SecondLifeで使う楽器は大きくわけて2種類あります。

簡単に言えば…　音が鳴るもの・鳴らないもの。。

SecondLifeをやってない方には「？」だと思うんですけれど、でも簡単な話なんです(^-^

先ずは鳴らない方の楽器ですけれど…
仮想世界とは言っても、今のところはキーボード・マウス・モニター等PCのインターフェースを介さないとアクセスできない世界ですから・・・　もしもちゃんと楽器を正確にシミュレートしたモノがあったとしても弾くのは困難。。

ピアノを例にとると、88鍵の鍵盤が並んでてキーごとにちゃんとその音が強弱もつけて鳴るようにつくられていても、キーボードとマウスでまともに演奏はできません。
リアルのMIDIキーボードを弾いてそのMIDI情報をSecondLife内のオブジェクトであるピアノに伝えることはやろうと思えば多分できます。
ただ、ものすごいラグとの闘いになってしまって音楽の演奏にはならないです。

そのため、SecondLife内のライブではリアルの生演奏をストリーミングとして音のみを空間に流して、楽器はあくまでビジュアルとしての存在。　ピアノだったらただ置いてあるだけで音の鳴らないものを用意することになります。
いかにも演奏してる…というビジュアルだけの存在ですね＾＾；

一方、音が鳴る楽器…
実はこちらはライブでは使われません。
鳴るというのは事前に楽器に仕込んである音楽を自動演奏するのみで、、ライブとは全く関係ない音楽ですから、これは用途としては部屋の雰囲気づくりのアイテムになります。
オルゴールのように自動で流れてるだけみたいな。

更に具体的に言うと…　今のところSecondLifeにアップできる音は1ファイル10秒という制限があるので1曲フルコーラスでまるごとアップ〜楽器に仕込むというのは無理。
一応、10秒以内に区切った音をある順番で呼び出してトータルでそれっぽい音楽を演奏することはできますけれど、どんなにがんばってスクリプトを作っても自動演奏オルゴールを越えるものではありません＾＾；

ところで、アップした画像は2008年に制作したピアノです。
以前ここにアップしたピアノは白だった記憶あるので今回は黒を(^-^

このピアノを置いている部屋は、ピアノ教室なんです。
依頼うけて建物とセットで作りました。
リアルのピアノの先生がここで生徒さんに教える…　その意味でもピアノ教室に間違いありません。
仮想空間内で音楽を教えるというのもある意味チャレンジなんですけれど、ボイスチャットを使いながら…　お互いにリアル側でピアノの音を出しあいながらレッスンです。

ここまで読んでいたらわかると思いますが
この画像のピアノは「音の出ない」ピアノです。

2011/2/5 06:24  [617-92]