
縁側をご利用いただく際のルール&マナー集を用意いたしました
ユーザーの皆様に楽しくご参加いただけるよう、主に投稿時の注意点などをまとめています。
ご投稿の前には必ずご一読をお願いいたします。詳しくはこちら⇒「縁側 ルール&マナー」
紹介文
旅を忘れた「酒と旅」では洒落にならない。
かといって、コロナウィルスが衰えていないこの時期に、世間の風に背を向けてまで旅に出る勇気もない。旅は行く方も迎える方も互いの気持ちが通わなければ楽しめない。
その日までは旅行作家、吉田友和氏の半日旅を楽しみたいが、取り敢えず、何時もの散歩道やお気に入りの場所から始めてみる。
そして、その時々の想いを綴るため、この縁側を開設させて頂いた。

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堀川は花吹雪
堀川は、春風と共に桜吹雪が舞っていた。これに見送られ遊覧船が出港する。まさに春爛漫、この川が最も絵になる季節である。
昨年夏、初めてここを訪れた時、まるで港町の風情だと思った。川面の両岸に、小奇麗な浮桟橋が整備され、小型ボートがズラリと停泊していた。ここは高知市かと疑ったほどだ。
堀川は、高知市の東側を流れる短い川である。途中鏡川と合流し高知港へと流れている。この川は、江戸期に荷物運搬の運河として整備され、様々な物資と文化を運んできたのだと推察した。
川には、源流域が存在するが、これが見当たらないこと、市街地側の北岸には倉庫らしきものがあること、また、農地であった南岸には、それがないことからもそう考えられる。
堀川は、文化や物資の動脈としての役割を終え、市民の憩いの場として再生され、川面を美しく輝かせている。
2022/4/2 23:06 [2355-70]

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桃源郷
大川村は、四国三郎吉野川の最上流部に位置し、県下で最も人口の少ない村である。夏には、幻の国産牛(土佐黒牛)のバーベキューをメインに謝肉祭を催しているが、昨年はコロナウィルスの影響で中止されている。
一度訪れて見たいと思っていたが、高知市から高速道、一般国道、山間の道を乗り継ぎ約2時間の道のりは、あまりに遠く初めて訪れた。
大川村の桜まつりをNHKが放映し、地元の主婦が是非来て欲しいとの訴えを聞き、これに共感し訪れた。
村全体が急傾斜地にあり、桃源郷そのもののエリアは狭いが、Uターンされたご夫婦が16年の歳月をかけ、丹精込めて育て上げられた花園は、桜、菜の花、チューリツプ、芝桜が共演し咲き誇っていた。
感謝。感謝。
帰りがけに湖畔の桜を撮ってみた。
2022/4/8 08:22 [2355-72]

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29番札所
香長平野は、高知県最大の穀倉地帯である。南に高知龍馬空港、北に四国霊場29番札所国分寺がある。国分寺は、諸国で一番良い土地に建立せよ、との教えを受け選ばれた地形だと聞く。
周りを田園に囲まれ、静観な森の中、悠久の歴史を抱いた土佐国分寺は、凛としてたたずんでいた。本尊は千手観音菩薩であるが、静寂の中にたたずむ、もう一つの薬師如来にも手を合わす。
国分寺の牡丹は、住職が30年来慈しんで育てられたという。見事な本堂に隅々まで手入れされた庭園と見事にマッチしている。こんな立派なお寺が近くにあったとは、まさに灯台下暗しである。
四季折々の国分寺をお参りし、撮影させてもらいたいと思っている。
2022/4/13 23:20 [2355-73]

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夫婦喧嘩
夫婦喧嘩は犬も食わぬ。関東圏に住むネット上の最も親しい友人は、何時も夫婦喧嘩をすると負けると嘆いていた。彼に限らず、およそ女性と口論して勝てる男性がいるとは思えない。
女性は、生来口喧嘩の天才だと思っている。負けません勝つまではと、兎に角粘り強い。昔の記憶も駆使して戦いを挑んでくる。
いつぞや、老妻と口論して一敗地にまみれた。結婚当時「貴方の財布に紙幣は1枚もなかった。でも、大小色とりどり硬貨は引き出しの中で転がっていた。おまけに、車のローンは残っていたのよ」と言った。
なんと、記憶にもない遥か昔話を持ち出されるとは思いもよらず、健忘症を自認する自分には対抗策はないと悟った。その時この人とは、二度と口喧嘩はしないと決めた。
先日、サッカーをしている時、孫娘が囁いた。ママが怒ったら大変よ、一時間も座らされグジグジと説教される、と
ああ、確りと二代目は育っている。この子も3代目を継ぐのかと思うと、笑みが浮かんだ。
写真は、親友に贈る。彼の奥様のルーツ安芸市のオンツツジを。
2022/4/17 20:05 [2355-74]

2022/5/2 14:06 [2355-78] 削除

2022/5/2 18:02 [2355-79] 削除

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青葉の季節
目に青葉、山ほととぎす、初鰹、と詠んだのは山口素堂である。
鰹と言えば「たたき」。このカツオのたたきの起源は、色々な説があるが土佐藩主山内一豊公がだした生食禁止に信憑性を感じる。一豊と言えば、関ヶ原の合戦において、西上する徳川軍に居城の遠州掛川城を明け渡した。
彼は、合戦では特段の功績はなかったが、東海道筋の各城主がこれに倣って居城を明け渡した。この功績が抜群で掛川6万石の城主から一挙に土佐24万石の国持大名に出世した。この一豊が、カツオを刺身で食べる土佐人に対し、食中毒予防令を出したという説は有力だと考える。
土佐の「いごっそう」は、殿様であれ、理屈に合わない指示や命令には従わない。この頑固さが鰹の表面を少し炙り、焼き魚だと強弁した。これが真相だろう。
2022/5/2 18:05 [2355-80]


