音を提供してくれます。

長年ノーマルMH334を聴いてきた人にも是非聴いてもらいたくなる音になったので敢えて追加の投稿をしてみました。
個人的にはMH335もSR化する予定です。化けるんだろうなぁ

2022/6/22 13:45  [871-3607]   

SR25MKUとSR15

MH334のSR化をして地味にポタ熱が再燃してしまった。
MH334SRの音が理想的すぎてDAPの力量不足を痛感。新しいDAPを模索し始めました。

一度eイヤかフジヤさんあたりに試聴しにいけば話は早いのだが、2年ほど前にCOPDを患ってしまい医者から風邪引いただけでも苦しむよー死ぬ人もいるよーと言われているので極力人の多いところは行きたくない。最近またコロナ罹患者増えてるし。つかコロナいい加減にしてくれよなー

話が逸れたがそういうワケで試聴はせずいくつかレビューを参考にしただけでそれまで使っていたSR15の後継SR25MKUを中古で買ってみた。DACが変わってないおかげで音質は似てるが空間表現や帯域バランスは変化していた。これについてはeイヤのレビューに書き込んできたが、簡単に言えばSR15より空間は狭く中低域の力は増すが像は肥大化しその肥大化した像同士が被りあって見通しは悪くなっている、といったところ。

とにかく立体的な表現は乏しく、あらゆる音を手前に引き込み聴きやすくしたいという意図は読み取れた。「声DAP」と言われているようだが、声だけじゃなく左右に振られた楽器も引き寄せるので立体感を著しく損なっている。

とはいえ、中古で7万くらいだしAKサウンドを楽しむには十分。今時あのサイズで4.4mmが使えてあの音なら人気はあるだろう。だが新品価格10万は高い。コストに見合った価格ではない。実はeイヤレビューに価格についても書き込んだのだが認証されなかったのでその部分は削って投稿しなおしたら認証された(ーー;)

昨今の円安事情を鑑みれば仕方のないことかもしれないが、ひと昔前の価格は調べれば分かるし、余程の情弱じゃなければ考えもなしに買う人はいないだろう。
携帯性が良くAKサウンドが楽しめるのは本当に良いが、空間表現が乏しすぎてつまらないのでSR25MKUは早々に売っぱらうことにした。2万くらい損したが高いレンタル代だと思って諦める。ついでにSR15も売ってまた模索しよう。

自己満足し放題のココで写真を上げて供養することにする(^。^)y-.。o○

2022/8/20 15:31  [871-3608]   

NW-WM1AM2にNOBUNAGA Labs SEN Fitear 007B4.4(OFC)

というコトでSONY NW-WM1AM2を買っちゃってたりする(^。^)y-.。o○

コイツを購入した経緯について語りたい。

まず、SONYがバランス駆動搭載DAPを発表した時のことを覚えているだろうか。
6,7年前になるはずだが、当時の開発者インタビューで開発者曰く、「巷で盛り上がっているバランス駆動について試してみると確かに音が良い、だから開発してみようと思った」みたいなコトを言っていたのを私は覚えている。この「巷」というのは正しく我々のコトだと私は勝手に思った。だって、当時フルバランス構成を組んでポタ環境を整えるには海外から輸入した機器しかなかったし、それを最速で試していたのは我々だったはずだから。もちろん他にも試している人はいただろうが、表に出て来ている情報は当時死ぬほど探したが多くは無かった。私も一翼を担ったはずだ(^^)v

DAP→DAC→AMPの3段構成でフルバランス接続したポータブルオーディオを日本最速クラスで試していたはずの私からすれば、当時、やっとSONY動いてくれたかと内心「遅ぇよ」と思いながらも嬉しかったのを覚えている。というのも、3段構成でフルバランスを組んでも、やはり接続箇所が増えるし、回路の経路も長くなる為S/Nが悪くなっているのは感じていた。 回路の短絡化とノイズ対策を一貫して行える体力のあるデカい企業、正にSONYあたりが実現してくれればもっと良くなるはずだと思っていた。

発表当時ポタ熱は冷めていたので情報を得るだけに終わっていたが、いち早くバランス駆動を取り入れたのはAKだったようにも思う。AKは韓国企業のわりに日本人の意見も真摯に受け入れる珍しい企業だなと敬意を抱いたことも覚えている。日本に学ぶ韓国企業は成長するね。サムスン然り。

そんなこんなでポタ熱のない私はほぼスルーしていたワケだが、ここに来てポタ熱が再燃した私にとってSONYのバランスを聴いてみたい!と思わないワケもない。
SONYに至る前にも色々レビュー等漁ってみたがAKのKANN MAXにも興味が湧いていた。試聴に行ければ話は早いが前述のような理由で行く気にはならない。最近は中華メーカーも幅を利かせているがYOUTUBE等のレビューを見ると作りがお粗末。音質特化で空間表現には興味のなさそうなレビュアーばかりであてにならない。こんな時、昔ならどらさんに伺いを立てたものだが今となっては伺いの立てようもなさそう。お願い出て来てどらさん(*'▽')

そんなコトで幾日か模索している中、SonyストアからDMが来た。ソニーストアは新製品でもたまにどこよりも安く買えることがあるから登録している。メールの内容を確認すると結構割引で買えるコトが判明。NW-WM1AM2が138,000円だ。えっやすっ。ポチっ。買っちゃうよね(^。^)y-.。o○

ついでにSR25MKUで使っていたFitearの4.4だけでは寂しいのでNOBUNAGAの4.4も買ってみた。

2022/8/20 17:52  [871-3609]   

実はSONYストアにNW-WM1AM2のレビューを上げてしまった。まだエージングも済んでないのに。
これじゃガジェット系ユーチューバーと一緒だわ(*_*;

というのも、このNW-WM1AM2、低域の暴れ方が凄い。こんなの初めて。
鳴らし始めは中低域オバケで聴けたもんじゃない。

ガジェット系ユーチューバーは開封後すぐ聴いて感想を述べるって流れでやってるけど、あの人達の感想ってメーカーの謳い文句そのままだよね。ガチだなと思う人の感想は大体的外れ。同じネットの世界でレビューを上げる者として個人名は挙げないけどココみたいな場末の掲示板だから言いたいコト言っちゃうぜ(^。^)y-.。o○

そもそもレビューってのは知ってる人が聞けば「あぁあの機種のことだな」と特定できるくらいの個性を言い表さないと価値は無い。価値のあるレビューは使用者をも納得させるものじゃないとね。読み手はレビューを見て購入検討するワケだから。

よく話が逸れるが、NW-WM1AM2の鳴らし始めは中低域オバケ。全ての個体がそうなのかは分からないが、これを聴いて中低域の押し出しが凄いとか言ってる人の多いコト。けどホントかも?

というのも、冒頭で述べた通り低域の暴れ方が凄い。SONYが公式に200時間のエージングが必要とアナウンスしているのも分かる。どういうコトかというと、私の場合、とりあえず20時間のエージングで中低域の暴れが収まりスッキリクリアで見通し良く広い音場が伺えたんです。定位も目を見張るほどの確かさでブレ知らず。聴く限りF特はフラットで強いて言えば80Hz以下のスーパーローがよく再生できているなと感心したくらい。全体的にはウォークマンらしいシルキーで落ち着いた鳴り。コレをエージング終了と捉えSONYストアサイトにレビューを上げてしまった。。。

いや、エージング全然終わってなかたよ(*´Д`)
今もAM2を聴きながら書き込んでいるが現状エージング80時間強。この間に中低域オバケが出てくること数十回。聴いてる最中で、おいおいどこまで低域盛り上がるん?てくらいの勢いでオバケが出てくる。一度出てくると電源切ってしばらく放っておくまで収まらない。収まる時もあるし収まらない時もある。どちらかと言えばオバケ状態の時間のほうが長い。いあ、圧倒的に長いか。

この低域オバケが出てくるキッカケみたいなのがあって、大体低域強めのキックがドコドコ鳴る楽曲を聴いてる時。それを契機にどんどん低域が盛り上がってくる。この状態だとボリューム絞っても上げても低域だけは量感が変わらず、中高域だけが上げ下げされるという不思議な状態に陥る。壊れてんのか?と思うよね。

コレってどっちがホントの音なの?と分からなくなってきた。オバケがいるうちは見通し悪く空間も狭くなるので明らかにこちらがコンデンサの暴れによるものだと思うが、もしコレがホントの音ならヤバイね。売り飛ばしてKANN MAXに行くわ('ω')ノ

ちなみにオバケのいない状態なら逆にヤバイくらいのサウンドステージと生々しい音を聴かせてくれます。詳細はSONYストアサイトに書き込みました。個人的に、音場の素晴らしさで言えばAKのSP2000がトップにいますが、価格を考えるとNW-WM1AM2はヤバイ。

NW-WM1AM2のエージング途中の音については情報がほとんど見当たらない。結構みんな分からないとか言ってるが、ホントかよ?って思う。この中低域オバケは200時間で出てこなくなるのか、早く判断して次に行きたいところだが実はこの個体、ガチの不具合を抱えててSONYサポートに連絡したところ交換してくれるとのコト。画面OFF時からの復帰時ブラックアウトすることがあるんですよねぇ。そのまま固まったり、しばらくして復帰したり。オバケがでてくる以外直接音質に関わるコトは無いんでこのままでも良いかと思ったけど急いでるときにブラックアウトするとイラッとするんで交換してもらうコトにしました。

FitearのMH335DWのSR化も注文してるんでまた落ち着いたら書き込みに来ます。

2022/8/20 19:32  [871-3610]   

200時間ぶん回し

不具合を抱えたNW-WM1AM2は新品交換してもらうコトになり、ソニーから在庫の準備ができたとの連絡が入ったので送ってもらった。その前に何とか不具合を抱えたまま200時間回してみた。

エージング中の音の変化としては下記の様。
200時間ずっと聴いていたワケでは無いので感覚的な割合で示す。

0〜100時間 7割くらいが低音オバケ状態
100〜150時間 2割くらいが低音オバケ
150時間を超えると低音オバケはほぼ現れなくなる変わりに高域の粗が目立つコトが幾らか発生

この様な変化を感じるコトができた。

そして今日届いた新たな交換品を0から聴いている。

「!?」

なぜか200時間のエージングを終えた不具合品より音が良い(*'▽')
新品交換してもらいゼロエージングのはずだが、不具合品で聴く気を失うほど酷かった低音オバケが全然出てこない。。。
それどころかとにかくS/Nの良さがハンパ無い。空間の透明度が今まで試したポタの中で一番澄み切っている。
リヴァーブの効きもハンパ無い。どの楽曲も今まで聴いたコトのないくらいの残響音を響かせている。またその広がり方もエグい。どこまでも広がっていくような。消え際も綺麗。残響音は頭蓋骨を飛び越え同心円状に広がっていく。いや、下への広がりは感じにくいか。しかしなんだコレ。こんなの初めて。

残響音が頭蓋骨を飛び越えて広がっていく感覚。コレはヤバイでしょ。気持ち良すぎるって(*´ω`)

イヤモニは例によってMH334SR。ケーブルはおそらく銀絡みのFitear35,000円くらいのヤツ。

高域は銀色の艶を纏ったかのように鈍くて乾いた光を放っている。録音によってはシンバルの音が満天の星のように細かい粒となっておでこ付近に散らばる。このあたりだけ新品臭い感じはある。しかしボリュームを上げてもうるさくは無い。全体的にはフラットな感じだが、わずかに8〜12KHzあたりにピークがあるか。

中域は限りなく澄み渡りボーカルを宙にポッカリその音像を描き出す。録音の鮮度をそのまま暴き出す感じがありすごく生々しい。
低域もオバケどころかカッチリ目でタイト。量感は控えめなくらい。おかしい。

前の個体は200時間エージングを終え、ほぼほぼ暴れは収まったがここまで空間の透明度は高くなかったし生々しさもここまでではなかった。ボーカルとドラムの立ち位置もここまでハッキリ区別させてはいなかった。おかしい。

この交換品は単なる中古?あるいは整備品の類だろうか(^。^)y-.。o○
けどまぁ、前の個体も低音オバケがいないときは良い音を聴かせてくれていたし、これからコンデンサが暴れ出すかもしれない。今のところエージング4時間が経過しているが度肝抜かれているばかり。整備品でも何でも良いからこの音を維持してくれ。

ちなみに画面OFFからの復帰時に黒画面になるという不具合は新品交換されたこの個体でも発生中(*´Д`)
音が良いからもう諦めるけど。

さて、コンデンサの暴れはこれから始まるのか!?

2022/8/26 22:02  [871-3611]   

2台目のNW-WM1AM2でエージング120時間を経過した。
整備品と言われても驚かないが、低音オバケは一度も出てこない。。
個人的にあれだけ騒いでいた低域が盛り上がってくる現象、一度も出てこないよ。。

その代わり、逆に低域の量感がふいに下がったり、高域がシャワッっとうるさくなる現象が出たり出なかったりしている。やはり100時間以内はその現象が頻発していたが、現在120時間経過した時点ではその頻度は激減している。このまま行けば鳴らし始めの印象から高域の粗を取った感じの音になるのではないだろうか。それなら最高なんだけど。

この2台目が新品で交換されたモノであるならばエージング中の音の変化には個体差があると言わざるを得ない。
しかもこの2台目の変化は極僅かなモノであり、気づかない人がいてもおかしくはない。
おそらく仕上がりにも個体差は出るのではないだろうか。

昔、ポタのオフ会をやった時に3台同じポタアン(確かP-51)が集まったので試しに聴き比べしたコトがあるが、ブラインドで判別できるほど自分のポタアンを当てるコトができたのを覚えている。つまり同じ機種でも出音には個体差があるというコトになり、その場がどこか腑に落ちない雰囲気になったのも覚えている。私が個体差の判断をしたのは空間の透明度と音像の散り具合だったが、説明したら他の人も気づいてくれていた。と思う。こういうコトは信じない人もいるだろうが、一応そういう事実はあった。

というワケで、そういった現象が現在の著しく高性能化したバランス対応DAPに起きていてもおかしくはない。いや、おそらく少なからず出音に個体差はあるだろう。音質的に私の2台目のNW-WM1AM2は当たりと言いたい(^。^)y-.。o○
スリープの復帰にこけるという不具合は依然抱えたままだがこのまま使っていこうと思う(*´Д`)

2022/9/1 03:11  [871-3612]   

2台目のNW-WM1AM2でエージング156時間を経過中。
130時間を超えたあたりから低音オバケとは言わないまでも低域が若干盛り上がる現象が起きてます。この現象が起きると見通し悪くクリア感を著しく損なうので聞かずに2時間くらい放置すると治ってたり治ってなかったり。完全に1台目と逆な感じ。たぶんコレを繰り返して落ち着いていくんでしょう。今は大分クリアな時間のほうが多くなってきました。

クリアな時の音質はホントに素晴らしい。とにかく頭蓋骨を飛び抜けていく残響が凄いよね。
開発者が自負していた音場の高さとはこのコトかな?とふと思い出した。コレのコトなら良いんだが、私の中では音場において高さが出るのはNG。

この高さの認識についてはいくつか考えられるが、サウンドステージ、あるいはそれを形成する特定の音像等が目線より上に定位してしまうのは特にNGだ。サウンドステージは目線以下であるコトが望ましい。少し長く聴いていれば分かるが脳内定位を目線より上でやられると疲れる。又、そういった状況では奥行き感を著しく損なう。

そういえば昔PAをやっていた頃はボーカルに同じような帯域の楽器が被らないよう適当にLRに振ったりしていたが、レコーディングではどうだろうか?やはりボーカルに他の楽器が被らないよう配置されているが、高さの情報はどうやって決めているのだろうか。それは分からないが、ロックやポップスの録音ではボーカルが他の音像より浮き気味に位置するモノがたまにある。コレはスピーカーで聴いても同じなので脳内定位のイヤホンだからという理屈は関係ない。左右の耳を繋いだライン上にサウンドステージが形成されるのが普通だと思うが、特に私がよく聴くメタルやハードロックではボーカルがその耳ラインより上、おでこ付近にその音像を定位させるモノが多い。HR/HMではある意味ギターがメインだったりするんで、左右に振られたリズムギターでさえ主役に踊り出るコトがよくあるが、コレと被らせない為にボーカルを浮かしているのかと今までは納得していた。もしくはギターは腰の位置と見立てるとボーカルは口の位置になるのでギターより上に音像定位させているのだと思っている。又、こっち系の音楽はハイトーンボイスが多いので浮いてしまうのかとも。

何が言いたいかというと、ボーカルだけはサウンドステージから浮いた音像もアリだというコト。けど日本の録音、特にアニソンなどはボーカルは上下左右どセンターに定位するモノが多い。そしてセンターが被るドラムなどはその奥に配置させるため、Z軸上で区別を設け(音量差)、更にディレイやリヴァーブで距離感を明確に異にするコトで奥行きを生み出しているように見える。

盛大に話が逸れたが、こういった録音状況を加味すれば、というか経験上、耳のラインにサウンドステージが形成されるのが普通でありもっとも奥行き感を感じやすい。NW-WM1AM2の開発者の言う音場の高さとはこのコトではないと言えよう。おそらくたぶんこの頭蓋骨を飛び越えていく残響のコトを指しているのだと思う。残響、リヴァーブ、楽器とマイクの距離によって生み出される空間、無音のディレイ音。その様な要素に音像は存在しないが音空間に漂う重要な要素にはなっている。コレを以って音場の高さが出せたと自負していたのだろう。

ちなみに、AKのSP2000の音場はコレの逆。眼下に広がる正に粒の音像達。上下には広がらず左右に広がる感じ。音像の粒が細かいためその音像同士の間に空間が生まれ余裕で前後左右の位置を特定できる。あれが分からん人はたぶん空間認知力が欠けている人だろう。あ、女性は男性に比べ空間認知力が低いから地図が読めないとかなんとかいう話があったが、女性からまともな音場の話がないのはそのせいなのか?もしそうだとするとオーディオは永遠に男の趣味だな(^。^)y-.。o○
私は女性の尻に敷かれるのが心地良いタイプなので決して女性を軽視しているワケではありません。
女性は男性より素晴らしいところがたくさんありますです('◇')ゞ

調子に乗ったので色々書いてしまったが頼んでいたFitear MH335DWのSR化が完了し戻ってきたので次の投稿で是非ともそのレビューをしてみたい。

2022/9/3 16:29  [871-3613]   

Dignisのケースは4機種目だけどやっぱ良い

いやー、ずっと眠らせてたFitear MH335DWがMH335DW Studio Referenceとなって帰ってきました('ω')ノ
鳴らし始めの音は後にして、現在50時間以上は鳴らし込んだ状態でのレビューをしたいと思います。

MH334SRとの比較になりますが、最初から言っちゃえばMH335DWSRのほうが好みになりました(#^.^#)
いやすっげぇ良いッス!!大化けと言っていい!!
簡単に言えばMH334SRのローエンドを伸ばして中低域に厚みを持たせ音場を気持ち広げた感じ。

細かいところを言うと、まずスネアの胴鳴りが聞こえる!スネアってのはドラムで一番よく叩かれる太鼓のコトだけど、これって実際近くで叩いてるのを見ると叩かれる度にすごい振動してるんですよ。目で見て認識できるほどすっごい振動するんです。リアルだとそれが空気を伝わってビリビリするほど。んで、そのスネアの胴ってのはスチールであったり木であったりするワケだけど材質によって響きが違うんです。スチールは鉄だからよく響くしその鉄っぽい響きを出すワケです。木の場合は響きの減衰が早いんで締りのある木っぽい響きを出すんです。その違いがこのMH335DWSRはよく分かるのよ(*'▽')
ちなみにMH334SRだとその響きは単調で質感が伝わってこない、ワケでもないがMH335DWSRほどではない。まずこの音がすごい。

そして何より凄いのが中低域のコシの強さ。私がMH335DWを放置していた最大の理由はMH334のほうが好きだったからというだけではなく、この中低域の鳴り方に問題があったからなんです。8年くらい眠ってたのかな?とにかくこのMH335DWの中低域、特に低域かな。楽曲によるんですが、200Hz付近の低域が脳内を埋め尽くすコトがあるんです。私の好む楽曲(HR/HM)ではしばしば。この低域が脳内を埋め尽くした時は見通し悪く曇った空間に耐えられずすぐお腹いっぱいになるんです。

そんなワケでずっと放置していたんですが、MH335DWSRではまずこの点が全く無くなりました(*'▽')
たぶん100〜500Hzあたりの帯域被りを改善したんでしょうね。顔や喉につまる低音も全く無く喉ごしスッキリです!正にスーパードライ!!

で、それだけでも十分なのに高域の鳴りも変わりました。MH334SRの高域というワケでもなく、例えばシンバルの質感の生々しさがより伝わってくるようになりました。シンバルは8〜12KHzが強い楽器ですが、まずその帯域をしっかり主張しています。また、その倍音に中低域成分が入っていないワケでもなく、中低域の鳴りの改善によってそのあたりの成分もしっかり入れるコトによって生々しさが出てるといった感じです。

ボーカルは各楽器が主張を強めたコトによって相対的にナリを潜めた感じにはなりますがそれでも十分魅力的に聴かせてくれます。が、コレは録音によりますかね。

低域は主にベースラインの可視化。スーパーローの音程も判断できます。並の環境だとベースって何弾いてるか分からないんですよね。けどコレはDAPの恩恵ありきかも。バランスの恩恵もあるでしょう。

とにかくこのMH335DWSRの真骨頂はその中低域のコシの強さ。ローキック入れてもビクともしないその体躯にあります。コシが強いと言うと固いイメージもありますが、固さより力強さのイメージ。ビシッとして力強いんです。Fitearの謳い文句にありますがマスタリングスタジオのラージモニターサウンド。力強く録音の鮮度を暴きどんな入力にも耐え応えるサウンド。爆音で聴いてもうるさくなくヤベっす。要するにスーパードライなんです。マジっす('◇')ゞ

ただし、鳴らし始めの音は100均イヤホン以下の音なんでSR化を考えている人は注意してください。私はまた捨てようかと思いました。今回で確信しましたがこりゃ絶対新しいコンデンサの仕業ですね。新しい音に慣れていないBAドライバのエージングもあると思いますが、MH334のSR化の時と同じように音の暴れが酷すぎる。334の時は高域の暴れに驚きましたが335の暴れは低域です。キックはドコドコ、ベースはブンブン、とにかく低音が固い。30時間鳴らしてようやく固さが取れて見晴らしもよくなってくるのでご心配なく。

ちなみに今回は発注したのがお盆前だったんで須山さんの盆休みを挟んでも3週間程度で戻ってきました。フェイスプレートが黒だったのをクリアにしてもらって55,000円也。MH335DWを持っている人はとっくにSR化しちゃってるのかな?してないならやるべきですよぉ(^^)v

リケーブルも新しいのを試してみようと思ってるんでまた次回(^。^)y-.。o○

2022/9/3 19:10  [871-3614]   

さて、NW-WM1AM2のエージング180時間を経過中。
大分暴れが収まってきてはいますがまだ時折低域が暴れ出すコトがありますね。

MH335DWSRで聴くとその暴れがよく分かる。急に空間が濁り出し若干低域が持ち上がる感じです。結構低いところで80Hzあたりかな。最初は2時間流しても治まらなかったりするけどココまで来るとすぐ治まるようです。けどこのまま行ってもエージング200時間じゃ足りない気がする。。

150時間まではこの逆で低域の量感が落ちて高域が暴れ出したりしてたんですが。。
暴れが収まっている時が本機のホントの音だと信じて使い続けています。

ちなみに1台目は200時間突破しても今ほど見通しの良い音場は得られていませんでした。たぶんエージングが足りてないのもありますが私は個体差を疑っています。だからこの2台目は当たりです('◇')ゞ

こんな話をするのはエージング中の音についての記述がネット上に無いから。。

というワケでエージングについての考察を少し。
NW-WM1AM2のエージングで漠然と音が良くなると思っている人が多いと思いますが、おそらくそれは間違いです。音は最初から良いです。確かに最初は新品特有の高域の粗とかはどんなオーディオ機器でも感じるコトはありますがそれはすぐに治まります。

なんでエージングに時間を要すかというと本機の場合はコンデンサの暴れがしつこいというコトのみに尽きると思います。個人的にはこんなに音が変化するのは初めてです。だから暴れている時だけは音が悪くなる。ふいに高域や低域が持ち上がる現象なんて今まで使ったDAPでは感じたコトがありません。あ、昔使ってたRSAのポタアンなんかは落ち着くのに結構時間かかったかも。

奇しくも本機を2台使ってみて思ったのは、コンデンサが暴れていない時の音は最初から見通し良く良い音だったというコト。最初は暴れている音を聴いて早く売っぱらうコトばかり考えていましたが、それに気づいてからは我慢して聴いています。聴いているといっても常時流しっぱなしにしてたまに調子を伺う程度ですが(*´ω`)

本機の特徴である空間の広さ。頭蓋骨を抜ける残響。BAドライバの閉塞感を感じさせない頭を纏うような空間。これも最初から垣間見るコトができていました。時間をかけてもこれ以上は広がらないし、透明度が高くなるような見通しの良さも出てきません。

ちなみに本機のような広がり方を見せるDAPでは深い奥行き感というのは出てきませんね。彩りを楽しむには十分な奥行き感がありますが、残響が頭上に抜けていくタイプではZ軸奥行き方向への抜け感とのトレードオフになりがちです。おそらく質量保存の法則が音空間の世界にもあるのでしょう。これは感覚的な話なので分かる人にしか分からないでしょうが。

さて、いつになったら私のDAPは落ち着くのかな(^。^)y-.。o○

2022/9/4 18:41  [871-3615]   

NW-WM1AM2のエージング230時間を突破したところでやっぱり不具合を抱えたままだとイラッとするコトがあるので修理に出しました。その間DAPが無いのでコロナも減少傾向にあるコトと今日たまたま時間ができたので久しぶりにeイヤに試聴に行って来ました。もちろんDAP買う気で。

店頭に並んでるやつほとんど試聴しましたが印象に残ってるところだけ雑記レビューを。
型番とか覚え違いがあるかもしれませんが、基本私一人の主観による比較なので意義はあるかと。

【FiiO M11S】
音場は狭くボーカルや楽器が近い、奥行きも狭く全ての音を近くに寄せるタイプ。AKのSR25MKUに似た音場。
音像大き目で輪郭は甘い。
抑揚がなく単調で面白味がない音。

【SHANLING M6Ultra】
音場は中庸。全ての音像との距離感が良好。
低域の押し出しが強い。音像の輪郭は甘くはない。
軽くて手になじみやすい。
ディストーションギターの倍音の乗り方が甘く軽く金属っぽい音で萎える。


【FiiO M11Plus ESS】
音場はやや広め。横に広がる感じはある。
ローエンドの深い低域と繊細な高域には面白味がある。
粒立ちの良い音像を描くタイプ。
最後まで候補に残った。

【SONY NW-WM1ZM2】
AM2との違いに期待したが期待ハズレ。
残響の余韻や高域の鳴り方に繊細さや温かみを感じるも私が良く聴くロック等には合わない。
ロックを聴くなら鮮烈な印象を残すAM2のほうが良い。
やっぱ重かった。私のスタイル鷲掴みで持ち歩くにはきつい。

【Cayin N8ii】
40万を超えるDAPの音ってどんなの?と期待したが期待ハズレ。
音場の見通しはさほど良くない。音数が多くなると空間が濁る。
大袈裟な音作りに感じた。倍音過多とも思えた。ややハイがきつめ。
40万の音とは思えない。

【Astell&Kern SP2000T Copper Nickel】
真空管アンプには良い思い出がないので期待していなかったが意外と良い。
真空管モードのディストーションギターの音はかなり生々しいがやはり倍音過多か。
40万もするのに透明感が乏しい。音像は小さめに出すが輪郭が甘い。
オペアンプモードでは音像の輪郭の甘さが取れるが音自体が柔らかめなので魅力を感じない。
ハイブリッドモードでは高域の雑味が多く聴いていられなかった。
どのモードでも音場は広めで良かった。粒立ち感もある。
ただ、やはり40万の音とは思えなかった。

【Astell&Kern KANN MAX】
一聴してモニター調と分かる音。カッチリタイトでクリアで鮮烈。
音や帯域の癖を全く感じない。音場は中庸だが奥行き感はある。
音数の多い楽曲でも空間の濁りを全く感じない。解像度オバケ。
ディストーションギターの音は今回試聴した中で一番良かった。
つまらない音だが録音の鮮度に依存するタイプ。

【Astell&Kern SE180 SEM1】
今回試聴した中では一番自然な音と思えた。全てにおいてバランスの良い音。
誇張するとこが無くやや広めの音場で粒立ち感もある。
けど少しデカいか。

【SHANLING M7 チタニウム】
綺麗な音で低域の濁りの無さに目を見張った。
空間はやや広めで粒立ちの良い音像を作る。
ただやはりSHANLINGのディストーションギターの音は嘘っぽい。ハイきつめ。

【FiiO M17】
一聴して分かる濃い音像と芯の強い音。粒立ち感もある。
音場はやや広い。
低域の制動の良さが際立つ。
ただ単調な音でスペックの割に琴線に触れるものが無かった。
あとデカくて重くて私の鷲掴みスタイルには向かない。そもそも鷲掴みすら手に余った。

【HiByMusic New HiBy R6】
なんだこの空間。LRが近くてセンターが遠い。
左右に振られたギターが手前で鳴りボーカルが遠い。変な空間。
低域の沈み込みは見どころがあるが音が変。脚色しすぎな音。


上記試聴はFitear MH335DWSRによるモノです。
結局この中のひとつを買ってきましたが眠くなったので次回。

2022/9/16 04:29  [871-3616]   

KANN MAXとSR335DWSR ケーブルはORBの銀メッキ銅線

さて、eイヤ店頭に並んでいるDAPをほぼ全て聴いて買ってきたDAPはKANN MAXでした。
選んだ決め手はやっぱり音。それとこのサイズ感。

KANN MAXは当初から購入候補にしていた為最後のほうに試聴したのですが、色々試聴した後に聴くとその癖の無さが群を抜いていたコトが決め手でした。

私が求めているモノはこのスレを立ち上げた当初から変わらず眠気の吹っ飛ぶゴキゲンバンドサウンド。コレを再現するには実は録音に入っている情報を素直に引き出すだけで完結します。

私はギターを弾くのでギターの音には特にコダワリがあり、ディストーションの倍音の乗り方にはうるさいです。ギターを弾く人なら分かると思いますが、ギタリストは自分でギターの音を作ります。アンプにある様々なつまみを弄って自分の好きなように音を作るんです。もちろんアンプのメーカーで音が違うし、コレにも様々な種類があるので録音されているギターが何でどんなアンプを使っているかの特定はできませんが、大まかには分かります。

PAでサウンドエンジニアをやっていた経験からも実際の生の鮮度を知っています。表に出す音は必ずしも生音と同一では無く、PAを介すコトで少なからず変化しますが演奏者が作った生音をできる限りそのままの音で表に届けるよう努力していました。ところがギターのディストーションサウンドというのはそのまま届けるのがほんとに難しい。機材、特にスピーカーの質で再現できるかどうかが決まってしまうところがあり、バスレフか密閉かでも違うし、スコーカーの材質でも鳴り方が変わってしまう。同じサウンドエンジニアでも私程ギターの音にコダワリを見せる人は当時いませんでしたが。。
やっぱり自分もステージに立つコトがあったのでその時の録音されたモノを聴いて自分が出してる音と違うという経験が多々あった為そういったコダワリが生まれたのだと思います。また、ギタリストだからこそ分かる違いがあるのかもしれません。倍音の乗り方ですよ。

そういったワケで私のギターの音に対するコダワリを述べましたが、コレが一番自然に出してる感じあるなと思われたのがKANN MAX。他のDAPとは一線を画すほど癖がありません。同じくガチモニターのMH335DWSRで聴いているせいも大いにあると思います。

SE180も音では良い勝負していました。けどKANN MAXを鷲掴みにしたときのシックリ感。外で持ち歩くコトが前提の為、圧倒的にKANN MAXの勝利です。M11PlusESSも音は良かった。けどやっぱり値段の割に作りがチープ。M17とかも30万もするのにプラスチックでできてんのか?と思うほどチープに思えた。

というか、昨今円安のせいで軒並み値上がりしていたのを思い出した。通りで値段の割にどれも大したコトないなぁと思わせるモノばかりなはずだわ。特に40万クラスは3台ほど聴いたけどどれも脚色系で私には軽くスルーできた。良かったぁ(*'ω'*)
つか、KANN MAXが40万だったらローン組んででも買っていたかもしれない。いや、そんなコトは無いがかなり迷ったと思う。旭化成のDACでガチモニターのDAPだったら50万でも迷わず逝くけど。やっぱマニアなら確かな1台って欲しいよね。

2022/9/18 13:34  [871-3617]   

というワケで修理に出したNW-WM1AM2はいつ戻ってくるかも分からなくなったのでKANN MAX買っちゃったワケですが、それでもコスパも重要視する私には中古で十分となりました。15万くらい。KANN MAXは発売してまだ4か月くらいしか経ってないし、発売日に買われたモノだとしても程度は良いだろうと思い中古でオッケー。

んで、この中古買う時に程度の同じモノが2台あったんで両方とも試聴させてもらいました。
やっぱりありましたよ、個体差。

1台目はクッキリスッキリ試聴機と同じ感じ。2台目は高域が荒く少し見通しが悪い。おそらくエージングも済んでいないくらい使われていなかったのだろうと思いエージング済みの1台目を購入。もうエージングはこりごりだよ。最初から良い音で聴きたい。安くてエージング済みとか中古最高かよ(*'ω'*)

そして今、家でゆっくりとこの書き込みをしながらKANN MAXを聴いてるけどやっぱ良いッス。
MH335DWSRだけでなくMH334SRとの相性も良い。もうガチモニターッス('◇')ゞ

録音の鮮度を暴くのはもちろん、この癖の無さが結局何聴いてもリアリティを感じる。
昔のS/Nの悪い録音聴いても時代を感じ感慨深くもなるし、昨今のハイレゾ録音の鮮度の凄さに圧倒されるコトもある。

空間表現はNW-WM1AM2とは対照的。KANN MAXは中庸だが上には広がらず左右奥行き方向へ広がるタイプ。といってもそこまで深くは無い。録音にある情報分だけ過不足なく表現している感じ。ボーカルとドラムの立ち位置を明確に描きその間の空間を明確に感じ取れるくらいに解像感も高い。解像度だけ見ればSP2000に勝てはせずとも良いとこまで勝負できるくらいある。

そして面白いのはクロスフィード機能。昔からスマホアプリとかであった機能だが、設定をちょこちょこ弄りながら良い感じにすると若干定位が頭外へハケる。ただやはり鮮度が落ちるのでお遊び程度。この機能を鮮度を落とさずに実行できれば面白いと思う。イヤホン立体音響の可能性はココにあるはず。

そしてもう一つ、DACフィルター。
これは使用するイヤホンによって変えたほうが良い。主に低域や高域の出方に変化をもたらすが、MH335DWSRだと誇張の少ない「Brickwall」か全体的に元気が出る「Hybrid Fast Roll-Off」、MH334SRだと重心の低い低域が出る「Linear Phase Slow Roll-Off」が良い感じ。楽曲によって結構違いが出るので厄介ではある。OFFにはできないぽい。

そんなこんなでNW-WM1AM2に代わりKANN MAXをメインDAPとして使っていくコトになるかなぁ(^。^)y-.。o○

2022/9/18 14:40  [871-3618]   

それと今回様々なDAPを試聴して思ったコトがあるので蛇足ではあるが書き残したい。
現在市場に出回っている中華DAP、FiiOやSHANLINGに共通して言えるコトはスペックにはコダワるが音が単調であるコト。単調と一筆するに伏したが分かる人には分かると思う。

敢えて説明すると楽曲にはノリの緩急や抑揚があり、人はそこに心を動かされ感動したりする。クラシックに没入している人なんかはすぐ理解できるだろう。

FiiOやSHANLINGの音を聴いて綺麗な音、スゲー高音質!と感じる人はたくさんいると思うが、私が単調と一筆に伏するのはそういうところではない。綺麗な音ではあるが琴線に触れるような抑揚、あるいは感情の起伏みたいなモノを一切感じるコトができないというところ。

音、あるいは楽曲に何かしらの起伏が無いと単調になるという理論だ。

この点NW-WM1AM2なんかは得意だったりする。音自体に起伏がある。味のある生々しい音は起伏だらけだ。だから感動するコトができる。
AKサウンドとも呼ばれるAstell&Kernの音にも起伏がある。強さと繊細さを併せ持つフェミニンな印象は起伏そのものと言える。たぶん韓国人は日本人より耳が良い。
FiiOの音は綺麗でたくましいがそこにはこの起伏に相当する感覚が見いだせなかった。中国人のコレで文句ないだろという傲慢さが見えてしまった。

それと中華DAPはやはり作りが甘い。設計の問題か組み立ての問題かどこか合成感が足りないというか隙間が多いというか何ともチープ感が拭えない。この価格ならもっと作り込めるというモノづくりの精神が足りない感じが出てしまっている。

中華DAPに市場が埋め尽くされている現状を見てつい愚痴ってしまったアルよ。。

2022/9/18 16:31  [871-3619]   


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