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縁側をご利用いただく際のルール&マナー集を用意いたしました
ユーザーの皆様に楽しくご参加いただけるよう、主に投稿時の注意点などをまとめています。
ご投稿の前には必ずご一読をお願いいたします。詳しくはこちら⇒「縁側 ルール&マナー

紹介文

お勧め頂ける方があって、旧 Fotopus(フォトパス)の「花コミュ掲示板」に私が立てた 「花撮りのためのグッズとチップス」 というトピックの書き込みを元に内容を膨らませて、「メカロクの 偏屈カメラ術 【前篇】」 と題する書籍を、2019年12月1日に発行し、2020年6月1日に <改訂 第1版> を発行しました。

 書籍とはいっても、Microsoft Word で作ったデジタル書籍で、ご希望者に、E-メールに添付して無償配布するものです。

 私は、カメラ弄りの経験だけは長いのですが、「美的(芸術的)センス」 なるものが大きく欠けていて 「芸術面」 について語ることはできないので、書名も 「芸術面」 を含む 「写真術」 ではなく、「自己流の 「技術面」 だけ」という意味を込めて、「偏屈カメラ術」 としました。 詳しくは[常設]スレッド参照。

 本書の記載内容を少しずつご紹介しますので、ご意見やご質問などをお寄せ下さい。

  • 「メカロクの 偏屈カメラ術」の掲示板
  • 「メカロクの 偏屈カメラ術」の投稿画像
「メカロクの 偏屈カメラ術」の掲示板に
「メカロクの 偏屈カメラ術」の掲示板に新規書き込み

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<P-B.11.2.1 #10>


【レス内容】 2020/07/10 20:55 書込番号:23524769

You Know My Name.さん

>デジタルテレコンと同じような構図で切り出すと2650×1988ぐらいになるかなと思いますが
 出力(鑑賞方法)によってはそれでも十分かなとも思います。

ご存じの通り、デジタルテレコンはカメラ内でトリミングするだけでなく、補間して元画像と同じ画素数に戻しています。
しかし、補間はカメラ内でなければできない訳ではなく、殆どの RAW 現像ソフトやレタッチソフトでもできますので、元画像が良ければ、特別に優れた画像品質に拘る人でなければ、補間でもかなり満足できる結果が得られると思います。

実をいうと、2019 年 3 月の「第11回 ゴミゼロ倶楽部写真展」の際に、出展予定の「深度合成」写真の1枚を A3ノビ用紙にプリント(画像サイズ:420*315mm)したら、精細感に満足できず、会期が重なる地元の写真クラブの写真展に出展する、当初予定の写真と同じ被写体(アオサギ)を2倍くらいの距離から撮った「深度合成」写真の方が遥かに精細だったので、試しに、その写真の、5,184*3,888 ピクセル中 2,400*1,800 ピクセルの部分をトリミングして2倍の 4,800*3,600 ピクセルでTIFF出力し、同じサイズでプリントしたところ、当初予定の写真よりも精細で、元の画像の長さで約 46%(面積で約 21%)の部分をトリミングしたものとは思えないほどの出来だったので、こちらを更に調整して出展しました。

使用した RAW 現像ソフト(SILKYPIX Developer Studio Pro 9)の補間性能が特別に優れていたのかも知れませんが、元画像がジャスピンで「ぶれ」がなく、画質も良ければ、長さで半分(面積で1/4)程度の部分をトリミングしても、私的には「写真展にも十分に使える」と気付かせて呉れた、ちょっとした事件でした。

この方法なら、デジタルテレコンとは違って、拡大率/アスペクト比/切り出し位置などは自由ですし、ハードもソフト(*1)も追加する必要はなく、気楽に試すことができるので、お試し頂いた上で、ご自分で満足できるかどうかご判断頂ければ・・・と考えます。
 *1:Olympus Workspace や Olympus Viewer でも可能です。


【本書の記載内容】

B.基礎知識
 B.11 大倍率撮影−1
  B.11.2 撮影倍率を稼ぐには
   B.11.2.1 トリミング

 追加投資なしで簡単に試行できますので、試して、画質的に許容できるなら、これも「あり」と考えます。

 私の場合は、構図を撮影時に徹底的に追い込む能力がないので、「大倍率」にするためよりも、主として構図の調整のために、殆どの場合、広めに撮ってトリミングしています。従って、通常は長さで 85%(面積で 72%)程度まで、已むを得ない場合でも横長画像を縦長画像にトリミングする(長さで約 75%/面積で約 56%)程度までに留めていましたが、下記事件(?)で、「もっと大幅なトリミングもあり!」と気付きました。
  *4:3 の長方形では纏まりのない構図と感じた場合に、正方形にトリミングすることも多い。

 その事件とは、(中略) こちらを更に調整して <P-B.11.2.1 #10> 出展しました。

  <(中略)・・・の部分は、【レス内容】の「実をいうと・・・出展しました。」の段落と殆ど同文のため省略します。
   但し、「ゴミゼロ倶楽部」に「注釈(*1)」を、「出展予定の「深度合成」写真」に「注釈(*2)」を付しているので、
    その注釈を下記します。>

  *1:(μ)4/3カメラのユーザーで、「写真」や「写真ライフ」を楽しむ方々のネット上の集まりで、
    入会資格は「(μ)4/3カメラのユーザーであること」だけ。メンバーは若者から老人まで、初心者や私のような
    年季の入った未熟者(少数)から多くの上級者、さらにプロカメラマンまで多彩で、住まいも全国に散らばっている。
    毎年1回、新宿で写真展を開催していて、出展数は約100枚。
    ・「ゴミゼロ掲示板」は誰でも閲覧可能。
      http://www2.ezbbs.net/28/gomizerobbs/
    ・ゴミゼロ倶楽部への入部方法は、次のサイト参照。
      http://wp.me/p38Uq1-1m
  *2:「深度合成」用ブラケット画像(RAW)を RAW 現像して TIFF 出力し、深度合成ソフト「CombineZP」で
    合成してJPEG 出力、「SILKYPIX Developer Studio Pro 9」で TIFF に変換してから調整。

 「SILKYPIX Developer Studio Pro 9」の補間(*3)性能が優れていたのでしょうが、元画像がジャスピンで「ぶれ」がなく、画質も良ければ、長さで半分(面積で 1/4)程度の部分をトリミングしても、私的には「写真展にも十分に使える」と気付かせて呉れた、ちょっとした事件でした。
  *3:デジタルカメラの画像などで、見た目の画素数を疑似的に増やす画像処理技術。隣接する画素などを参照して、
    本来存在しない画素を作りだし補うもの。<デジタル大辞泉>

 1.長所
  *追加投資不要。
  *トリミングの大きさ/アスペクト比/トリミング位置は、デジタルテレコンとは異なり、自由に選べる。
  *他の方法とも併用できる。
 2.短所
  *画素数が減少するので、解像度が低下する。
   ・上記の通り、現在では、元画像が良ければ、かなり大幅なトリミングも使いものになると考えるに至った。
  *撮影後に、PC での作業が必要になるが、必ず現像する者にとっては負担にはならない。
  *JPEG の場合は特に、(解像度以外の)画質も劣化する。
   ・プリントする大きさによっては、殆ど問題にならないことも多いし、TIFF や使用するレタッチソフトの専用フォーマットに
    変換して調整することで、画質の低下をある程度防げる。

2020/7/25 00:03  [2322-31]   

今日は。
今回もお気楽jpeg出力じいさん、以下の内容に今更ながらびっくりです。

>当初予定の写真と同じ被写体(アオサギ)を2倍くらいの距離から撮った「深度合成」写真の方が遥かに精細だったので、試しに、その写真の、5,184*3,888 ピクセル中 2,400*1,800 ピクセルの部分をトリミングして2倍の 4,800*3,600 ピクセルでTIFF出力し、同じサイズでプリントしたところ、当初予定の写真よりも精細で、元の画像の長さで約 46%(面積で約 21%)の部分をトリミングしたものとは思えないほどの出来だったので、こちらを更に調整して出展しました。

昔からお手軽なので昔から使っているフリーソフトに載っている@3次補間 A平均化 B単純拡大縮小という3つのパターンさえ調べもせず@の3次補間で、まっ、いいか路線でやっています。TIFF出力など考えたこともありませんでした(^^)。

何しろ、jpegで撮っては何枚かピックアップするだけでやり過ごしてきたので、SILKYPIX Developer(ver4.0になってしまいましたが)は インストールしてから2度くらいしか使っていない、jpeg専門ですが、このトリミングの話、ちょっと興味を持ちました。ついつい、後でとなってしまいますが、元画像の良さそうなもので早い内に試してみます。

2020/7/25 15:58  [2322-41]   

アナログおじさん2009 さん、おはようございます。

この掲示板でコメント頂いた初めてのお客様となって頂き、ありがとうございます。

>以下の内容に今更ながらびっくりです。

実をいうと、このスレッドの内容は、アナログおじさん2009 さんの 「これからもM1markU使い倒す人、作例募集します。」 スレッドに投稿したものと同じで、2週間余り前にご覧頂いた筈なんですけれど・・・

>昔からお手軽なので昔から使っているフリーソフトに載っている@3次補間 A平均化 B単純拡大縮小という3つのパターンさえ調べもせず@の3次補間で、まっ、いいか路線でやっています。

私の場合、レタッチソフトは持ってはいるものの、もう何年も使ったことはなく、JPEG のレタッチも殆どは歴代の SILKYPIX Developer Studio Pro(現在は Pro10)を使い、時に Olympus Workspace を使っていますが、両ソフトとも @ABは選べず(私が見落としているだけかな?)、拡大の場合も縮小の場合も、何も考えずピクセル数を指定しているだけです。

>TIFF出力など考えたこともありませんでした(^^)。

JPEG は、何もレタッチしなくても、開いて保存するだけで画質が劣化する(*1)し、レタッチすればするほど更に劣化します。
私が多用する「深度合成」モードでは、「合成画像」の RAW ファイルは作成されませんが、毎日のブログ掲載分など通常の画像まで RAW の「ブラケット画像」を合成するのは手間が掛かり過ぎるので、通常は JPEG のレタッチ(SILKYPIX の場合は、これも「現像」と呼んでいます)で済ませています。
 *1:ファイルを開かずにコピーしたり移動したりする分には、画質が劣化することはありません。

しかし、写真クラブの例会に提出する場合などは、少しでも画質の劣化を抑えるために、TIFF に変換してからレタッチすることが多いのですが、正直な話、余程大幅なレタッチをしない限り、例会提出の A4 プリントでは、私の目には違いが判らない(汗)ので、(RAW の「ブラケット画像」を合成するか否かに拘わらず)TIFF に変換してからのレタッチは、写真展出展(私の場合、基本は A3 ノビ)の時だけでいいのかも・・・?
 *レタッチソフトの中には、JPEG をレタッチする場合、そのソフト専用のフォーマットに自動的に変換してから
  レタッチを受け付けることで、画質の劣化を小さく抑えるものも多いようですから、そのようなソフトなら、
  わざわざ TIFF に変換する必要はなさそうです。

>このトリミングの話、ちょっと興味を持ちました。ついつい、後でとなってしまいますが、元画像の良さそうなもので早い内に試してみます。

この「縁側」掲示板には、「クチコミ掲示板」の「オリジナル画像(等倍)を表示」のような機能がなく、大きな画像を投稿しても縮小された画像しか見られないようなので、このスレッドに投稿したアオサギの画像をご覧頂いても、「補間拡大」の効果は判らないと思います。
是非、ご自分で「補間拡大」し、等倍以上のサイズで PC モニターに表示して、「補間拡大」していないものと比較して見てください。
 *SILKYPIX Developer Studio も、最新バージョンは「10」であり、「4」は流石に旧過ぎる気がしますし、お使いの
  フリーソフトの補間精度は判りませんが、ちょっと心配なので、Olympus Workspace で試される方が良いと考えます。

今後とも、よろしくお願いいたします。

2020/7/26 08:43  [2322-42]   



【レス内容】 2020/07/10 22:26 書込番号:23525021

どなたも触れておられないようなので、「撮影倍率」と「中間リング(接写リング/エキステンションチューブ)」について述べさせて頂きます。

ご存じの通り、μ4/3(μフォーサーズ)のイメージセンサーの対角長は、所謂フルサイズ(35mm判/ライカ判/135 判)のそれの半分です。

同じ焦点距離のレンズを使って同じ撮影距離で撮れば、イメージセンサー上に結ぶ像の大きさは同じになりますが、これをフルサイズと対角長が同じになるようにプリントすると、μ4/3 の画像はフルサイズの2倍になる、つまり μ4/3 ではフルサイズの2倍の焦点距離のレンズと同じ画角になる(「焦点距離 60mm(35mm 判換算 120mm 相当)」などと表記される)ことは良く知られていますが、マクロ撮影時にも同じことがいえるため、「撮影倍率」もフルサイズの2倍相当になることは、「換算焦点距離」ほどは知られていないようです。

言い換えると、μ4/3 とフルサイズで、「最大撮影倍率」が同じレンズを使って「最大撮影倍率」で撮った場合、対角長を同じにして鑑賞すると、画像の大きさは μ4/3 の方が2倍になります。
 *μ4/3 のレンズ仕様欄に「最大撮影倍率:1.0 倍(35mm 判換算 2.0 倍相当」などと表記されているのは、こういう意味です。

次に、「中間リング」について。
「スーパーマクロレンズ」とか「虫の目レンズ」などを挙げておられる方もおられますが、5mm 程度の虫を画面いっぱいに写すのでなければ、普通の「マクロレンズ」に比較的安価で扱い易い「中間リング」を併用すれば十分だと思います。

OLYMPUS の μ4/3 用「マクロレンズ」には、60mmF2.8 と 30mmF3.5 がありますが、5mm 程度の虫を写すのであれば、次のような理由で、60mmF2.8 の方をお勧めします。
 1.近づき過ぎて被写体にレンズをぶつける、という虞が小さい。
  *30mmF3.5 の最短撮影距離でのワーキングディスタンスは、約 15mm しかない。
 2.「中間リング」併用に支障がない。
  *30mmF3.5 は、単体での最大撮影倍率は 1.25 倍と大きく魅力的ではあるが、「中間リング」併用は難しい筈で、
   「中間リング」併用の 60mm の方が、大きく撮れる。
   因みに、60mmF2.8 に合計厚 26mm の「中間リング」を挟んで「最大撮影倍率」を簡易測定したら、約 1.9 倍
   (35mm 判換算約 3.8 倍相当)で、この時のワーキングディスタンスも、伸縮式のレンズフードを伸ばした状態で
   20mm 程度であり、手前に邪魔ものがなければ何とかなる範囲だし、フードを 20mm 程度縮めて(ワーキングディスタンスは
   その分大きくなる)も、ピントリング(距離環/フォーカスリング)は何とか使えるので、困ることは殆どなさそう。
   また、かつては超ドアップ(超大倍率撮影)に嵌って、合計厚 63mm までの中間リングを挟んで撮影したこともあるが、
   フードを縮めて撮った記憶はあっても、外して撮った記憶はない。
 3.被写体が遠く、物理的あるいは法的・道徳的に近づけない・・・などのときでも、大きく撮れる。
  *地形的に近づけない、間にフェンスなどがある、立入禁止の場所、近づくと逃げる虞のある昆虫など・・・
 4.前ボケを作り易い。(スレ主様の用途では関係ないかも?)
  *前ボケにする花などを、主役(主被写体)との間に入れ易い。

なお、μ4/3 用の「中間リング」は、OLYMPUS や Panasonic からは発売されていませんが、サードパーティからは多数発売されていますので、安心して使えそうなものを、2点ご紹介します。
 http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/eq
/eq-digital/close/tube/4961607809433.htm
l

 http://www.yasuhara.co.jp/nanoha_tube/
これらは、何れも2個セットですが、3個以上の重連も可能です。

最後に、「撮影倍率」を上げる方法には、他にも次のようなものがあります。
 1.デジタルテレコンを使う。
 2.クローズアップレンズ(クローズアップフィルター)を使う。
  *マクロコンバーターも同類。
 3.テレコン(テレコンバータ)を使う。
 4.レンズを前後逆に取り付ける(逆付け/リバース)。
 5.標準ズームレンズの前玉(群)を外す(前玉外し)。


【本書の記載内容】

<制限文字数に収まらないので、分割した上でレスに回します。>

2020/7/23 09:52  [2322-28]   

【本書の記載内容】

B.基礎知識
 B.11 大倍率撮影−1
  B.11.1 「寄れる」とは?

 カメラ関係の書籍や掲示板などを見ていると「寄れる」という語句が良く出て来ますが、写真用語としての「寄れる」には、二つの意味があるようです。
1.近寄れる。近づける。
2.(1.の結果として)大きく撮れる。撮影倍率が大きい。

 OLYMPUS μ4/3 用の、標準ズームレンズの代表として M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mmF2.8 PRO と、マクロレンズの代表として M.ZUIKO DIGITAL ED 60mmF2.8 MACRO の、「最短撮影距離」と「最大撮影倍率」の公称値を較べると、次の通りです。
           最短撮影距離    最大撮影倍率
  前者(ZOOM)      0.2 m        0.3 倍
  後者(MACRO)     0.19m       1.0 倍

 つまり、1.の意味では、両レンズには殆ど差がありませんが、2.の意味では、マクロレンズの方が3倍以上も大きく撮れることになります。
  *前者の「最大撮影倍率」は、「望遠端」(40mm)かつ「最短撮影距離」(0.2m)で撮影することで得られる。

 仕様表に記載してある「最大撮影倍率」というのは、単焦点(ズームできない/焦点距離を変えられない)レンズなら、「最短撮影距離」で撮った場合の撮影倍率、ズームレンズなら、そのレンズの焦点距離ごとの「最短撮影距離」での撮影倍率を比較して、最も撮影倍率が大きくなる場合の値(*1)を示しています。
  *1:ズーム全域で「最短撮影距離」が一定なら、「望遠端」かつ「最短撮影距離」での撮影倍率になる。

 なお、「最大撮影倍率」は、飽く迄各レンズ・各焦点距離での「最短撮影距離」まで近寄って撮れる場合の話であり、そこまで近寄れない場合は、全く別の話になります。例えば、最短撮影距離が短いレンズでも、柵やロープが設けてあるとか、被写体の周りの枝などにレンズがぶつかるとかで、「最短撮影距離」まで近づけない(「最大撮影倍率」よりも小さくしか撮れない)なんてことは日常茶飯事であり、マクロレンズよりも望遠レンズの方が大きく撮れる事態も、屡々発生する訳です。

 私はドアップ大好き人間で、クローズアップレンズ/中間リング/テレコンは勿論、レンズ逆付けや前玉外し(各用語については、次の「B.11.2 撮影倍率を稼ぐには」参照)など色々な手段を使って、等倍(1倍/35mm 判換算2倍相当)〜数倍の撮影倍率で、花/水滴/昆虫などを撮って来ましたが、殆どが MF で、最終的な微調整は身体の前後微動で行って来ました。
  *「来ました」と過去形にしたのは、既述の通り視力の衰えでピントが見えにくくなって MF が厳しくなったし、
   加齢に伴って体力や気力が減退してドアップ撮影が辛いことも多くなって来たので、不本意ながら撮影倍率を少し落とし、
   殆ど AF 頼りで撮るようになってしまったから。
   ただ、有り難いことに、数年前までは手が出せなかった「深度合成」が手軽にできるようになったので、AFかつ手持ち撮影でも、
   精細な画像が比較的簡単に撮影でき、極端な大倍率で撮る必要性が少し薄れて来た。


  B.11.2 撮影倍率を稼ぐには

 マクロレンズ(「B.3.4 マクロレンズ」参照)を使う以外にも、次のような方法があります。
1.トリミングする。
2.デジタルテレコンを使う。
3.クローズアップレンズ(クローズアップフィルター)を使う。
  *マクロコンバーターも同類。
4.テレコン(テレコンバータ)を使う。
5.中間リング(接写リング/エキステンションチューブ)を使う。
  *同じような働きをするものに、より大倍率用途のベローズ(蛇腹状の光路延長部品)というものもあるが、
   ちょっと大袈裟で高価なこともあり、私は使ったことがなく、使う人も稀なので割愛。
6.レンズを前後逆に取り付ける(逆付け/リバース)。
7.標準ズームレンズの前玉(群)を外す(前玉外し)。


<文字数制限のため、ここで分割します。>

2020/7/23 10:10  [2322-29]   

【本書の記載内容】

  B.11.2 撮影倍率を稼ぐには <続きです>

 1.のトリミングとは、暗室や PC での画像処理の際に、画面の一部だけを切り出す加工のことで、「撮影時」ではなく「撮影後」に大倍率にするので「大倍率撮影」とは言えませんが、結果的に「大倍率」にできるので、ここに入れます。

 2.はカメラに内蔵されている機能で、取説にも記載されています。直ぐに、しかも追加コストなしで、今までの2倍(面積では4倍)の大倍率撮影を体験できます。

 3.と4.は、比較的一般的な方法なので、ご存知かと思いますし、ご存知でなくても、一般的なマニュアル本にも掲載されていますし、ネット検索でも多過ぎて困るほどヒットすると思います。

 5.も比較的一般的な方法で、一般的なマニュアル本にも掲載されていますし、ネット検索でも沢山ヒットすると思いますが、場合によってはピントが全く合わない(撮像面上に像を結ばない)こともあるので、注意が必要です。

 6.は、余り一般的ではなく、この方法で撮影されている方も多くはないし、この方法について解説した一般的な解説書やサイトなども多くはないと思いますので、今少し詳しいことは、7.とともに「D.1 大倍率撮影−2」で述べます。

 7.は6.よりも更に利用者が少ないと考えられる方法で、ワーキングディスタンスが短くて扱い難いのですが、大倍率で、かなり精細に撮影できる利点があります。

 現在マクロレンズをお持ちでなく、いつものレンズで撮るよりも、もっともっと大きく撮ることを本気で望まれるなら、マクロレンズ(場合によっては、中間リングを追加)をお勧めしますが、今よりも少し大きく撮れればいいとか、コストは余り掛けたくないとかであれば、取り敢えずトリミング/デジタルテレコン/クローズアップレンズなどを試し、その結果、本格的に遣りたいと思われたらマクロレンズを購入されるのが良いと考えます。

 また、少々不便でも、兎に角大きく撮りたいとか、余り多くの人が遣らない方法で撮りたいとか・・・であれば、6.や7.を試して見るのも良いと思います。

 ところで、マクロレンズは「近いものを大きく精細に撮れるレンズ」、望遠レンズは「遠くのものを(ある程度)大きく撮れるレンズ」、ズームレンズは「撮影距離を変えなくても画角(写る広さ)を変更できるレンズ」で、それぞれ、本来の目的や用途が違い、それに合わせて設計されています。従って、普通のズームレンズや望遠レンズなどを使い、2.〜5.の方法で、マクロレンズと同じように、近いものを大きく、かつ精細に撮ろうとしても、自ずと限界があります。
  *超望遠マクロレンズもある(*1)が、最初から超望遠レンズとマクロレンズの特長を併せ持つように設計されており、
   その分、大きく重く高価になっている。
  *1:(μ)4/3用、は SIGMA 150mmF2.8 APO MACRO EX DG HSM(4/3用)以外発売されていない。

 勿論、例えば中間リングを何個も重ねて 100mm とか 200mm 程度にすれば、標準レンズでもかなり大きく撮ることはできますが、レンズの明るさが大きく低下する(詳しくは「B.11.2.5 中間リング」参照)/被写界深度が極端に浅くなる/ぶれ易くなる・・・など、撮影は相当難しくなりますし、マスターレンズ(元々の撮影レンズ)の設計条件を大きく逸脱した使用になるため、各種収差が目立つ/解像度(精細さ)やコントラストが低下する・・・など、画質面の不具合も大きくなります。

 また、マクロレンズで同じことを遣れば、もっと大きく精細に撮れる訳で、「近いものを大きく精細に撮る」という点に関しては、どんなに頑張っても、マクロレンズに追い付くことはできないと思います。言い換えると、標準レンズ/望遠レンズ/ズームレンズなどで、近いものをマクロレンズ並みの大きさと品質で撮ろうとするのは、所詮無理な話で、「ない物ねだり」ともいえますが、マスターレンズの性格(味)を活かしながら、そこそこの大きさで撮りたい場合とか、マクロレンズを持っていないときの非常手段としてなら、クローズアップレンズや中間リングなども、「それなりに役に立つ!」と私は考えます。なお、クローズアップレンズは兎も角、中間リングはマクロレンズと組み合わせてこそ、真価が発揮できると考えます。

 ところで、本来の「撮影倍率」ではありませんが、「とにかく大きく見せたい!」であれば、「B.3.4 マクロレンズ」で、
  なお、実際の撮影倍率は同じでも(中略)実際の最大撮影倍率を2倍して、「撮影倍率 1.0 倍(35mm 判換算 2.0 倍相当)」
  などと表記する。
と述べている通り、イメージセンサーの小さい(μ)4/3 は、35mm 判に較べて非常に有利です。つまり、同じレンズを、35mm 判カメラに装着して最大撮影倍率で撮った写真と(μ)4/3 カメラに装着して最大撮影倍率で撮った写真の双方(当然、撮影倍率は同じ)を、例えば A4 用紙に印刷すると、被写体の大きさは、後者が前者の約2倍(面積で約4倍)になり、非常に大きく見せることができる訳です。
  *約2倍というのは、アスペクト比が異なるため、正確に2倍にはならないということ。
  *焦点距離が「35mm 判換算2倍相当」になることから、望遠で有利なことは良く知られているが、
   マクロでも同じことがいえることは、意外と知られていない模様。

 なお、大倍率撮影時は「被写界深度」が非常に浅くなり、マクロレンズや2.〜5.(通常は、6.や7.では AF できない)の何れのアイテムでも、AF 任せでは正確なピントが得られず、MFでの微調整が必要なことも多くなります。


<「撮影倍率を稼ぐ」方法の 1.〜5.については「B.11.2.1」〜「B.11.2.5」で、6.と7.については
 「D.1.1」と「D.1.2」で詳しく述べていますが、内容が膨大なため割愛します。>

<マクロレンズで 60mm F2.8 を勧める理由については、【レス内容】と殆ど同文のため、こちらも割愛します。>

2020/7/23 10:47  [2322-30]   



撮影倍率計算用

【レス内容】 2020/07/01 15:25 書込番号:23505355

3dB(自宅)さん

>最大撮影倍率が記していないコンデジなどの撮影倍率ってどのように求めれば・・・

撮影倍率というのは、撮像面(イメージセンサーやフィルムなどの表面)に、実物に対してどのくらいの大きさに写るかということで、10mm のものが 5mm に写れば、5/10=0.5 倍ということになります。

といっても、フィルムはともかく、イメージセンサーの場合は、何 mm に写っているか確認するのは困難なので、イメージセンサーの長辺記録長さを使って計算するのが簡単です。
つまり、イメージセンサーの長辺に何 mm 分写るか判れば、簡単に計算できますので、例えば次のようにします。

1.直定規(できれば最小目盛が 0.5mm のもの)を用意する。
2.直定規目盛面とカメラ(撮像面)が平行(光軸が垂直)で、かつ、直定規の長さ方向は目盛のない部分が画面に入らない
  ようにし、直定規の長さ方向と画面長辺が平行になるように、カメラの位置と向きを決め、目盛にピントを合わせる。
 *透明プラスチック製の直定規(残念ながら、最小目盛が0.5mmのものはないかも?)を裏返し(目盛刻印面を手前に向け)
  て窓ガラスの内面か単色にした PC モニター画面に貼り付けると、照明が不要で、ピントも合わせ易い。
  ・明る過ぎる場合は、窓ガラスに普通紙などを貼ると良い。
3.背面モニターか EVF の長辺方向に、直定規の目盛が何 mm 分入るか読み取る。
 *背面モニターや EVF の画面左右の一端が、100mm/50mm/10mm などの判り易い目盛と重なるようにフレーミングすると、
   読み取り易くなる。
 *3.を目測で済ませる簡易測定なら、手持ち操作でも OK。
  三脚に固定し、背面モニターの画像を正確に測定すると、より正確な撮影倍率が計算できるし、撮影して PC モニターに
  表示するか大きく印刷して正確に測定すると、更に正確な撮影倍率が計算できるが、三脚を使用する場合で、
  「最大撮影倍率」を測定する(ピントリングでピント調整すると「最大撮影倍率」でなくなる)場合や、
  ピント合わせが全群移動式の単焦点レンズを逆付けする場合は、カメラを前後微動してピントを合わせる必要があるので、
  (カメラ)微動装置を使用しないと正確なピント合わせは難しい。
4.撮影倍率を計算する。(μ)4/3の場合の撮影倍率の計算式は次の通り。
 *他のフォーマットの場合は、「17.3」を、そのカメラの長辺記録長さに置き換える。
    撮影倍率=17.3/X
     17.3:(μ)4/3 の長辺記録長さ(単位:mm) 
       但し、E-M1 MarkII/E-M1X/E-M5 MarkIII/PEN-F は 17.4 で、Panasonic には、もっと大きい機種もある。
     X:画面長辺方向に入った直定規の目盛(単位:mm)
 *添付画像(E-M1 MarkIIで撮影)の場合なら、撮影倍率=17.4/21.4≒0.81(倍)となる。

なお、最大撮影倍率というのは、そのレンズで最大になるときの撮影倍率のことで、単焦点レンズの場合は、最短撮影距離で撮った場合の撮影倍率になります。

【レス内容】 2020/07/01 18:47 書込番号:23505697

上記レス [23505355] で説明不足がありましたので、補足させて頂きます。

上記計算式は、背面モニターやファインダーの視野率が 100%の場合の話で、殆どのミラーレスには適用できますが、一眼レフのファインダーは、一部の高級機を除き視野率が 100%よりも小さいので、適用できない方が多くなります。

つまり、実際に撮影して計算する場合や視野率 100%のファインダーや背面モニターを見て計算する場合は、上記計算式で構いませんが、視野率が 100%でない場合は、視野率で補正する必要があります。


【本書の記載内容】

B.基礎知識
 B.11 大倍率撮影−1
  B.11.3 撮影倍率測定

 何らかの方法で、大きく撮れるようになると、どの程度の「撮影倍率」なのか知りたくなりますよね?
そこで、私が実施している「撮影倍率」測定方法の紹介です。

 「ファインダー視野率」が100% でない機種の場合は、原則として撮影する必要があります(撮影せずに「ファインダー視野率」を使った換算で済ませることも可能)が、E-3/E-5/μ4/3 各機種など視野率100% 機の概略撮影倍率は、撮影しなくても、次の要領で簡単に測定できます。

<1.と2.は 【レス内容】 2020/07/01 15:25 書込番号:23505355 と同文のため省略>

 3.背面モニターかEVFの長辺方向に、直定規の目盛が何mm分入るか読み取る。
  *背面モニターやEVFの画面左右の一端が、100mm/50mm/10mmなどの判り易い目盛と重なるようにフレーミングすると、
   読み取り易くなる。
  *3.を目測で済ませる簡易測定なら、手持ち操作でもOK。
   三脚に固定し、背面モニターの画像を正確に測定すると、より正確な撮影倍率が計算できるし、撮影して PC モニターに
   表示するか大きく印刷して正確に測定すると、更に正確な撮影倍率が計算できるが、三脚を使用する場合で、
   「最大撮影倍率」を測定する(ピントリングでピント調整すると「最大撮影倍率」でなくなる)場合や、
   ピント合わせが全群移動式の単焦点レンズを逆付けする場合(「D.1.1.9 場合によっては 微動装置が必須」参照)は、
   カメラを前後微動してピントを合わせる必要があるので、微動装置(「B.10.5 (カメラ)微動装置」参照)を使用しないと
   正確なピント合わせは難しい。

<4.も添付画像を「図番」で示す以外は 【レス内容】 2020/07/01 15:25 書込番号:23505355 と同文のため省略>

2020/7/23 00:15  [2322-27]   



【レス内容】 2020/06/25 23:01 書込番号:23493013 
  <E-M5 MarkIII に関するもので、異なる内容があるので、内容ごとにスレッドを分けています。>

>・私は基本単射は低振動0秒なんだけど、デフォで候補に表示されない。

確かにそうなんですが、実は、E-M5 MarkIII の(もしかしたら E-M1 MarkIII も)シャッターは、「低振動マーク(ダイヤマーク)」がないモードでも、SS 1/320 以下の低速では、自動的に「低振動 0 秒」になってしまうので、「低振動 0 秒」は特に設定する必要はないんです。
 *試しに、SS を数分の1以下の低速にし、レンズを外してセンサー部分を見ながらシャッターを切って見てください。
  シャッターが閉じるのは1回のみで、シャッター音も1回しかしない筈です。
  (低速シャッターにするのは、目や耳でシャッター回数を確認するため)
 *このことに気付いて、オーナーズケアプラス事務局に問い合わせたところ、これが仕様とのことでした。
 *では、なぜ「低振動」モードがあるのかというと、「0 秒」以外の設定に必要だからだそうで、多くの人にとって
  使用頻度が低いため、デフォルトでは非表示にしているようです。

つまり、SS 1/320 以下の低速ではメカ先幕は使わず電子先幕シャッターに切り替わるということなので、静音シャッター(電子シャッター)のようにローリング歪み(こんにゃく現象)が酷くなることがないか心配だったので、重ねて質問したところ、電子先幕でもメカ先幕の場合と変わらないそうです。


【本書の記載内容】

B.基礎知識
 B.8 ぶれ対策−1
  B.8.3 ぶれ難い撮影機能
   B.8.3.1 低振動撮影

 レンズ交換式カメラの多くで通常使われて来たシャッターは、フォーカルプレーンシャッターと呼ばれるメカ(メカニカル/機械式)シャッターで、撮像面(イメージセンサー面/フィルム面など)の直前に置かれた2枚の遮光幕(*1)が時間差を以って(隙間を作って)走る(遮光しない瞬間がある)ことで露光するものですが、遮光幕が超高速で起動・走行・停止を行うため振動(シャッターショック)が発生し、「ぶれ」の原因になります。
  *1:現在では殆どが金属などの薄膜で、それぞれが複数枚に分割され、スライド式に伸縮する。
  *OLYMPUS のミラーレス機の場合、基本的には、撮影前(LV 時)はイメージセンサーに光を中てるために、
   2つの遮光幕の内の先に走る方(メカ先幕)だけを走らせた状態になっていて、全押しすると、後で走る方(メカ後幕)を
   走らせて光を遮り、メカ先幕とメカ後幕を同時に元の位置に戻して(シャッターチャージ(*2)して)から改めて
   メカ先幕を走らせて露光を開始し、メカ後幕を走らせて撮影を完了、次の撮影に備えるためにシャッターチャージし、
   さらにメカ先幕だけを走らせる・・・という複雑な動作をする。
  *2:シャッター幕を元の位置に戻すとともに、駆動するためのエネルギーを蓄えること。
  *このような複雑な動作になるのは、メカ先幕とメカ後幕は同時にしかチャージできなかったためらしく(*3)、
   ソニー機では別々にチャージできるのか無駄な動作がないようだったこともあり、OLYMPUS には無駄な動作を
   なくすように要望していた。
  *3:E-5 などでの LV 時に、ミラーやシャッターがバタバタ動作する原因(かつて、OLYMPUS に確認)から推測。


<文字数制限のため、キリのいいところで一旦切り、以降は次のレスに回します。>

2020/7/15 09:55  [2322-23]   

<前レスの「B.8.3.1 低振動撮影」の続き>

 「低振動撮影」というのは、上記シャッターショックを回避するための機能ですが、どうやら3種類あるようなので、旧い順に紹介します。

<第1世代>
 次の<第2世代>で述べる「電子先幕(シャッター)」機能のない機種で採用されているもので、全押しに伴うカメラの移動や回転に伴う「ぶれ」回避のため、全押ししてから所定時間後にシャッターを起動する機能、つまりセルフタイマーのような機能で、全押しによる「ぶれ」は防げても、シャッターショックによる「ぶれ」は防げない筈。
  *4/3(一眼レフ)では、ミラーが跳ね上がる際の振動(ミラーショック)による「ぶれ」を防ぐ効果があった。

<第2世代>
 シャッターショック回避のため、メカ先幕が走ってもイメージセンサーは感光せず、指定時間後にイメージセンサーが端から順番に感光し始め(これを「電子先幕(シャッター)」と呼ぶ)、所定時間後にメカ後幕が走って撮影を完了し、次の撮影のためにメカ先幕とメカ後幕を元の位置に戻し、さらにメカ先幕だけを走らせる・・・という動作になります。先幕が走った後、イメージセンサーが感光し始めるまでの時間は指定でき、選択肢の「0 秒(所謂「低振動モード 0 秒」)を選ぶと、メカ先幕走行後 20 ミリ秒(0.02秒)後(*4)にイメージセンサーが感光し始めるそうなので、正確にいうと「低振動モード 0.02 秒」ということになりますね。
  *4:この時間で、メカ先幕の起動・走行・停止に伴う振動が(ほぼ)収まるらしい。
  *E-M1 のファームアップで、「電子先幕」が搭載された時に、OLYMPUS 八王子修理センターの担当者に、
   上記シャッターの動作と遅延時間を確認している。
  *一コマ撮影するたびに待機時間が発生するため、連写速度が低下するというデメリットもある。
つまり、通常時よりも、
   シャッタータイムラグが 20ミリ秒だけ長くなるが、「価格.com 掲示板」でも一時大きな話題となった「微ぶれ」問題(*5)を
   ほぼ解消する機能で、私の検証試験でも、1/60〜1/250sec で、劇的といっていいくらいの大きな効果を
   確認できました。(「D.5.2 低振動撮影の検証試験」参照)
  *5:SS 1/80〜1/320 辺りで、微細な「ぶれ」が発生するという不具合で、シャッターショックが主原因と考えられる。

 「低振動モード 0 秒」を使うには、先ず、「MENU」>「撮影(「カメラ」アイコン)2」>「低振動/静音撮影」>「低振動撮影」と辿って、初期設定の「Off」から「低振動(黒い「菱形」マーク) 0 秒」(「0 秒」以外でも可)に設定して置く必要があります(*6)。この設定を行うと、以降は、「低振動」各モードや他の「ドライブモード」(「単写」「静音」「高速連写」「プロキャプチャー L」「タイマー 2 秒」など)への変更が、スーパーコンパネ/ライブコントロール/「ドライブ」ボタン(ない機種が多い)でも行えるようになります。
  *6:少なくとも E-M5 MarkIII の場合は、「MENU」> 「カスタムメニュー(「歯車」アイコン)」> 「D1.表示/音/接続」>
    「ドライブ(「連写」アイコン)/タイマー(「タイマー」アイコン)」と辿って、最上段の「低振動」モードに
    チェックを入れる。
    但し、E-M5 MarkIII の場合は、後述する通り、SS 60〜1/320 では「通常シャッター」モードの動作が
    「低振動モード 0 秒」と同じものに変わっているようなので、わざわざ「低振動モード 0 秒」を選ぶ必要はなさそう。

 「低振動モード 0 秒」にしていても、シャッタースピードがフラッシュ同調速度を超える場合は、自動的に通常シャッター(メカシャッターの先幕で露光を開始する)に切り替わるため、「単写」の場合は常に「低振動モード 0 秒」にしていても、多くの人にとって大きな支障はない筈です。


<文字数制限のため、キリのいいところで再度切り、以降は次のレスに回します。>

2020/7/15 10:39  [2322-24]   

<前レスの「B.8.3.1 低振動撮影」の続き>

<第3世代>
 そもそも、<第2世代>であのような複雑な動作になる原因は、既述の「通常シャッター」モードの場合と同じであり、OLYMPUS には無駄な動作をなくすように提案したこともあるのに、不覚にも OLYMPUS E-M1 MarkII も上記<第2世代>と同じと思い込んでいたのですが、本書発行3週間ほど前になって、「価格.com」掲示板で、
  メカシャッター動作に起因する微ブレ対策の低振動(電子先幕)モードなら、E-M5mark2 の時点で「遅延による回避」では無く
  メカ先幕を動作させないことで対応しているはずです。
という一文を目にして、E-M5 MarkII よりも新しい E-M1 MarkII で、「低振動」モード/SS 2" (*7)に設定し、レンズを外してイメージセンサー部分を見ながらレリーズして見たところ、メカシャッターが閉じるのは1回だけ(後幕走行)であり、レリーズ直後のシャッターチャージやメカ先幕の走行はないことが確認できました。
  *7:高速 SS にすると、目視やシャッター音では、レリーズ直後にメカシャッターが走ったかどうか判らないため。

 つまり、<第3世代>では、全押ししてもメカ後幕やメカ先幕は走らず、直ぐにイメージセンサーが感光し始め、設定時間後にメカ後幕が走って撮影を完了し、次の撮影のためにメカ後幕を元の位置に戻す(チャージする)という、単純で明快な動作に改良されているようです。

 メカ先幕を全く使わないので、「低振動撮影」効果は<第2世代>よりもさらに高い筈ですし、シャッタータイムラグは長くなるどころか、レリーズ直後のシャッターチャージや先幕の走行がない分、通常撮影より多少とも短くなっている筈です。
  *E-M5 MarkIII でも検証した結果、こちらも<第3世代>であることが確認できた。
  *前項の検証の際に、念のためメカ先幕シャッターの筈の「(通常シャッター)単写」モードでも同じような検証をした結果、
   こちらでもメカシャッターが閉じるのは1回だけ(後幕走行)であり、レリーズ直後のシャッターチャージや
   先幕の走行はないことが判明した。
   つまり、SS 60〜1/320 では、実質的に<第3世代>「低振動モード 0 秒」を「通常」モードとしているらしい。
   なお、E-M1 MarkII の「通常」モードでは、前記通りの複雑な動きをすることを確認した。

2020/7/15 10:49  [2322-25]   



【レス内容】 2020/06/25 23:01 書込番号:23493013 
  <E-M5 MarkIII に関するもので、異なる内容があるので、内容ごとにスレッドを分けます。>


TideBreeze.さん / ポォフクッ♪さん

一部、説明不足と考えられる部分もあるようなので、僭越ですが補足させて頂きます。

>・マイセット4個から がカスタムセット1個になってしまったこと。

モードダイヤルには「C」1個のみですが、3個まで設定でき、モードダイヤルの「P」「A」「S」「M」「B」「C」に呼び出すことができます。

但し、「P」「A」「S」「M」「B」に呼び出しても、撮影モードは例えば「P」に呼び出した場合は「P」のままのため、殆ど「A」ばかり使う私にとっては使いものにならないので、「C1」「C2」には私好みのカスタムモードを登録し、「C3」には「A」を本来の「A」に戻す設定を登録して、「A]に「C2」を呼び出して使った後、「A」に戻したいときは「C3」を呼び出すという使い方をしていました。つまり、カスタムモードは実質的に2個しか使えなかった訳です。

そこで、オーナーズケアプラス事務局に、「カスタムモード3個を有効に使う方法はないか?」と問い合わせ、
 *「C2」や「C3」も「C」に呼び出すことができる。
 *この場合、電源を入れ直すと「C」は元の「C1」に戻る。
と教えて貰い、現在では、多少手間が掛かるものの、3個のカスタムモードを有効に使えています。

なお、「C2」や「C3」を「C」に呼び出した場合は(他の位置に呼び出した場合も)、現場の状況に合わせて変更した F 値/SS/ISO など多くの設定は、モードダイヤルを回して他のモードを使った後で「C」に戻っても記憶しているし、電源を切ると上記の通り「C1」に戻り、再度「C2」や「C3」を呼び出しても登録時の設定に戻るので、E-M1 MarkII よりも却って使い易いこともあります。
ただ、この件は「C1」を「C」に呼び出した場合は適用されず、他のモードを使った後で「C」に戻ると、現場での設定はクリアされてしまいます。


【本書の記載内容】

F.故障かな?
 F.6 不思議・不満な仕様/要望など
  F.6.1 カスタムモード関連

<制限文字数の関係で、E-M1 MarkIII に関する内容を一部省略します。>

1.E-M1 MarkII/E-M5 MarkIIIの「カスタムモード」数について
  *E-M1の「マイセット」も PEN-F の「カスタムモード」も4個なのに、E-M1 後継機 E-M1 MarkII の
   「カスタムモード」は3個のみ(E-M1X や E-M1 MarkIII では4個に戻った)。
   「深度合成」モードの撮影コマ数可変化や「プロキャプチャー」モード新搭載など、登録したい機能が増えているだけに
   5〜6個は欲しいところであり、非常に残念。
  *E-M5 MarkIII の「カスタムモード」も3個登録できるが、モードダイヤルの「C」は1個だけで、他の2つは
   「P」「A」「S」「M」に呼び出せるだけで、しかも呼び出しても「露出モード」が変更できないため、
   殆ど「A」モードしか使わない私には使いようがないので、仕方なく、「静音連写 L」のセットを登録した
   「カスタムモード2」は「A」に呼び出し、それを本来の「A」に戻すためのセットを「カスタムモード3」に登録する
   という使い方をしているため、実質的には2個で、しかも、本来の「A」を使っているときに一時的に
   「カスタムモード2」を使いたい時やその逆の時には、ダイヤルを回したりボタンを押したりするだけでは済まず、
   都度「MENU」から「カスタムモード」を呼び出す必要があるなど、使い勝手が頗る悪い!!
   なお、OLYMPUS に問い合わせていたところ、<改訂第1版>発行直前になって回答があり、
    モードダイヤル「C」に「カスタムモード2」や、「カスタムモード3」を呼び出しても、
    利用後に、一度カメラの電源を入れ直しすと、モードダイヤル「C」は「カスタムモード 1」の設定に戻る。
   とのことなので、こちらの方が少し使い易そう。
2.「マイセット」や「カスタムモード」使用時の 設定変更内容の保持について
  *「マイセット」や「カスタムモード」は、登録したモードダイヤルや Fn ボタン類で呼び出し、被写体などの状況に応じて
   一部の設定を変更した場合、一旦モードダイヤルを回したり、他の「マイセット」を登録したFnボタン類を押したり、
   電源を切ったりした後で、元の「マイセット」や「カスタムモード」に戻ると、変更した設定はクリアされ、
   登録した設定に戻ってしまうが、これが非常に使い辛い。
  *例えば、私は、「深度合成」モードと「プロキャプチャー」モードを多用する・・・というよりも、
   殆どこの2モードばかり使っているが、花を「深度合成」モードで撮影中に、風が吹き出して止まないので
   已むなく通常の「A」モードに切り替えたり、鳥や虫を「プロキャプチャー」モードで撮影中に、被写体が
   静止している瞬間が多いようなら「深度合成」モードに切り替えたりすることも非常に多いが、こうすると、
   元の「マイセット」や「カスタムモード」に戻った時は、折角その場に合わせて変更した設定がクリアされているため、
   再度設定し直す必要があり、非常に不便。また、節電のために電源をこまめに切る人も、非常に不便な筈。
  *勿論、登録した「マイセット」や「カスタムモード」の設定に直ぐに戻れることも重要なので、両者を満足するために、
   例えば次のような方法が考えられる。
   ・登録したモードダイヤルや Fn ボタン類だけで呼び出した場合は、前回の設定を復元する。
   ・特定のボタン(例えば「AEL/AFL」ボタン/選定はユーザーに任せる)を押しながら、登録したモードダイヤルや
    Fn ボタン類で呼び出した場合は、登録した設定に戻る。
   ・現行の方が使い易いという方も多いようなら、どちらか(現行か、上記案やその代替案か)を「MENU」で
    選択できるようにする。

2020/7/15 09:13  [2322-22]   



「F22 例」-1 「F22 例」-2 「F4 例」-1 「F4 例」-2

【レス内容】 2020/02/20 12:01 書込番号:23241941

>divecat1954さん
>私はだあれ?さん

私の経験談です。

2013 年秋の紅葉撮影時に、通常は F4〜F5.6 程度で撮ったのですが、太陽を入れて光条を大きく出したい時だけ最小絞り(F22)まで絞ったところ、F4〜F5.6 で撮ったものと最小絞りで撮ったものの精細感の違いは一目瞭然で、「小絞りボケ」の恐ろしさを実感し、それ以降は、絞っても F8〜F11 に留めています。

1枚目と2枚目:F22 で撮影。以降、「F22 例」)と3枚目と4枚目(F4 で撮影。以降、「F4 例」)はその時のもので、カメラは E-P5、レンズは M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mmF2.8 PRO で、それぞれの2枚目は、「小絞りボケ」が判り易いように、1枚目の中央部の面積で 1/4 の部分を拡大したもの(「オリジナル画像を表示」ボタンで拡大しても、原画より小さい)です。
 *撮影時の焦点距離は何れも 12mm で、SS は「F22 例」が 1/20、「F4例」が 1/800 で、手持ち撮影とはいえ IS「On」であり、
  「F22 例」でも手ぶれは殆どない筈。
 *E-M1(この時は入院中で使えなかった)には「小絞りボケ」の補正機能が搭載されているが、 「効果は絞り1段程度」との
  ことなので、過信は禁物。

次のサイトでは、「小絞り限界計算」をすることができます。
 http://lzx.jp/irisdiaphragm2-2.html

上記「小絞り限界計算」で、μ4/3 の 1,600 万画素機と 2,000 万画素機のデータ(センサーサイズ:4/3 総画素数:1,720(*1)/2,177 横と縦の比:4:3)を選択・入力して計算した結果は次の通りです(「/」の前が 1,600 万画素機で後が 2,000 万画素機)
 *1:機種により多少の差があるが、誤差範囲と考えて良さそう。

限界F値:F10.8/F9.6
  緑の波長で計算した「小絞りボケ」が始まる値。
  実際には、各種収差によりこれより小さな値で「小絞りボケ」は出始める。
赤での限界F値:F7.9/F7
  赤の波長で計算した「小絞りボケ」が始まる値。
1段開いたF値:F7.6/F6.8
  限界F値から1段開いた値で、通常はこのぐらいで「小絞りボケ」は分からなくなる。
赤で1段開いた F 値:F5.6/F5
  赤の限界F値から1段開いた値。ほぼ「小絞りボケ」は出ない。

 *実際に使用するのは、「総画素数」ではなく「有効画素数」なので、「有効画素数」の方が良いのではないか?・・・と考え、
  1,600 万画素機について「有効画素数」(1,605 万画素)でも計算して見たところ、上から F11.1/F8.2/F7.9/F5.8 となり、
  誤差範囲といって良さそう。

従って、通常は F5.6 程度以下で撮り、被写界深度の深さを重視する場合は、小絞りボケとのバランスを考えながら絞って行き、特別の意図がない限り絞っても F11 程度に留めると良いのではないでしょうか?
*私の場合、通常の花マクロは開放〜F4.5 程度、大倍率(等倍程度以上)の場合や虫や鳥は F5.6〜 F8 程度、で撮ることが多い。


【レス内容】 2020/07/03 13:26 書込番号:23508947

tsutokeyさん

>最小絞りにするとシャッタースピードが落ちる以外デメリットはあるのでしょうか?(フォーサーズでは対応できないとか)

「小絞りボケ」とか「回析ボケ」とかいう用語をご覧になったりお聞きになったりしたことはありませんか?

「小絞りボケ(回析ボケ)」というのは、絞りのエッジで光の一部が回折するために、ジャスピンとなるべきピント位置でも光が一点に集まらず、暈けて見える現象で、小絞り(F 値が大きい)になるほどそれが目立って来るというものです。

この「小絞りボケ」は、「被写界深度」のように、多少ピントが甘くても、また小さな画像でも、絞りによる違いがハッキリ判るというものではなく、「ジャスピン」かつ「ぶれなし」の画像をある程度大きくして見ないと、ハッキリは判らないようです。
 *詳しくは、例えば次のサイトの「(2)絞りを絞るとボケがおおきくなる。」をご覧頂きたい。
    http://www7b.biglobe.ne.jp/~photojii/sib

ori/ADPTH.html
  ・説明不足の面もあるように見受けるが、ネットで探した中では、比較的詳しく説明してあり、解り易い方と感じた。
 *ネットでも、比較写真は沢山ヒットするが、ジャスピンとはいえないものも多く、大絞りと小絞りの鮮明さの差が
  ハッキリ判るサイトは、意外に少ないと見受けられる。
 *その中では、上のリンク先の「(2)絞りを絞るとボケがおおきくなる。」の写真や、次のサイトの「等倍切り出し画像」
  (F6.3 と F32.0 を比較)などは、比較的判り易いと感じた。
    http://momomhf.doorblog.jp/archives/1313

029.html
  ・何れも、作例を撮影したカメラ(のフォーマット)が記載してないが、多分、35mm 判か APS-C で、(μ)4/3 では
   「小絞りボケ」がもう少し(対前者で絞り2段分程度、対後者で絞り 2/3 段分程度)大きくなる筈。

<以降は、1件目とほぼ同じのため、省略します。>


【本書の記載内容】

B.基礎知識
 B.7 ボケ−1
  B.7.4 小絞りボケ

<記載内容は、上記2件を合わせたものとほぼ同じのため、書き込み文字数の制約もあり、省略します。>

2020/7/15 00:31  [2322-16]   


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