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「縁側」-みんなが作る掲示板-からのお知らせ
縁側からのお知らせ

縁側をご利用いただく際のルール&マナー集を用意いたしました
ユーザーの皆様に楽しくご参加いただけるよう、主に投稿時の注意点などをまとめています。
ご投稿の前には必ずご一読をお願いいたします。詳しくはこちら⇒「縁側 ルール&マナー

紹介文

1970年代に東海のガレージメーカーが孤高のオーディオ・システムとして発明したイノウエ・システムを縁あって手に入れ、日常的に使っています。
残念ながら、このシステムは普及しませんでした。主な理由は、他のオーディオ・メーカーの“嫉妬心”と伝え聞いています。あまりにも音が良すぎて、聴いたヒトの感情を混乱させて泡立たせ、聴けない人々の感情を逆なでするよう。さらに残念なことに、カカクコムでもイノウエ・システムを紹介すると・・・現在でも炎上メラメラ・・・よく燃えます。良くも悪くも、心に刺さる。
そんな貴重で稀少な、そして危険で刺激的な“イノウエ・システム”が、ここに一組、完全動作品として現存していることを示すために、この掲示板を展示します。

参加は自由ですが、テーマに沿った節度あるカキコミをお願い致します。
特に、クルマ談議を歓迎します。

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諸行無常

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INOUE KI 16cm フルレンジ・スピーカー

オーディオで音楽を聴く。

小学生のころ、親父が声楽遊び(オペラ)のモニターとして設計し自作した、小型冷蔵庫サイズの自作2ウェイスピーカーが、声楽遊びのために拵えた12畳防音部屋にデンっと置かれていて、この部屋でレコードを聴いていました。
部屋には、YAMAHAのアップライトピアノが供えられ、毎週のように「先生」を招いて、仲間を集って「オペラの練習会」が開催されていました。

〜 ♪ オーソーレ ミオー ♪ 〜

当時は、オーディオ・ブームと言われる時代で、友達の家に遊びに行くと、大抵の家のリビングには、「ステレオ装置」が置かれていて、BGMを流しながら生活するという生活スタイルが流行っていたのですが、自分でスピーカーの箱を設計して自作し、それを常用するところまで“凝って”いる大人は少数でした。

親父の職場からそう遠くないところに、“全盛期の秋葉原電気街”があり、ちょくちょく寄っては、いろいろ物色していたようで、家の倉庫にはスピーカーユニットがごろごろ、屋根裏部屋には「ゴトーユニットのホーンシステムの一部」が無造作に置かれているという有様でした。ゴトーユニットは、やる気になったら稼働させるということで、その道のマニアから譲り受けたものだそうで・・・結局、日の目を見ることはなかったのですが、今でも、自宅の屋根裏部屋に置いてあります。

自室(兄弟部屋)には、親父と秋葉原で物色して決めた、お気に入りの小型2ウェイスピーカーを本棚に置いて(ブックシェルフ)、エントリークラスの、それでも単品のレコードプレーヤー、カセットデッキとプリメインアンプを組み合わせたオーディオシステムを誂え、時に貴重なレコードを直接、普段はレコードレンタル店から小遣いを叩いてレコードを借りて、親父のステレオ装置でカセットテープにダビングしたアルバムを、繰り返し、繰り返し、聴きながら・・・あれやこれやと、遊んでいました。

オーディオで音楽を聴くのは、子供のころからの習慣です。音楽が主で、オーディオ装置はあくまで道具。そういう意識で、10年くらい前までは、そこそこの装置で普通にセットして、日常的にオーディオを使っていました。

ひょんなことから、近所の老舗オーディオ&ビジュアル専門店に出入りするようになったのが、10年ほど前。そこには、最新の数万円〜数百万円のオーディオ機器がずらりと陳列されていて、壁一面に30〜50組の高級スピーカーが置かれ、ボタン一つで切り替えて試聴できる環境や、200インチスクリーンにプロジェクターから映画やライブを投影してサラウンド音響を視聴できる暗幕付の専用ルームなどがありました。記憶にある全盛期の秋葉原電気街の専門店を遥かに凌ぐ規模の“本格的なオーディオ&ビジュアル・システム”を実際に体感することとなり・・・嵌りましたね。

結構な額の小遣いを散財しながら、オーディオ・マニア的な道へ進み、5年程経った頃・・・縁あって、“イノウエKIスピーカー”に出会いました。

一聴して、“これは、只事ではないゾ!”と、驚嘆しました。
録音再生音とは思えない、生の音そのものが、そこで鳴っている・・・“ミラクルなサウンド”との出会いでした。

低音から高音まで真ッ平の色付け無し、恐ろしいほどに歪を感じない、唯一無二の音が出ている。
まるで生演奏? 否、下手すりゃ、生音より密度の濃い、分厚い高音と軽やかな低音が、刹那の時間差もなく同時に出ているのです。

なんだこれは!

・・・幸運に恵まれ、現在、うちで鳴っています。

2017/5/2 21:05  [2061-2]   

イノウエKIスピーカーは、「分割振動しないフルレンジ・スピーカー」を「定電力パワーアンプで駆動する」ところが、技術上、最大の特徴です。
これらは、唯一無二で、並ぶものがない。

分割振動しないために考え出されたコーンの断面形状は、中心部が厚く、外周部にいくに従って滑らかに薄くなるような構造になっています。
この形状は、1970年代に「片持ち梁等分布荷重構造断面(かたもちばりとうぶんぷかじゅうこうぞうだんめん)」形状として、特許を取得しているそうです。

世の中に普及している「普通のスピーカーたち」は、分割振動をコントロールして、出てくる音を調整する、というアプローチで作られています。スピーカーのコーンは分割振動はするものとして、他を調整することに苦心しているわけです。

スピーカーのコーンが分割振動すると、具体的に、どうなるか?
例えば、フルレンジ・スピーカーでは、低音も高音も実用的な音圧が出ないため、まともに再生できる楽曲が限られてきます。
分割振動するスピーカーの場合、可聴帯域の再生周波数レンジを確保するには、大小のスピーカーを複数並べて、それぞれが得意な周波数帯域を受け持たせ、巧みに混ぜて「それらしく聞かせる」ように、いろいろと工夫する・・・という、至極常識的なスピーカーの作り方を取らざるを得ません。

イノウエKIスピーカーだけは、そもそも、分割振動しなければ、「他を調整する必要はなくなる」という発想で、徹底的に「スピーカーのコーンを分割振動をさせない」構造を数学的かつ物理学的に突き止め、材料工学を駆使して、億単位の開発費を投じて試行錯誤を繰り返し、とうとう「実働する商品」として完成させたものです。

分割振動しないイノウエの場合は、可聴帯域である20Hz〜20000Hzの再生周波数レンジが、リニアに、一個のスピーカーユニットから、何の躊躇もなく出てきます。

分割振動しないメリットは、これだったのか!!
まさにミラクルなサウンドが鳴り、部屋を音楽が満たします。
分割振動する普通のスピーカーからは絶対に聴くことが出来ない、唯一無二のリニアな再生音が、今そこで鳴っています。

・・・

では何故、分割振動しないイノウエKIスピーカーは、誕生から40年を経ても尚、世の中に普及していないのでしょうか?
普及はおろか、もはや絶滅の危機的状況にあり、知る人ぞ知る「幻の逸品」から、そろそろ「伝説と化す」に至る道程の途中という・・・悲劇の物語は・・・果たして・・・

2017/5/3 05:29  [2061-5]   

現在の機器構成を書いておきます。
イノウエKIスピーカーを使いこなすという遊びは、それそのものが趣味における一つのカテゴリーと言えるほど、様々かつ膨大な試行錯誤&沈思黙考の道を歩むこと、と言えます。

スピーカーとパワーアンプは決まっている。
では、プリアンプとプレーヤーは、どの機器を選ぶか?
そこから、心地よい苦悩が始まるのです。

その過程は、「己を知る」過程そのもの、と言えそうです。

〜・〜・〜

スピーカー:INOUE KI16cm・フルレンジ・スピーカー+フォステクス箱リアバスレフ改造(自作系)
パワーアンプ:INOUE管球式定電力(12W)アンプ(専用アンプ/使用開始後初期メンテナンス済)

プリアンプ:marantz PM-17SA ver.2 (セパレートにてプリアンプとして使用)
アナログ・ターンテーブル:marantz TT-8001
SACD/CDプレーヤー:SONY SCD-777ES



2017/5/17 06:20  [2061-12]   

とある事情のため、オーディオ部屋が荷物で埋まっていた半年間、電源を入れていなかったのですが、最近になってようやく荷物が片付いて、久しぶりに「イノウエ・システムに灯を入れ」ました。

1日目は、音が起きてこなかった。
2日目に覚醒し、相変わらずの“ミラクルなサウンド”が炸裂してくれました。

これからも、気が向いた時に、自宅コンサートを開き、この奇跡を堪能したいと思います。

我がイノウエ・システムは、順風満帆です。

2017/10/25 18:08  [2061-16]   

普段は、フツーのオーディオで音楽を聴き流す。

たまの休みに、イノウエKIシステムに灯を入れ、ミニ・コンサートを開催して“独り”で堪能する。

“独り”は、孤独の独ではなく、独占の独。
生演奏を超える“生音”を浴びるひと時。

原音再生?
否。
生音再生である。

そこで、楽器が鳴っている。
そこで、歌手が歌っている。

未だ凌ぐもののない、孤高の再生音楽を、独占するヨロコビに浸る。


2018/3/14 06:09  [2061-31]   

 tosinoriさん  

こんにちは

以前はお世話になりました。
こちらの掲示板も時々拝見していました。
書込みができるようになったようで、思わず投稿した次第です。

私のイノウエシステムは、まだ完成途上ですので
本来のものではないのですが、少しでも近づければと思っています。

Kenzoさんから、何かとアドバイスを頂き音楽を楽しんでいます。
イノウエシステムの「生音再生」が目標です。

先日、イノウエ工房で真空管アンプのコンデンサーを交換した頂き
別次元の躍動感はそのまま、極自然な音になり「生音再生」に
少しは近づいたのかなと、でもプリはイノウエではなく
スピーカースタンドも間に合わせ、部屋の環境は最悪の状況で、本来の音にはまだ遠いのかなと。

それでも、イノウエシステムの片鱗に触れられるだけでも幸せと思っています。

これからも、こちらの掲示板を楽しみにしています。
車の方も結構好きで楽しいですね。

2018/4/9 18:22  [2061-38]   

tosinoriさん

稀少なイノウエシステムのユーザーが、一人集いました。
宜しければ、現在のシステム構成をご提示ください。

>イノウエ工房で真空管アンプのコンデンサーを交換した

話が見えないのですが、「定電力アンプの仕様変更(=改造)を依頼し実施した」ということでしょうか?
それとも、「コンデンサーが故障して修理した(=元に戻した)」のでしょうか?
いずれにしても、再生音が変わってしまうと、セットアップを全部やり直しになりませんか?

>Kenzoさんから、何かとアドバイスを頂き音楽を楽しんでいます。
>イノウエシステムの「生音再生」が目標です。

『Kenzoさん』とは?
『イノウエシステムの「生音再生」』とは?


なぞかけ問答の様相を呈していますが、ま、これも“らしい”ということで・・・

2018/4/10 03:31  [2061-40]   

 tosinoriさん  

Miraculous soundさん こんにちは

???と、見えない話で失礼しました。
私の記憶では、Twi○ightさんだと思っていますが
違っているようでしたら、ごめんなさいです。

私の方は縁があってK.Iスピーカーと出会いましたが、思うように鳴らず
専用真空管アンプの重要さを、目覚○さんから教えて頂き
専用真空管アンプを導入することでその素晴らしさを実感しています。
システムは
 K.Iスピーカー+専用真空管アンプ(電源別)です
 プリはイノウエプリは未導入です。
 クラウンSL-2、マッキンC28、パッシブアッテネーター、中華プリを使用しています。

音楽はPCでネットラジオやCD(リッピングしたもの)で聴いています。
レコードやCDPも使用しますが
PCでもDDC、DAC等を使いましてそこそこ良い音になっていると感じています。

真空管アンプのコンデンサー交換、Kenzoさん(以前は目覚○さん)の件
 Kenzoさんのブログで「1μF 500X耐圧の積層セラミック」に交換することで
 イノウエ先代が追い求めた「究極の原音再生」を体験できるというので
 イノウエ工房で交換してもらったものです。
 音質的には躍動感はそのまま、より自然な音になったと感じています。
 セットアップについては変更は特にしていません。

『イノウエシステムの「生音再生」』とは
 Kenzoさん等がイノウエスピーカーは原音再生というより、
 「生音再生」』が正しいということで 生音再生と表現しました。。
 躍動感がありながら、極めて自然で心地の良い音楽と感じています。

現在、イノウエシステムともう1つのシステムを使用しています。
こちらも結構良い音で、これでも十分に良い音だと思っていますが
イノウエシステムで聴く音楽は、別格、別次元の音楽ですね。

見えない話で困惑されたかもしれませんが
これからもよろしくお願いします。

2018/4/10 09:06  [2061-42]   

tosinoriさん

さて、さらに、話が見えなくなりました。

見知らぬ匿名の二人が不特定多数の人が読む掲示板で会話をするというゲームを行っているのですから、書くべきことを書かないと会話(ゲーム)が成立しませんので、せめて、機材の名称くらいは正確に書いてください。
また、暗黙のルールとして、不気味な伏字(〇)はご法度です。
要らぬ憶測をカキコムのも不謹慎ですので、今後は控えて下さい。

小言はこれ位にして、本題に入ります。

tosinoriさんは、イノウエKIスピーカー(16p?)を縁あって手に入れた。
手持ちの定電圧アンプ(=普通のアンプ)で上手く鳴らないので(⇒当然です)、専用定電力アンプを購入した。
そこそこ良い音で鳴るようになった(⇒当然です。)
スピーカースタンドは間に合わせで、セッティングを追い込んでいない。
部屋の環境は最悪の状況で、そのまま放置し改善策は手つかずのままである。
プリアンプは、業務用のクラウンSL-2とパッシブアッテネーター(詳細不明)と中華プリアンプ(詳細不明)とマッキントッシュC28(完動品?)の4つを所有していて、気分に応じて使い分けている?
「イノウエプリ」というプリアンプが存在する?
(⇒バクーンプロダクツ製のサトリ回路とイノウエ工房製電源回路を使用した自作系プリアンプ(=サトリ・プリアンプの改造品)のことを指していると思われるが?)
『Kenzoさん』が、「(専用定電力アンプに使用されている一部のコンデンサーを、)「1μF500V耐圧の積層セラミック」に交換することで、イノウエ先代が追い求めた「究極の原音再生」を体験できる」とブログに書いているのを読んで、同じ仕様変更(=改造)をイノウエ工房に依頼し実施した。
結果、より自然な音に変化した??

僭越ながら、モノゴトの優先順位を整理させて頂くと、『Kenzoさん』のアドバイスを受け入れるのであれば、下記のようになると思います。

1)オーディオを遊ぶに環境の良い部屋を確保する。
 必要があれば既存の部屋をリフォームしたり、家そのものを新築(建て替え)することも厭わない。
 オーディオ遊びで最もコストがかかるのは、部屋の確保であることを知るべし。
2)『Kenzoさん』が推奨しているCDプレーヤーを購入し、CD(音源)もオリジナル(≠リッピング)を購入し、ブログに書かれている言葉を理解しうる状態を確保する。
3)スピーカースタンドは、(箱に合わせて専用サイズを特注し)FAPSのT-TOPを購入する。
4)パッシブアッテネーターや簡素で一般的なプリアンプを使用し、単線のスピーカーケーブル(イノウエ鉄管ケーブル)を使用して、スピーカーのセッティングを追い込む。
5)「イノウエプリ」を購入し、プリアンプを入れ替え、違いを吟味して細部を詰める。
6)専用定電力アンプに使用されている一部のコンデンサーを、「1μF500V耐圧の積層セラミック」に交換する。

tosinoriさんの現状は、上記の1)〜6)のうち、1)〜5)を実行することなく数年間過ごし、何故か最近になって6)だけ実行した状態とお見受けします。
「木を見て森を見ず」とは、こういった細部にのみ執着する“オーディオマニアの生態”を指すのではないでしょうか??

ちなみに、私は、6)以外を全て実行しています。

5)に関しては、購入前に実機で違いを吟味した上で、購入を見送りました。
また、6)は、イノウエプリ(=サトリ・プリアンプの改造品)をシステムに導入した場合に、初めて意味を成す改造(微調整)と考えますので、私には不要です。
3)は、私が紹介(推奨)したものです。



謎が謎を呼び・・・混迷の中で堂々巡り・・・となるや否や?



2018/4/10 18:32  [2061-43]   

 tosinoriさん  

Miraculous soundさん こんにちは

記載の仕方が気に入らないようでしたらすみません。
また、伏字(〇)はご法度とのこと、私としては気を使ったつもりでしたが。

『Kenzoさん』のアドバイスで少しでも王道を極めることができたらよいと、
できる範囲で試行錯誤していましたが。

書き込むなら現状のすべてを記載すべし、やることをやってからと。
アドバイスの内容は言われたことがあり、すべきことなのでしょう。
オーディオ遊びはコストがかかるのだから、できなければこの領域に入るべきではない
というのであれば、極少数の人のものになってしまいますね。

でも、ささやかながらとできる範囲で音楽を楽しもうとしている者もいます。
イノウエシステムは完璧に使いこなすことができる者だけのものでしたら
その範囲の方だけで、一般の方は近づけなくなりますね。

イノウエシステムの片鱗でもと思って書込みしましたが
完璧にできない者が何かを語るところではないようでした。
失礼しました。

2018/4/10 20:07  [2061-44]   

tosinoriさん

混迷の中で堂々巡りを楽しんでおられるようですね。

オーディオで「究極の原音再生」や「生音再生」を目指していると宣言するなら、せめて、マトモな部屋を確保して、しっかりしたスピーカースタンドに乗せて位置を詰めるくらいのことはやってください。
イノウエうんぬんではなく、オーディオ遊びのイロハのイ、基本中の基本です。
基本を疎かにしたままの現状は、「王道を極める」や「完璧に使いこなす」などという言葉を使う以前の問題だと思います。

イノウエ・システムは、一般のオーディオ遊びをやりつくして尚、満足できなかった御仁が最後に辿り着くであろう頂(いただき)の一つ、と言ってよいでしょう。

その質や程度はともかく、私は小学生の頃から、なんだかんだで40年ほどになりますが、オーディオを介した音楽鑑賞を生活の一部として日常的に楽しんでいます。“オーディオ遊び”にしても、子供の頃は周りの大人たちを、大人になってからは趣味の仲間や専門ショップとの交流を通して、様々な体験をし経験を積んできました。その過程で、イノウエ・システムに出会い・・・
⇒当スレッドの冒頭へすすむ。

tosinoriさんが、ここで「何かを語る」のであれば、最低限の自己紹介とオーディオ遊びの遍歴くらいは教えて頂かないと、会話が成り立たないのです。

『テーマに沿った節度あるカキコミをお願い致します。』


〜・〜・〜

『イノウエKIスピーカーを使いこなすという遊びは、それそのものが趣味における一つのカテゴリーと言えるほど、様々かつ膨大な試行錯誤&沈思黙考の道を歩むこと、と言えます。

スピーカーとパワーアンプは決まっている。
では、プリアンプとプレーヤーは、どの機器を選ぶか?
そこから、心地よい苦悩が始まるのです。

その過程は、「己を知る」過程そのもの、と言えそうです。』

〜 Miraculous sound 談

2018/4/11 04:24  [2061-45]   

Simple is best.

久しぶりに、イノウエ・システムのセットアップ変更を実施した。

これまで設置していた和室がなんだかんだで混んで来てビジーになったのに伴い、部屋をメーターモジュールで6畳和室(内装のみ)から8畳洋室へ変更した。

6畳和室:4×3×2.4=28.8立方メートル
8畳洋室:4×4×2.4=38.4立方メートル

実は、これ位のエア・ボリュームの方が“部屋を鳴らす”という感触からするとしっくり来るのであるが、理想に近づいたことになる。

写真のように、シンプルにまとめてみた。
というより、ウチ本来の“メイン・システム復刻”である。
デンオンらしいコクのある音響表現が良い塩梅であるが、イノウエKIスピーカーを得て、デンオンもデノンも到達しえないリニアな領域の音楽表現が、アッサリ炸裂している。

〜・〜・〜

スピーカー:INOUE KI16cm・フルレンジ・スピーカー+フォステクス箱リアバスレフ改造(自作系)
スピーカースタンド:KRYNA PRO PARTHENON Series PA-30
パワーアンプ:INOUE管球式定電力(12W)アンプ(専用アンプ/使用開始後初期メンテナンス済)

プリアンプ:DENON PMA-2000U改 (イノウエ指定コンデンサーチューニング済)
SACD/CDプレーヤー:DENON DCD-1650AE

オーディオラック:クアドラ・スパイア
オーディオ・ボード:重量級集積材(写真の通り)

2018/4/15 20:07  [2061-58]   

Simple is best.

数年ぶりに復活させたデノンのセットは、僅か1週間で見切って、構成を元に戻しました。
ソニーのSACD/CDPは、やはり伝統的にピアノが絶品で、かつてデノンでは満足出来なかったことを思い出したのです。

デノンは、音色が少々作為的。

ソニーは、衒い(てらい)がない。

ピアノの打鍵で微かに響く“鉄の音”は、ソニーの真骨頂で他のメーカーからは聞こえてこない。
このリアリティは、CD/SACDを発明したメーカーの“凄み”なのかもしれません。

SONY SCD-777ESに関しては、この揺るぎのない低音の表現は他で聴いた例(ためし)がなく、イノウエKIスピーカーによる神速低音表現にて真価が鳴っているのでしょう・・・これも、唯一無二で未だ並ぶものがありません。

ああ、これだ、これ!

〜・〜・〜

スピーカー:INOUE KI16cm・フルレンジ・スピーカー+フォステクス箱リアバスレフ改造(自作系)
パワーアンプ:INOUE管球式定電力(12W)アンプ(専用アンプ/使用開始後初期メンテナンス済)

プリアンプ:marantz PM-17SA ver.2 (セパレートにてプリアンプとして使用)
SACD/CDプレーヤー:SONY SCD-777ES

オーディオラック:クアドラ・スパイア
オーディオ・ボード:重量級集積材(写真の通り)

2018/4/25 18:40  [2061-82]   

稼働率は、月に1〜2時間というのが、現在の当家のイノウエ・システムである。
アルバム1〜2枚を、“じっくりと聴く”・・・1カ月に一〜二回・・・というペースで、言ってみれば、月に1回「オーディオ・ライブ」を堪能するというスタンスになっている。

これまで、導入から5年以上を経ているが、のべ稼働時間は500時間以下である。
各種の真空管の“寿命”を最短で1000時間として、このまま使用し得る残り時間は500時間というところであろうか。

現在のペースを維持すれば、年に20時間の稼働としても、25年は持つ計算になる。

大事に、大切に、丁寧に、このクオリティを保ちつつ・・・博物学的な保存に、これからも徹したい。


・・・


ところで、この“ミラクルな音”は、昨今の最新のオーディオ機器群(分割振動するスピーカーを使用するオーディオ達)からは、絶対に聴くことができない、唯一無二の音であることに変わりはなく。

巷のフツーの高級オーディオ機器を使用したシステム・・・総額1000万円を掛けた「超高級オブジェ」からの出音を1000万円の価値ありとするなら、イノウエ・システムの出音は、軽く10倍・・・“1億円の価値がある”・・・と言えましょう。

一聴して、音の輪郭が、再生音そのものが・・・全く違う・・・別次元なのです。

柔らかな太鼓の革を叩く音と硬い金属を叩く音が全く別物であるのと同様に、スピーカーのコーンが“分割振動する”か“分割振動しない”かは、ベツモノなのです。

分割振動しないイノウエ・システムはきっと・・・“22世紀の常識”となっている・・・かもしれません。
1970年代の稀代の発明が、その真価を理解されるのに、一世紀以上の時を必要とする・・・という物語があっても、人類の歴史としては、特記すべき稀な出来事だということはないのでしょう。

・・・

時空を超えて、アタリマエの再生音楽を聴けるヨロコビを、今日も堪能する・・・日々。

部分的に、“人類の進歩”は遅々として進まず・・・を、味わう。

2018/6/15 19:05  [2061-103]   

SACD/CDプレーヤー:SONY SCD-777ES

1999年製の世界最古の家庭用SACD再生機(厳密には上級機SCD-1が最古)ですが、SACD/CDハイブリッド円盤のSACD層の読み込みが出来なくなってしまいました。CD円盤、SACD/CDハイブリッド円盤のCD層、SACDシングルレイヤー円盤は普通に再生出来ますので、ピックアップ機能が全損したわけではなさそうです。

早速、修理に出してみようと思いますが・・・果たして?
修理できても、常用からは外し、博物として保管することになりそうです。


さて、メイン・システムのSACD/CDPに支障が発生したため、後継機を検討せねばなりません。
予算は20万円前後を目処に、新品購入を検討したいと思います。

SACD/CDプレーヤーは、音質も大事ですが、「SACD再生時の円盤回転機械音が聞こえない」ことが、当家のメイン・システム機器としての条件となりますので、筐体が華奢で内部の音が漏れるものや、回転部が安価で機械音が五月蠅いものは、書類選考の段階で候補から外します。
ちなみに、手持ちの機器では、デノンDCD-1650AEは静かで合格、ソニーSCD-777ESはやや煩いが許容範囲内で合格、マランツSA7001とマランツSA7003は五月蠅くて不合格です。
ゆえに、音漏れの少ない立派な筐体や密閉型の回転部品を使用したクラスとなると、20万円前後は覚悟する必要があるのです。

さて、5年以上、SACD/CDプレーヤーを買ってないので現状をほとんど知らず、とりあえず一昨日から昨日の2日間かけて、雑誌やWeb記事を読み漁って、候補を絞ってみました。

15万〜20万円
デノン DCD-2500NE
マランツ SA-14S1(在庫処分)

20万円〜25万円
マランツ SA-12
パイオニア PD-70AE

購入可能性の順番は、並びの通りです。

マランツSA12は、ディスクリートDAC(MMM)搭載が画期的で、「デジタルフィルター、ノイズシェーパー、ディザー、レゾネーターについてはユーザーによる設定の切り替えができ、24通りの組み合わせから好みに合わせて音色を調整することができます。」という機能に興味があります。イノウエKIスピーカーの特性に合わせて、あるいはソースに合わせて、何はともあれ24通りからの最適解を探すとなると、“当分は遊べる”ことは間違いないでしょう。求める音を出すために、既存のDACチップの使いこなしに満足せず、DACを自前で組んでしまった、というメーカーの姿勢に感動します。
これぞ、“メーカー”です。

パイオニア PD-70AEは、パイオニア(ブランド)最期のSACD/CDプレーヤーとなる可能性が高く、博物としての価値があります。とはいえ、出自から、いわゆる(車載の)カルソニック・サウンド傾向である可能性が高く、クルマの中では良いけれど・・・となるリスクはありましょう。

何はともあれ、試聴に行ってこようと思います。

2018/9/24 10:11  [2061-120]   

B&W 702 S2

午前中に、行きつけのショップへ行き、ほぼ貸し切り状態で店長と談笑しながら、1時間半ほどかけてじっくり試聴してきました。

スピーカー:B&W 702S2
アンプ:デノンPMA-2500NE

SACD/CDプレーヤー(販売価格/税抜き)
1)デノンDCD-2500NE(約13万円)
2)マランツSA-14S1(約15万円)
3)パイオニアPD-70AE(約25万円)

ソフトは、7枚程持参し1枚につき1曲以下を、それぞれのプレーヤーで再生し、ベストポジションで聴き込みました。
残念ながら、マランツSA-12(約25万円)は、実機の手配が間に合わず展示無しのため聴けず。
1)〜3)に好みが無ければ、SA12を聴くまでプレーヤーを買わなければよいので、無問題です。

いずれの機種も、SACD再生時の動作音は極小で合格でした。
音の小さい順に、
PD-70AEは、ほぼ無音の静寂のレベルで、メーカーの気合いがヒシヒシと伝わる。
SA-14S1も、ほぼ無音ながら、作動していることは分かるレベルで、このクラスなら当然でしょう。
DCD-2500NEは、極小ながら作動音あり、深夜の静寂な部屋ではどうかな?というレベル。

さて、音質は?

2018/9/24 18:25  [2061-121]   

DENON DCD-2500NE

デノンDCD-2500NE

サウンドマネージャーが変わった第一弾で、これまでのデノンサウンドとは一線を画する「現代的な音」とのWeb記事があり、期待して聴きました。
2006年発売のDCD-1650AEから約10年の時を経て、進化したのか?
https://av.watch.impress.co.jp/docs/topi
c/737015.html


期待したほどの進化は聞こえず、相変わらずの「硬めの音」で、些末な違いを気にしなければ、普段聴いている1650AEと同系統の「デノンらしい表現」の範疇でした。硬めの音というのは、「解像度が高くない単調な音色」「音場の広がりが狭目に聞こえる余韻に乏しい表現」のことです。
トランジェント特性が普通の部類で、ピアノやバイオリンの高音再生などで特定の狭い音程域の音が強調されて聴こえるため、音色のグラデーションとして今一つ単調となりやすいという癖は解消されていないことを確認しました。
トランジェント特性が普通ということは、オーディオ機器として普通で、すなわち、生音っぽくない「オーディオの音」を蜂起する、“例の音”に留まる、という意味になります。
これらの特徴は、特にCD再生の特色で、デノンと言えば「Advanced AL32 Processing Plus」というポリシーが貫かれていることの現れだと考えられます。

ある意味で、老舗のラーメン屋が代替わりしたが、“味の基本は変わらない”という“不変のポリシー、すなわち、安心・安定のメーカー色”な世代継承を確認した感じと言えましょうか。
DCD-1650AEが普通に作動中であることから、同じようなモデルを買い増しすることは無いので、選択肢から外しました。

これは、買わないゾ!

2018/9/24 19:07  [2061-122]   

パイオニアPD-70AE

パイオニアPD-70AE

デフォルトの、デジタルフィルター:SHARP、LOCKRANGE ADJUST:4(6段階)にて、CDを聴きました。

・・・?

デノンに近い「硬い音」で、音場の広がりが狭いところも似ています。
音色のグラデーションも今一つで、特定の狭い音程域が強調して聞こえるところも、デノン風味でした。
店長によると、LOCKRANGE ADJUSTを狭めると、音場が広がり、硬めの音も艶やかになるとのこと。
早速、LOCKRANGE ADJUST:2(6段階)にしてみると、別のメーカーのプレーヤーか?と錯覚するほど、音響が改善しました。
これは、“遊べる”。

デジタルフィルターの変更も、3種類でそれぞれ出音に変化が得られ、面白い。
ただし、LOCKRANGE ADJUSTを弄った方が変化が大きく、これが“ジッターの大小に伴う音質の変化なのか!”と、10年位前に話題の中心だったジッター問題の実態を、簡単に聞き比べることが出来る時代が来たことには、単純に感動しました。
店長によると、LOCKRANGE ADJUSTは2で大抵のCD再生に問題がなく、4より2が明らかに良いので、デフォルトで2にしておけば良かったのではないか?とのことでした。同意します&さもありなん!

良いところは、兎に角、動作音も再生音も静かなところで、音のない背景が“静寂”を通り越して“無音”に聞こえるのは驚きでした。聴力に異変が起きたかと錯覚するような無音の静けさを背景に、音が鳴るのは、不思議な気分になるほどでした。S/N比は歴代最高の部類でしょう。

いろいろ弄って遊べる点は面白かったのですが、いかに調整しても、基本的にトランジェント特性が宜しくない部類の「高級すぎるオーディオの音づくり」が鳴っているので、好みではありませんでした。
まるで、「デノンの高級機のよう。」・・・との感想を述べると、店長から、パイオニアPD-70AEの開発秘話が披露され・・・ナルホド!道理で!!
秘話の内容は、秘密にしておきます。

これは、好みではなかったので、却下です。

2018/9/24 22:09  [2061-123]   

マランツSA-14S1を購入 イノウエ・システムのプレーヤーに就任

マランツSA-14S1

これは、気に入りました。
10年〜5年位前までのSACD/CDプレーヤーからの「明らかな進化」を、一聴して聴ける程の、超高性能プレーヤーでした。
ここまで良いとは想定外で、驚嘆しました。
この出音は、他と比較して語られるものではなく、絶対的に優れた再生音質だったので、とりあえず、買ってきました。
SA-14S1は既に生産終了しており、最終ロットの在庫処分品を格安で購入したことになりますが、これも縁というものでしょう。

早速、イノウエ・システムに繋いで、音楽三昧の祝日を堪能しています!
我が家のイノウエ・システムにとって、革命的な出会いとなりました。

2018/9/24 22:22  [2061-124]   

マランツSA-14S1

自宅でイノウエ・システムに繋いで、深夜の静寂の中で極小音量でヒラリーハーンのバッハとロストロポーヴィッチ&リヒテルのベートーベンをじっくり聴きました。

「CDに、これほどの音が入っていたのか!」

と驚嘆するような、これまで聞いたことのない水準の、緻密、精密、正確な音が、軽く、リズミカルに、自然に出てきます。
微かな音は微かに、綺麗な音は綺麗に、汚い音は汚く、不協音はそのまま。
不思議なことに、古い録音のヒスノイズは、むしろ全く気にならない。

オーディオの再生音として、ここまで高水準の出音には経験がありませんが、超精密な再生が達成されると、楽器の音色が桁違いに分厚く、まさに生の音がそこで鳴っているように聞こえるを通り越して、生演奏の現場に居るように感じつつ“音楽を追体験する”ことが出来る、ということなのでしょう
演奏の細部から録音時の雰囲気・空気感、CD作成時のマスタリングの様子まで、“何の衒いもなく”“そのまま露に”“全てをさらけ出す”ように、出してきます。

ある意味で、CD内のデジタル情報をアナログ信号に変換してプリアンプに送るという、再生機械としての仕事を、完璧かつ冷徹に、淡々とこなしているとも言えましょう。
“冷徹”とは、僅かな音程の揺らぎも奏者のミスも、正確に出してくるという意味です。

「なんだ、CDには、生演奏がそのまま入っていたんじゃないか!」

オーディオ歴40周年にして、新たな次元の“ミラクルなサウンド”に出会ってしまったゾ!!

〜・〜・〜

スピーカー:INOUE KI16cm・フルレンジ・スピーカー+フォステクス箱リアバスレフ改造(自作系)
スピーカースタンド:KRYNA PRO PARTHENON Series PA-30
パワーアンプ:INOUE管球式定電力(12W)アンプ(専用アンプ/使用開始後初期メンテナンス済)

プリアンプ:marantz PM-17SA ver.2 (セパレートスイッチにて、プリアンプとして使用)
SACD/CDプレーヤー:marantz SA-14S1

オーディオラック:クアドラ・スパイア
オーディオ・ボード:重量級集積材(既出写真の通り)

2018/9/26 05:12  [2061-125]   

marantz SA-14S1

高価格帯のデジタルプレーヤーでありながら、超精密緻密で高級な音が基本であるのは良いとして、何故、この価格帯の機材からは通常聴くことが無い、開放的で屈託のない、抑圧感や恣意的な音色調整の無い音が出て来るのか?
謎を解く鍵となる開発秘話をまとめた記事を見つけたので、ファイルしておきます。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/topi
c/618702.html


≪以下、ポイントを抜粋≫

澤田:実は当初、アルミの立派なカバーをつけることになっていたのです。バイブレーションコントロールの面では、確かにカバーの効果はありますが、それとは違う面で閉塞感や圧迫感、材料のキャラクターがどうしても音に出て来ます。マランツの場合、抑圧された音ではなく、自由な空間表現を重視しているので、最終的にはカバーは無い方が良いと判断しました。当初はアルミカバー込みでコスト計算をしていたので、浮いた分を他の音質向上部分に振り分けられました。確かにアルミカバーがあるほうがカッコイイですが、天板を外さなければ見えませんので(笑)。

DACの後のアナログ回路も工夫したところです。SA-11/NA-11に準ずる回路ではあるのですが、SA-14S1には上位機種にあるバランス出力が無く、シングルエンドのみです。そこで、DACのバランス出力を合成してアンバランスにするのですが、DACの出力を受けるI/V変換のステージでは、そのままバランスとして4回路(右チャンネル±/左チャンネル±)で受け、そこでアナログ電圧信号にしてから合成しています。DACはデジタル/アナログコンバータですので、出力はアナログ信号だと思われている人が多いのですが、厳密には電流出力型DACから出ているのは高速電流パルスで、それにフィルタをかけるとアナログになるのです。電流パルスの段階で合成するよりも、アナログに戻した後で合成する方が音質面では有利です。

コスト面でカバーを外したので小さく見えますが、コアサイズはNA-11と同じで、トランスの容量としては実はSA-11S3よりも大きいんです(笑)。

澤田:開発の際も、コストをできるだけ守って購入しやすいSA-15S2(157,500円)の価格に近付けるか、SA-13S2の価格に近くなっても、やれることをやった方が良いのか? が議論になりました。結果的にはSA-13どころではない内容になっていますが(笑)。ただ、それゆえ外装などはSA-15寄りになっています。さすがにこの価格でアルミのトップカバーなどを使うのは難しいので。そのぶん中身に使ったという事です。
 もちろん(SA-13S2で採用している)アルミカバーや銅メッキシャーシなどは、音のディテールや聴感上の混濁感の違いなどに効いてくる大事な部分ですが、これまでお話してきたSA-14S1の中身に投入してきた部分は、スペックそのものに影響し、情報量自体が変化する部分ですので、今回はそこに注力したというわけです。

山:価格は営業がつけるのですが、ご覧の通りSA-14S1はコストが結構高くなってしまって……。ただ、最初に“SA-14”という名前に決めてしまったので、SA-13S2の価格(262,500円)より低くしなければならないという、モデルナンバーに縛られる部分があって困りました(笑)。我々にとっては辛いですが、お客様にとってはラッキーと言えるかもしれません(笑)(国内営業本部 国内マーケティンググループ 山健一マネージャー)。

≪抜粋終わり≫

コスト管理の影響から筐体は下位モデルを流用し、特に音に抑圧感を付加するカバー関係は外し、浮いたコストを筐体の代わりに、回路や部品に振り分けた結果、偶然ながらトランスは大きくなりつつ・・・という様々な制約と工夫の結果として、かような、“ミラクルなサウンドの源”が生み出されたようです。

こういったミラクルなデジタルプレーヤーを、生産終了後の在庫処分品として、SA-15S2並のカカクで購入してしまったという…(嬉

2018/9/26 18:43  [2061-126]   

Miraculous sound さん  

2018/9/29 07:14  [2061-127]  削除

marantz PM-8004

SA-14S1導入に際し、プリアンプを変更しました。
2年前にサードシステム用に新品購入し、システム縮小に伴い保管していた、marantz PM-8004のプリアウトを使用します。PM-17SA ver.2に比べて、極小音量領域のボリュームコントロールが緻密に出来るというメリットがあります。また、電源のオンオフを含め、リモコンが1台で済むのは便利です。なにより、外観が現行モデルで新品購入なので、無傷で綺麗、見栄えが良いというのも大事なポイントです。(イノウエ・システム使いが見栄えを気にする?)

昨日、「ハナシにならない。」と評価してPM-8004を落とす方針とし酷評記事を書いたのですが、こんなハズじゃない、と気を取り直して配線を含め、まじめにセッティングを詰めて再評価したところ・・・“とあるミス”に気づき、酷評記事を削除して名誉挽回の記事を書いている次第です。

「PM-8004の電源ケーブルの極性を間違えていた」というのが、“とあるミス”でした・・・耄碌成!
言い訳すると、PM-8004もPM-14S1も付属のケーブルは同じ実用品で、以前のもの(PM-17SAver.2やSA-7001の頃のもの)と異なり、白いラインが入っていないため、極性が分かりにくいのです。
昨日は、聴きながら、「何か変だぞ、歪みっぽいし、壊れたような音がするのだが・・・」と、もんもんとしていたのですが、正しく極性をそろえてみると、“直った”のです。
たかが極性、されど極性…也!

こうでなくては!
出音も最高デス!!

2018/9/29 07:52  [2061-128]   

ミラクルなサウンドのシステム

比類なき至高の再生音楽を奏でるシステム・・・故障無き限り、これにて完成です。

マランツは、回路に汎用オペアンプ(遅い)を使用せず、ディスクリートで速いアンプ回路を造って搭載してくれるので重宝します。
イノウエ・システムの相棒として、好い塩梅です。

〜・〜・〜・〜

スピーカー:INOUE KI16cm・フルレンジ・スピーカー+フォステクス箱リアバスレフ改造(自作系)
スピーカースタンド:KRYNA PRO PARTHENON Series PA-30
パワーアンプ:INOUE管球式定電力(12W)アンプ(専用アンプ/使用開始後初期メンテナンス済/電源部別筐体)

プリアンプ:marantz PM-8004 (プリメインアンプのプリアウトを使用)
SACD/CDプレーヤー:marantz SA-14S1

オーディオラック:クアドラ・スパイア
オーディオ・ボード:重量級集積材(写真の通り)

2018/9/30 19:34  [2061-129]   

古典システム 一癖も二癖もある個性たち

メインシステムの更新に際し、かつてオーディオ部屋として使用し、最近は倉庫と化していた和室を、久方ぶりに、それなりに片付けて、サードシステムを再構築しました。
ちなみに、セカンドシステムは、B&W N804をフロントスピーカーに擁した、リビングの55インチ液晶TVを中心としたAVサラウンドシステムです。(→「AVアンプの進化」参照)

古典として、DIATONE DS-9Z(1980年代、密閉型)を、トライオードTRV-88ST(1990年代、管球アンプ)にて鳴らすシステムを吟味しました。
次に、近代として、DALI ZENSOR3を、FAPSサイドプレスに載せて、アレコレ遊びました。
マランツPM-17SA ver2にて鳴らすシステムで落ち着つくかな?・・・というタイミングで、かねてより、中古で安価に入手できる機会があれば、その場で捕獲しようと決めていたスピーカーに出会ってしまい、即確保。

FAL Supreme-S C60

http://www.fal.gr.jp/products/speaker_un
it/flat_c60/

http://www.fal.gr.jp/products/speaker_sy
stem/supreme_s_c60/


分割振動は、ほぼ無いと言える構造で、イノウエKIスピーカーとは異なるアプローチで「理想のフルレンジ・スピーカー」を実現しています。
その鳴り方は独特で、極めてみたくなる、魅力的な素材なのです。

中古価格は、定価の3分の1と格安でした。
ハイエンド・スピーカーに飽き足らない好事家が手を出して遊ぶものの、使いこなしが難しく、「思ったように上手く鳴らない」として、手放すケースがチラホラと・・・の結果のようです。

イノウエKIスピーカー使いからすれば、一度は味見してみたい、ざっくりと同類項ですので、この機会に導入してみました。

2018/10/7 19:13  [2061-130]   

サードシステムにもミラクルなサウンドを!

既に8年以上前から注目し、専門ショップの展示を何度も試聴し、FALのハイエンドも含め、複数のアンプやプレーヤーとの組み合わせも体験していたので、この独特の鳴り方には馴染がありました。
ただし、専門ショップのセットアップは、基本的に、経験豊かな(高齢の)ハイエンド・ユーザーを対象にしたもので、聴くものを“驚かせよう”という意図が込められたものでしたので、その真価が鳴っていたとは言えませんでした・・・今から思えば。
純正組み合わせの専用真空管アンプ(5年前の仕様)でのデモンストレーションも試聴経験がありますが、凄いのは認めるが・・・という印象に留まっていました。

縁あって、自宅で好きなように鳴らす機会を得た今回、さて・・・

使いこなしのポイントは、まず、「部屋のどこに置くか?をミリ単位で吟味すべし!」でした。
メートル・モジュールの6畳和室(内装のみ和)で、スピーカーの存在が消えるポイントを探して、其処に置くと、部屋も消えるのです。
位置が決まると、演奏者の位置が決まり、どこで聞いても「そこで演奏しているよう」に聞こえます。
FALのスピーカを知らないヒトが聞いたら、普通に驚嘆するでしょう、この鳴り方は。
何もない空間に、様々な音源がちりばめられ、ピタリと定位して自然に鳴り出すのです。

ネットワークの無いフルレンジで、実用音圧で30Hz(実測)〜14000Hz(スペック)が、緻密精密に、ほぼ分割振動なく鳴るので、音色の慣らし分けや楽器の質感の実態感の表現、なにより、ボーカルの生っぽさは、比類なきミラクルなサウンドの領域に、簡単に達してしまいます。

念のために書き添えておきますが、B&W N804のような普通の分割振動ありきのマルチウェイ・スピーカーとは根本的に鳴り方が違います。また、普通の分割振動ありきのコーン型フルレンジスピーカーとも根本的に違います。
どう違うのかは、オーディオに興味のない一般人である家人が、下記のように語ってくれました。

「イノウエっぽい。」

「(イノウエのように専用の)真空管アンプではないのに、ここまでリアルに鳴るのは、面白い。それでも、よく聞くと、イノウエほどの迫力は感じないかな。」
「“イノウエの上澄み”を聴いている感じ。」

20Hz〜30Hzの超低域が部屋を瞬時にウオンと満たす鳴り方をするイノウエ・システムには及ばないが、超低域以外の表現は似ている、との感想でした。

“イノウエの上澄み”とは、サードシステムに相応しき称号です。

〜・〜・〜

スピーカー:FAL Supreme-S C60 FLATフルレンジ・スピーカー
プリメインアンプ:marantz PM-17SA ver.2
スピーカー・ケーブル:BELDEN 8470 16GA

アナログ・ターンテーブル:marantz TT-8001
SACD/CDプレーヤー:marantz SA-7001
RCAケーブル:附属の赤白

ラック:ホームセンターの自作系

2018/10/7 20:20  [2061-131]   

FALシステム 真空管のよさを愛する トライオードTRV-88ST マランツの世界感

サード・システムを吟味しました。
結果、“ZONE”に入って、“FALシステム”として、独自の世界を構築するに至りました。

五味康祐氏の「オーディオ巡礼」に「オーディオ愛好家の五条件」という項があります。
その一節に、「真空管のよさを愛したことのない人にオーディオの何たるかを語ろうとは、私は思わない。」とあります。

パワーアンプをトライオードのTRV-88STとし、三極菅接続の真価”をFALのフルレンジで“愛でる”システムを構成してみました。
なるほど、これぞ、真空管の味わいです。

FALシステムは、これにて完成なり!

〜・〜・〜

スピーカー:FAL Supreme-S C60 FLATフルレンジ・スピーカー
プリアンプ:marantz PM-17SA ver.2
パワーアンプ:トライオードTRV-88ST(三極菅接続25/8Ω)
スピーカー・ケーブル:ウエスタン・エレクトリックWE 16GA(オリジナル赤・赤)

アナログ・ターンテーブル:marantz TT-8001
SACD/CDプレーヤー:marantz SA-7001
RCAケーブル:附属の赤白

ラック:ホームセンターの自作系
オーディオ・ボード:写真の通り

2018/10/12 19:37  [2061-132]   

新生イノウエKIシステム イノウエ管球式定電力パワーアンプ

メインシステムのセットアップを、本腰を入れて再構築しました。

メインシステムはこれまで、部屋の壁際でこじんまりした音場が下方展開していたのを許容して使っていましたが、最近になってFALスピーカーの広大な音場展開に触発されて、イノウエ本来の鳴りを復活させることとしました。
10畳洋室の部屋そのものを鳴らすため、まず、スピーカースタンドをFAPS T-TOPに戻し、高さを吟味しました。

ドーンと部屋が鳴って、空気が一変する。

こうでなくては!

流れで、プリアンプとラインケーブルを変更しました。
プリアンプは、かねてより注目していたONKYO P-3000Rの新品同様品(7.4万円)を見つけたので、その場で捕獲したものです。SACD/CDプレーヤーをMARANTZ SA-14S1に変えたばかりのタイミングでしたが、ついでに、というノリです。

静寂のレベルが格段に下がり、精密緻密な再生音は、ヘッドホンで聴く以上の繊細さです。
これまで聴こえなかった極小音を次々と発見、スタジオ録音ものでは、バイオリンやピアノの共振音、ボーカルのリップノイズや息遣いは当然のように、ドラムスではスティックの風切り音まで、ヒトが演奏している様子が、自然に、実在感をもって再現されています。

これは・・・経験のない音楽との距離感で、不思議というか、奇妙な感覚というか・・・
まるで、音楽の生まれる現場に立ち会ってレコーディングに参加しているようです。

この不思議な感覚は、共有されるのだろうか?

起きている現象を検証するため、新生イノウエ・システムを家人に聞かせたところ、
「部屋がレコーディング・スタジオになったよう。そこで、大野君(嵐)が歌っている!!大野君は、歌声が良いと思っていたが、ここまでとは知らなかった…凄い!!さすが!!」
と感激して涙ぐみながら、嵐愛を語りはじめ、止まらない。
(嵐というのは、ジャニーズの嵐のこと)


しばらく、この奇跡的な現象を、堪能しようと思います。


〜・〜・〜

スピーカー:INOUE KI16cm・フルレンジ・スピーカー+フォステクス箱リアバスレフ改造(自作系)
スピーカースタンド:FAPS T-TOP
パワーアンプ:INOUE管球式定電力(12W)アンプ(専用アンプ/使用開始後初期メンテナンス済/電源部別筐体)

プリアンプ:ONKYO P-3000R
SACD/CDプレーヤー:marantz SA-14S1

電源ケーブル:附属品
プレーヤー〜プリアンプ間ラインケーブル:audioquest Diamondback 1.0m (単線)
プリアンプ〜パワーアンプ間ラインケーブル:audioquest Diamondback 1.0m (単線)
スピーカーケーブル:AT-ES1400 2.5m(単線)

オーディオラック:クアドラ・スパイア
オーディオ・ボード:重量級集積材(写真の通り)

2018/11/18 07:47  [2061-153]   

ピリスのモーツァルト(エソテリックSACD)

ピリスのモーツァルト・ピアノソナタ(エソテリックSACD/CDハイブリッド盤)を、イノウエKIシステム(メインシステム)とFALシステム(サードシステム)で聴き比べてみた。

イノウエKIシステム
マランツSA-14S1(SACD)・・・超絶特特◎:響きの良い中規模ホールで、あたかも自分がピリスに成り代わってモーツァルトのピアノソナタを弾いているかのような感覚に浸ることが出来る。没入感満載の超リアルな音質、音像、音場が再現される。音との距離感、実態感は、至高の水準で、比類なき「生音」再生の極致を体験!!


FALシステム
1)デノンDCD-1650AE(SACD)・・・特◎:響きの良い中規模ホールで、ピリスが、コンサート用グランドピアノを演奏している様を、5m〜10mの距離感、ちょうど最前列で聴いているような、まろやかで実在感のある再生音が違和感なく、自然に鳴る。

2)マランツSA-7001(SACD)・・・〇:響きが良いかどうかは良く分からないが、小〜中規模ホールで、誰かが、コンサート用グランドピアノを演奏している様を、20m以上離れた中央〜後席で聴くような距離感で、「オーディオの再生音として、普及価格帯として普通な感じ」で鳴る。
ピリスの呼吸音、爪が鍵盤にあたる音、ペダルを踏む際の機械音などが、音源に入っているが再生時に聴こえないため、良くも悪くも「省略されている」と言える。

3)ソニーSCD-777ES(CD)、フィルター1・・・超特◎:SACD層は認識不可のためCD層再生を堪能。ホールの音響特性は不明であるが、ピリスが、コンサート用グランドピアノを演奏している様を、ピリスのすぐ後ろで独占的に聴いているような、厳しく、ダイナミックで力強い音を、浴びる感覚が体験できる。やはり、ピアノ・ソロの再現性は、比類なき力強さで、絶品である。

・・・

参考までに、リビングのセカンドシステム(B&W N804)で聴いてみた。

マランツSA7003(SACD)・・・△:モーツァルトのピアノソナタを、誰か上手なプロが引いている。手本演奏として申し分ないが、音質や再生システムを楽しむという意味で、鑑賞対象とは成り得ない。良くも悪くも、フツー。細かな音が聴こえない故、気楽で自然な音は楽曲理解には好ましく、綺麗な演奏として破綻は無い。

・・・

趣味のオーディオの世界は、「分割振動の無いフルレンジ・スピーカーをキッチリ鳴らす」ことで完成するようで、分割振動するスピーカーユニットを並べたマルチウェイスピーカーを、“それらしく鳴らし”ても完成には程遠いということを、あらためて、確認した次第。
また、SACDは、精密緻密かつリアルで実在感のある再生には非常に有効な方式であること、SACDプレーヤーは、音源に忠実な再生が出来るよう吟味し、吟味しすぎない(音を造り過ぎない)、ちょうど良い塩梅の、中堅モデルが塩梅がよろしい・・・のかもしれないと、あらためて思う今日この頃。

・・・

イノウエKIシステムの到達した境地に、あらためて、乾杯!!


2018/11/26 19:09  [2061-155]   



諸行無常

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クルマ道楽の買い物が一段落し、オーディオ遊びの機材吟味も一段落した。
次は何して遊ぼうか?

気候に誘われて、自転車道楽を本格的に再開することにした。
15年ほど前に本格的に嵌って、最初の1年で体重10s減&体脂肪率10%減&ウエスト10p減の“トリプル10 (ten)”を達成した体育会系趣味を、これからの20年を見据えて健康的身体の再獲得(構築)を目的に再発動することとしたのである。

・・・・・

2003年頃の春、近所の専門店を訪れ「ロードレーサーに乗りたい」と告げ、自転車道楽は始まった。
まずは、高校生が部活(自転車部)で使うような、草レースでも使用可能な本格的なエントリーモデルを欲していると告げると、
スペシャライズド アレー (シマノSORA・フロント3枚ギヤ仕様) 完成車8万円
を勧められ、迷わず買った。

スペシャライズドは当時、マウンテンバイクは有名であったが、ロードレーサーは新規参入から間もない頃でさほど有名ではなかったが、世界クラスのプロチームへ供給しながらの車両開発に余念なく、S-WORKSというブランド展開で頭角を現していた。
S-WORKSはE5アルミ合金製の超高級レーシングバイクで、アマチュアが買う最初の1台にはなりえない。セカンドグレードのアレーは、エントリークラスからの品ぞろえながら、先代の最先端のA1アルミ合金を使用したフレームは、1990年代末にプロがレースで使用していたものと同等とのことで、ひと昔前のプロが使う競技用バイクであった。

完成車8万円のパーツは廉価なもので、不足を感じるまで乗りこなすことができたら、身体の成長に合わせて順次変更すればよいでしょうとのことで、覚悟を試されたのである。
乗りながら、この時の教えを一つ一つ実体験し、理解して、ますます深みに嵌るのであった・・・

2019/4/24 20:35  [2061-183]   

普通のジョギングシューズで乗りはじめ、まもなく、この遊びに嵌った。
自宅発の距離30qのプチ山岳コースを含む自主練習コースを設定し、毎朝5時〜6時の1時間を早朝練習に充て、雨の日も風の日も、とにかく毎日乗った。

1か月ほどで身体が明らかに変わった頃合いをみて、ショップに赴いてビンディング・ペダルと専用シューズを求めたところ、「本格的に乗りましたね!こちらの世界へようこそ!」と笑顔で歓迎されつつ、TIMEのビンディング・ペダル・システムとSIDIのロードレーサー用ビンディング・シューズを勧められた。

“ロードレーサーに乗る”とは、ビンディングで足と自転車をしなやかに接続して初めて開ける世界なのだ、ということを知った。

2019/4/24 20:43  [2061-184]   

ガンガン乗り倒して遊んでいたら、まもなく、付属のホイール(スポーク)が緩んで歪んだ。
シマノのエントリーグレードで街乗り用途のホイールであったが、スポークを調整してもすぐに緩んで真円が定まらない。
ショップに持ち込んで調整を依頼すると、「このホイールは卒業です。ここまで本格的に乗るなら競技用の中堅グレードのホイールへの変更を勧めます。マビック・キシリウム・エピックというモデルでホイールだけで7万円ですが、貴方の乗り方とアレーのフレーム性能からすれば、最もおすすめです。」

ホイールを、本格的な競技用のエピックに変えたところ、世界が一変した。

剛性感、真円度、転がり抵抗、段差通過時のダンピング性能など、性能が段違いである。
自分がペダルを回すと、それ以上の速度(感覚的に)で、高精度の真円がアスファルトに張り付いてクオーっとブレないコマのように回り続ける様は、快感としか言いようがない。

いわゆる“ちはやぶる”とは、このことである。


2019/4/24 20:48  [2061-185]   

雨天時の通勤用ホイール&タイヤを復活させるため、倉庫から保管パーツを引っ張り出してきたところ、記憶違いが判明した。

× シマノのエントリーグレードで街乗り用途のホイールであったが、
〇 アレックスリムDA16という廉価なホイールであったが、

上記、訂正しておく。

タイヤは、パナレーサーのツーキニスト700×28Cという硬くて乗り心地の良くない〜故に頑丈なタイヤが使えそうだったので、新品チューブで組んで養生を始めたところである。
雨の通勤は安全第一で速度を出さないので、耐パンク性能重視でコレで行ってみようと思う。

ちなみに晴れの日は、マビック・キシリウム・エピックにミシュランのLITHION 700×23Cを使用中。

2019/4/26 21:08  [2061-186]   

スペシャライズド アレー(フロント3枚ギヤのソラ仕様)に乗り始めて半年くらい経過し、BiCYCLE CLUB等の雑誌を読み漁っては機材の知識を増やしたり、ツールド・フランスの特集DVDを繰り返し見ては目指すべき美しい走りのイメージ・トレーニングをしたり・・・フロント・ギヤが3枚のソラがロードレーサーの世界では異端であることが気になりだした。
インナーギヤはほぼ使わない、Qファクターが微妙に広くて90回/分のケイデンスを維持しようとすると膝に負担がかかる(関節が捻じれる)ような気がする・・・スタンダード仕様に変更したい。

フツーの2枚ギヤに変更するのはどうかとショップに相談すると、「ティアグラで行きましょう。」と即断され、コンポーネントを総とっかえすることとなった。

我がスペシャライズド アレー(A1アルミ合金製)は、コンポーネントが全てシマノ・ティアグラで、ホイールがマビック・キシリウム・エピックという仕様に落ち着いた。
タイヤは、色々試してミシュランのスリックがお気に入りとなり、使い続けている。
これにて機材は完成とし、最初の3年間は年に1万〜1万5千qを練習で乗って5年間で4万kmを走破したのである。

その後転勤になり、年齢を重ねて“お仕事に費やす時間が増えてしまい”、結果的に自転車道楽からオーディオ遊びに比重が移り・・・10年間で5000kmくらいしか自転車に乗ってないなぁというスタンスになっていたのである・・・先月までは。

昨今、さらに年齢を重ねた結果、“お仕事に費やす時間がコントロール出来るようになってきた”ので、余暇を充実させるべく自転車道楽を再開させることとした次第。
スペシャのアレーは10年前と同じ仕様でありつつ、フツーに整備しながら使い続けていたこともありほぼ完璧に使えることから、片道20kmの通勤を週3以上のノルマで再開したというのが、ざっくりとした経緯となる。

・・・というわけで、前置きが長くなったが、つい先日、週末のロングライド&自転車道楽充実のため、新規に2台目のロードレーサーを買った。

2019/4/27 18:53  [2061-187]   

スペシャライズド Allez Sprint Comp Disc

予算をざっくり30万円として、2台目のロードバイク選びを楽しんだ。
1台目のAllezよりワンランク上級を狙うので、コンポーネントはシマノ105以上とし、フレームの材質は試乗して決める方針とした。メーカーは、行きつけのショップに実車が展示されているものから選ぶ(サイズや色がない場合は、在庫があれば取り寄せも検討する)予定で、気に入るものがなければ他のショップを巡って探す、ネットでの通信販売は考えない。
また、原則として「完成車」を買い、フレームから組むことは予算の関係から考えないこととした。

スペシャライズドは、現在、世界有数の大自転車メーカーとなっていた。
日本の輸入代理店は、16年前はダイワ精工(釣り具屋)であったが、なんでもスポーツ自転車のプロモーション(売り方)が下手として契約を切られたそうで、現在はスペシャライズド・ジャパンが設立され直轄管理となり、日本国内の売り上げの桁が一つ上がったとのことであった。

ちなみに、ダイワ精工は2009年にグローブライドと社名変更され、CYCLE SPORTS部門は健在、corratec、FOCUS、BOTTECCHIAの輸入販売を行っている。

スペシャライズドの最新のAllezは、筆頭の候補となる。
アルミ合金の材質が16年前のA1からE5に切り替わっており、当時のフラッグシップ機S-WORKSを凌ぐフレームが完成車20万円程度で揃っている。また、スペシャライズドはディスクブレーキをロードレーサーにも積極的に展開する方針のようで、リムブレーキと同等以上に取り揃えているのが面白い。

スペシャライズド Allez Sprint Comp Disc(シマノ105仕様)は、恰好も色も好みで、ショップに展示販売中であり、そのまま買ってしまいそうであった。

1台目のAllezから、劇的に進化しているのだろうか?
ロードレーサーにディスクブレーキ?
メーカーが同じなので、ポジションもミリ単位で同等となることから、直ぐに乗りこなせる可能性が高いが、新車になるとはいえ、似たようなモデルを買い増して満足できるのか?

楽しく悩んで、まずは最新のロードバイクを試乗してみることとした。
しかし、同モデルの試乗車は用意されておらず、「最新のアルミ+105ディスクブレーキ」「最新のカーボンフレーム車(リムブレーキ)」に乗ってみて、感触をつかむこととした。


2019/4/28 08:43  [2061-188]   

コラテックRTカーボン・アルテグラ+フルクラム・レーシング3

自転車通勤を再開して“ロードバイク乗り”として復帰、週200km超をサドルの上で過ごす生活に没頭していたら、颯爽と1か月半が経過していた・・・

・・・

さて、スペシャ・アレー2003年モデルの後継として新規に買い増しを計画、スペシャ、スコット等の有名どころの20〜30万円クラスをそれなりに試乗し選択したのは、一晩悩んで、「コラテック・RTカーボン・アルテグラ」となった。
ショップ・オリジナルの提案で、完成車附属の完組ホイール「フルクラム・レーシング7(相当)」から、(最近刷新され在庫処分となった型落ち)「フルクラム・レーシング3」に換装した一台を、お値段据え置き(約30万円)で購入した。

ビンディング・ペダルは、2003年購入のTimeをそのまま使用、シューズは2003年購入のSIDIが寿命を迎え(樹脂部分が加水分解で崩壊…)、新規にスペシャのTorch 2.0 Roadに刷新した。

で、乗り倒してみたところ・・・驚く!!・・・のである。

2019/6/19 19:08  [2061-189]   

コラテックRTカーボンは、ブランドのセカンドグレードの常用バイクでフレームを構成するカーボンの厚みがそこそこ確保されており、押してペコペコ凹むような箇所はない。したがって、それなりの重さがある。また、ハンドル、ステム、シート&シートポストはアルミ合金製で、強度が確保されていることもあり、乗る状態(SPDペダルやボトルゲージ、サイクルメーター付き)での実測重量は8.0kgであった。カタログ表示なら7.5sというところであろうか…“中量級”である。
(注:市販モデルより軽量のホイールに換装されている。)
ちなみに、2003年のスペシャ・アレー(サイクルメーター無し)は実測重量9.6sで“重量級”と言える。

カーボンとアルミのフレーム材質の違いは、まず、“音”が違う!
アルミ合金製のスペシャ・アレーは、カンカンカンと鳴りながら走る。
カーボン製のコラテック・RTカーボンは、コーと静かである。
この“音”や“触り心地”については、後述する。

フレーム剛性は比較にならず、RTカーボンが圧倒している。
ダンシングで踏みこんでもしなりは極小(ミリの世界)で、パワーが推進力に効率よく変換されてグングン加速する感触は、普通に快感である。
このカチッとした剛性感は、カーボンバイクならではのものなのだろう。

ハナシは逸れるが、むしろ、RTカーボンに乗った後にアレーに乗って、アレーのフレームが寿命を迎えているに違いないことに気づかされたのである。分かりやすく表現すると、ある程度の強度以上の負荷をかけると、フレームが“グニャグニャ”である。ダンシングで踏み込むとBBが左側に数cmはしなって、踏み込みパワーが金属のしなりに食われてしまうのが、見ても踏んでも明らかである。

アルミ合金製フレームの寿命について調べてみると、常用グレードの練習用ロードバイクを高校の自転車部で使用して、5年8万qあたりが目安との情報を得た。もちろん、室内保管が前提で、落車などなく丁寧にメンテナンスを行っての寿命目安である。

ウチのスペシャ・アレーは、室内保管で一度も落車はおろかぶつけたこともなく(無事故・無違反?)、そこそこのメンテナンスを行っての5年4万km超をガンガン乗り倒した後、10年5千km超をダラダラと使用中であった。
見た目の状態は良好で、塗装の剥がれやフレームの破断などは全くなく、平坦路をのんびり乗るに不足はないが、ダンシングやモガキではフレームがヨレヨレとなる・・・これが、「フレームの寿命」なのであろう。
ちなみに、ショップに相談したところ、「15年も使っていれば当たり前でしょう。とても綺麗に乗っていますので、ぜひ街乗りに使って下さい。この状態で高強度の練習(やレース)に使うとフレームの破断もあり得ますのでお勧めしません。危険です。」との回答であった。

2019/6/23 07:44  [2061-190]   

細かな間違い(分かり難さ)を訂正しておく。

>また、ハンドル、ステム、シート&シートポストはアルミ合金製で、強度が確保されていることもあり、乗る状態(SPDペダルやボトルゲージ、サイクルメーター付き)での実測重量は8.0kgであった。
>カタログ表示なら7.5sというところであろうか…“中量級”である。
(注:市販モデルより軽量のホイールに換装されている。)
>ちなみに、2003年のスペシャ・アレー(サイクルメーター無し)は実測重量9.6sで“重量級”と言える。

購入したコラテックRTカーボン・アルテグラは、ハンドル、ステム、シートポストはアルミ合金製で、シートレールはクロモリ製と、それなりの強度が確保されていることもあり、乗る状態(TIMEビンディングペダル、ボトルゲージ×2、サイクルメーター付き)での実測重量は8.0sであった。
カタログ表示なら7.5sというところであろうか・・・“中量級”である。
(注:カタログモデルの附属ホイール:フルクラムレーシング7を、ショップカスタムで同レーシング3に換装しており、やや軽い。)

ちなみに、2003年のスペシャ・アレー(ソラをティアグラへ換装、ホイールはマビック・キシリウム・エピックへ換装、シマノSPDペダル(最廉価)、ボトルゲージ×1、サイクルメーター無し)は、実測重量9.6sで“重量級”と言える。

2019/6/25 18:45  [2061-191]   



諸行無常

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FAL Suprime SをイノウエKI管球定電力アンプで鳴らしてみる

冬の間は室温が20℃に満たず、部屋を暖めてまで・・・と思って、レコード再生はしなかった。
室温は14℃〜16℃あれば十分に過ごしやすく、20℃まで暖房すると暑くて不快である。
世の中の道楽者は、レコードを聴く際に、冬でも20℃まで部屋を暖気しているのであろうか?

さて、慣行に習って?“禁じられた遊び”を、とうとうやってみた。
FAL Suprime SをイノウエKI管球定電力アンプで鳴らす。

かつて、B&W N804をイノウエイノウエKI管球定電力アンプで鳴らした際は、「ツイーターが飛びそう」になったり、「ネットワークから煙が出そう」な嫌な予感がしたり、「ケブラーコーンから妙な雑音が聞え」たりと、アンプの激パワーにスピーカーが堪えられないような感触があり、以来、“禁じられた遊び”として封印して来たものである。

しかしながら、好奇心には勝てず・・・

2019/4/7 06:09  [2061-175]   

我が家のイノウエKIスピーカーを専用の管球定電力アンプで鳴らすと、いわゆるピラミッドバランスならぬ、より広大な裾野と桁違いのスケールを有した“富士山バランス”で鳴る。
昨秋より、後方のバスレフ孔は汎用の洗車スポンジを丸めて詰めて逆相の低音が漏れないようにして使用中であるが、それでも重低音がフォンと瞬時に部屋を埋める様は、相変わらず、別格である。

FAL Suprime S(以下FALスピーカー)をイノウエKI管球定電力アンプで鳴らすと・・・いわゆる摩天楼型のスッキリした鳴りに、天空に向けて何かが飛び散るような、言葉では言い表しがたい独特の鳴り方をする。
一言で書くと、「細身のハイ上がりサウンド」となる。
密かに期待していたフォンと瞬時の重低音は鳴らなかった。

B&Wのようにスピーカーの耐性テスト中の様相は無く、「管球定電力アンプの8Ωにおける周波数特性を確認している様な気分」になってくる。
イノウエKIスピーカーのインピーダンスは不明であるが、定電力アンプで鳴らすことを要求していることから、変動幅は尋常ではないのであろう。通常の定電圧アンプで鳴らすと、8kHzから上が音にならないことからすると、高域でスピーカーのインピーダンスが上昇して電流がほとんど流れなくなって電磁力が不足し高速ピストン運動が出来なくなるという理屈が考えられる。
製作者に確認したいところだが、今となってはそれも叶わず。

全帯域8Ωのフラットなインピーダンスが特徴のFALのスピーカーは、スピーカーのインピーダンス変動を無きものとして駆動するべく造られたイノウエ管球定電力アンプとは、相性がよろしくないようだ、ということで、“禁じられた遊び”は終了である。

一方で、この遊びを通じてFALスピーカーの潜在能力を垣間見ることとなり、FALスピーカーを極めようという意欲が湧いて・・・以下、続く。

2019/4/7 06:47  [2061-176]   

≪ちょっと一息≫

オーディオ遊びには、「活字オーディオ」というジャンルがある。
オーディオ機材等を題材にした文章(この縁側の文章を含む)を読んで楽しむ遊びである。

・・・

価格コムの縁側を眺めていたら、剛の者を発見した。

米ウイルソン・オーディオの超高級スピーカー:WILSON AUDIO SYSTEM6(定価385万円/1999年頃)
を中古で購入し、6年で4万時間以上稼働させた。
近ごろ、同じスピーカーをもう1セット購入予定(更新なのか買い増しなのかは不明)で、財布の中身が寂しい・・・等々。

1999年頃と言えば、当方で使用中の英B&W N804も同年代であるが、古き良き時代にしっかりと作られたスピーカーは、20年経っても十分実用に耐えるのである。
問題はそこではない。

驚くのは、「6年で4万時間以上稼働」という人生における時間の使い方である。
これは1年で6,667時間以上に相当し、1日で18時間15分以上になる。
1日24時間のうちスピーカーを鳴らしていない時間は・・・平均で5時間45分未満という凄まじさ!

クルマ関係の会社に勤める20代の社会人らしいが、ハマり方が半端ない。
自宅でオーディオを聴きながら仕事をしているのだろうか?
オーディオ遊びの休日はあるのだろうか?さすがにそれは無理か?

・・・ただのハッタリかもしれないが。


2019/4/8 06:39  [2061-177]   

写真1) 2Ch 写真2) 2.1Ch

2週間ほど集中して、FALのスピーカーのセットアップを詰めた。

当初は、ピュアなステレオ再生を目指して、写真1)のように。
しかし、これでは40Hz以下の低音が不足・・・というより、無いのが不満で、低音フェチな音源が上手く再生できないのが気に入らない・・・リファレンスが別室のイノウエなので、尚更である。

サブウーファーを吟味して、写真2)のごとく、「センター・サブウーファー」を加えた2.1Ch再生にて、音源を選ばずに実用に耐える“音楽鑑賞用オーディオシステム”を構築した。

サブウーファーは、“トランジェント特性=音の速さ”と景観のバランスを重視して、FOSTEX CW200Dを選択した。
能率が90dbとFALと同じなのが決め手である。

キッチリとセンターに、かつ床からの高さを確保して設置し、音楽を聴きながら前後の位置をミリ単位で詰めたところ、写真2)の位置でピタリと揃った。
音をそろえるのに有用だったのは、メタリカの“メタリカ”で、サブウーファーの位置が数ミリズレるとアタック音がズレるので、位置はいとも簡単に決められる。
サブウーファーの音量(ボリューム)は、最終的におよそ8割のところで音色が揃った。

下は24Hzから気配が鳴り、27Hzから実用音域が鳴る。
サブウーファーには50Hz以下を担当させたが、これはツマミの最低値で50Hz未満にはできない。
結果、40HzからFALと混ざるが、違和感は全くない。
位相は、0°か180°の2択から、180°を選択した。これは、聴けば追加効果が明らかで迷うことはない。0°では、違和感が鳴る。

これにて、ほぼ、完成である。

2019/4/8 19:28  [2061-178]   

本設置 エレクトロニクスはこちら

後ろが障子で対側が襖という配置では「音色の芯」が希薄となる。
障子の後ろは窓ガラスで、音の反射も無視できない。
理屈はともかく、スピーカーを設置する壁は選ぶ必要がある。

ということで、仮設置で感触をつかんだ後、本設置を行った。
ラックから機材を全て出し、棚を外して軽量化。
ちょうど障子向かって左のスピーカーの位置にラックを移動し、ここが手前左となるのだが、“民族大移動”を行った。

写真から起こしたイラストの通り、普通の壁際にギッシリ本棚を置いた側にスピーカーを設置し、対側は普通の壁にタンス等が設置されている。
本設置では「音色の芯」がシッカリと耳に届くようになり、特に低域が「ズシリと安定」する。
低域が安定すると、音色が濃くなりコクが出て、フツーに生演奏に近似する。

設置する壁を変更するだけの何気ないノウハウだが、出音に関しては“とんでもない変化”であり、超重要な「オーディオのイロハ」である。
部屋の確保が最重要であり、次に重要なのがスピーカーを設置する壁を決めることである。
それこそ、機材を選択したり変更したりする以上の劇的効果であり、ケーブルを吟味するなど笑止!というのが、我が家の定説である。

左右のスピーカー間隔は、軸-軸で1.6m、左右の耳まで2.2〜2.5mの二等辺三角形となる。
後ろのタンスに近づきすぎると音場展開が希薄となるため、頭とタンス間隔は数十センチ離すのがよろしい。
等々、スピーカーとリスニングポイントを詰め、特にサブウーファーの前後の位置とボリューム(アクティブ型サブウーファー)を微調整した。
音源は、ジャンルを問わずの五目聴きとし、いずれの音源でも音源に忠実な、いわゆるハイファイ再生を目標とした。

スピーカーの位置決めに3日間、延べ8時間ほどかけて、満足の結果を得た。
サブウーファーのボリュームはちょうど半分のところが、良い塩梅であった。

これにて完成也!

・・・・・

スピーカー:FAL Supreme-S C60 (特殊平面型フルレンジ・スピーカー)
センター・サブウーファー:FOSTEX CW200D(アクティブ型/ライン入力/40Hz〜20Hz担当)

プリメインアンプ:マランツPM-8004 (サブウーファーはプリアウト出力使用)

CDプレーヤー:marantz SA-7001
SACDプレーヤー:DENON DCD-1650AE
アナログ・ターンテーブル:marantz TT-8001
フォノイコライザー:ビクターAX-V1(phono入力→recアウト)

(その他の機材は飾り兼重し)

2019/4/14 18:57  [2061-179]   

P1X/D1X C1 M1 Bowers & Wilkins 802D3

先日、Esotericの試聴会に参加してきた。
フラッグシップCD/SACDプレーヤーを次世代に刷新したとのことで、超高級オーディオの音世界に触れる良い機会であった。

・・・・・

スーパーオーディオCDトランスポート
Grandioso P1X 希望小売価格 3,500,000円(税抜)リモコン付属
2019年3月1日発売

64bit モノブロックD/Aコンバーター
Grandioso D1X 希望小売価格 3,500,000円/ペア(税抜)
2019年3月1日発売

ラインステージ・プリアンプリファー
Grandioso C1
希望小売価格 2,800,000円(税抜) リモコン付属
2014年9月1日発売

モノブロック・アンプリファー
Grandioso M1 ×2台
希望小売価格 1,600,000円/台(税抜)
2013年11月中旬発売

スピーカー
B&W 802D3 ピアノブラック ペア
希望小売価格 \3,600,000(税別)

スピーカーケーブル
7N-S10000II MEXCEL(4芯スターカッド+シールドケーブル)
(2.0m×2本、バイワイヤリング)
希望小売価格 1,100,000円(税抜)

オーディオインターコネクトケーブル 2セット
7N-DA6300II MEXCEL XLR(バランス2芯+シールドケーブル)
(1.0m×2本)
希望小売価格 580,000円(税抜)

デジタルケーブル 2本
7N-DA6300II MEXCEL AES/EBU (1.0m×1本)
希望小売価格 290,000円(税抜)

パワーケーブル 7本
(1.5m)
希望小売価格 240,000円/1本(税抜)

その他:部屋は天井の高い50〜60畳の鉄骨ビルの一室、ラック、ルームチューニング材など200万円程度の備品使用

合計:約2300万円(機材のみ)

・・・・・

アルミの地金を繊細かつ緻密に彫刻した大型の貝のような箱が整然と並べられ、高級なケーブル群にて繋ぎ合わされた様は、まさに壮観であった。
B&W802D3は、この手の試聴会には珍しく、4mほどの間隔を開けて並行置きされていた。

演奏が始まると壮観な機材たちの存在が消え、部屋が広大なステージに変わり・・・


〜 D1Xのカタログから抜粋 〜

目指したのは音楽の躍動感、エネルギー感の完全なる再現。

64bitの高解像度、圧倒的なパフォーマンス。しかしスペックだけでこのDACの本質を語ることはできません。『Master Sound Discrete DAC』が目指す真のゴール。それは音楽の「躍動感」や、「エネルギー」の完全なる再現です。音楽とは、演奏家がパッセージに込めた情熱であり、それは瞬間的・爆発的なエネルギーに他なりません。アナログ信号の最上流であるDACにおいて、集積チップよりも更にハイグレードなパーツ、贅沢な物量を投入して、よりパワフルなDACが創れないものか。そんな想いが、ディスクリートDACに結実しました。集積回路では表現できない大きな世界を伝えたい…ESOTERICのトップ・エンジニア・チームが、プライドを賭して完成させた、まさに渾身のサウンドです。
(抜粋終わり)

2019/4/15 05:47  [2061-180]   

Esotericのフラッグシップ機を総動員したシステムの出すデジタルディスク再生音は・・・とりあえず・・・音がデカすぎる!
とは言え、むしろ、それこそが“売り”に違いなく、まあ、聴こうか。

昨今、メーカー主導の試聴会で、ここまでの大音量(≠爆音:いわゆる爆音派がトランス状態を楽しむような耳を傷める程の爆音ではない。)でデモンストレーションを行うのは珍しいが、『>それは音楽の「躍動感」や、「エネルギー」の完全なる再現です。』を高S/N比と大きなダイナミックレンジを浴びせて体験させようとするヤル気の表れととるか、大音量で誤魔化しているだけととるかは、聴き手に委ねられた自由裁量ということになろうか。

驚くのは、音が大きくても五月蠅いとは感じず、音楽を音楽として聴けることではあった。
とはいえ、生演奏と比べてしまうと録音再生というシステムの限界として細部が絶対的にノイジーなので、不快指数という指標での音圧の限界点というものは確実に存在する。
そういう意味では、このデカ過ぎる音量により、奇しくも、オーディオ遊びの限界地点を気づかされる試聴会となったのである。
言い方を変えると、細部のノイズをも超高解像度の再現力で忠実に再生して、比較的鮮明にさらけ出してしまう・・・そういう高性能な機械とも言うことは出来る。

B&W802D3が“あたかもフルレンジ・スピーカーのようにストレスなく鳴っている”様は、流石のハイエンドである。
いわゆる安っぽい音は全くせず、全帯域がドンドン、ポンポン、ビシビシ、バシバシと簡単に鳴り切って破綻がない。かつて、このスピーカーが斯様に“簡単に鳴る”様は経験がない。
終焉直後にパワーアンプの発熱具合を直に触れて確認したところ、“天板がほんのり暖かい”程度であった。
Grandioso M1にしてみれば、B&W802D3を軽くドライブしたに過ぎない・・・ということになろう。

物量投入型オーディオの追及する方向性と、一つの到達点を知ることができたのは収穫であった。

2019/4/16 06:03  [2061-181]   

機材のみで約2300万円の試聴会を経験したが、金額としては過去最高額を更新した。
これまでの最高額は約1500万円で、TADのフラッグシップを揃えたものだった。
オーディオの機材づくりに関して、高価な物量投入がそのまま音質向上につながり、最終目標である「生音再生」に近づくのだという幻想が、これらの高額商品の開発の背景には多少なりとも存在しているのであろうか?
否、流石に、今更それはないだろう。

個人的な好みで言えば、TADのフルシステム方が購買意欲を掻き立てられた。
厳格で力強くエネルギーに満ちたタイトな(引き締まった)音で、個性があってキャラが立っていたと記憶している。
比べて、今回のB&W802D3をGrandiosoで鳴らすシステムは、“普通を極めた”ような薄いキャラで、良くも悪くも普遍的で大金をつぎ込む対象としては、弱い。
スピーカーから自社開発してこそのフルシステムであり、他社製スピーカーを使わざるを得ないEsotericは機器開発メーカーとしては不完全であり、それらが如何に立派でも“未完成”であるのだから、TADより値付けが高いことに説得力がない。

さて、帰宅後直ぐに同様の音源を用いて、我がFAL+FOSTEX2.1chシステム(約45万円(実費・中古品含む))と記憶に新しいB&W802D3をEsotericのフラッグシップで鳴らすシステム(約2300万円)を比較してみた。

我がFALシステムは6畳間で楽しむ「おひとり様オーディオ」で、普段は音圧を上げても80dB程度で運用しているところ、先ほどの最大110dB程度の大音量再生と比較するため、最大音量を普段の10倍である約90dBまで上げて、アカペラ、ソロ楽器演奏からフルオケクラシック、ビッグバンドジャズまで、じっくりと、比較して聞き込んだ。

・・・結果、現状に十分満足して、オーディオ遊びは一段落とすることにした。

我がFAL+FOSTEX2,1chシステムの再生音の完成度は、物量投入型マルチウエイスピーカーシステムでは決して達しえない極みにあることを、改めて確認した次第。
さらにその遥か上に、別室のイノウエKIシステムが存在しているという現実・・・

2019/4/24 20:24  [2061-182]   



諸行無常

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三菱デリカD:5 3DA-CV1W

つい先日、17年乗って補器類の寿命が尽きて異音が気になりだした「ホンダ・オデッセイ・アブソルート(初代・RA6)7人乗り」の後継車として、ビッグマイナーチェンジ直後の「三菱デリカ:D5 G(3DA-CV1W LUDFZ)8人乗り」を購入した。 [2061-170]

2月下旬にディーラーに試乗車が配車されたタイミングで飛び込み試乗し、翌日契約・・・オプション装着等々を経て、僅か3週間後には納車されるという音速の購入記であった。
もともと、今年10月予定の消費税増税前の購入を検討中で、マツダ・CX-8やホンダ・オデッセイなどとじっくり競合させて、購入記を楽しむツモリであったのであるが、“出会い”には敵わない。

社内で使用を検討中の“訳アリ物件”がたまたま飛び込んだディーラーに在り、偶然ながら、欲していた内外装の色・Gグレード・8人乗り・ナビなどオプションの基本配線(メーカーオプション)等々がほぼ合致するという展開で、一晩悩んで直ぐに契約という流れとなった。

“訳アリ”とは、ディーラーに納車後、移動の際にちょっとぶつけて板金塗装を要する「キズ物(数センチ)」になってしまい、そのまま売れなくなったという物件であった。
そもそも新車を購入する場合は寿命が尽きるまで20年位は乗り倒すつもりのワタクシにとっては、外板の小傷など問題にならず、ましてデリカD:5であるからしてオフロードを走らせれば傷だらけとなる訳で、「幾らで出せますか?」・・・完璧な板金塗装を施したうえでの納車で、ざっくり1割超引き(端数切捨て)との提示があり・・・愛でたく購入となった次第。

結局、10.1インチの純正ナビゲーションシステム+ビルトインETC2.0、遮音性絨毯やらサイドバイザーやら、ディーラーオプション総額約50万円分が、訳アリ分と相殺されることとなり、税金までコミコミ約420万円也。

音速で納車されたので、既に、春の行楽に大活躍中・・・1週間で500kmほど走らせて楽しんでいる。




2019/3/28 06:11  [2061-172]   

ギネス級の高さ97mから一気に降下!

春の行楽では、遠くから飛行機でセントレアに遊びに来た親戚親子を迎えに行って、ナガシマスパーランドで絶叫マシンを堪能するなど遊び倒す移動手段として、大人5人と子供1人の6人乗車で雨の高速道路をフツーに数百キロ走行した。

FF車として走らせると、背の高い、重いミニバン然とした走りながら、旧オデッセイ・アブソルートほどではないにせよ、良く走るナと感心した。特に8速ATが秀逸で、最新のディーゼル・ターボ・エンジンとの組み合わせは、加速性能に不足なく、良好な燃費性能には、思わず笑みがこぼれる程である。

ちなみに現在500km程走って、半分高速で半分は通勤街乗りにて平均燃費は13.9km/Lが表示されており、同条件でのオデッセイなら推定で10km/L未満は確実であることからして、約4割ほど高燃費である。軽油がレギュラーガソリンより20円/L安いことを踏まえると、旧オデッセイ比で燃料代は50%超安くなった計算になり・・・まあ、満足である。

4WDへの切り替えは、走行中でもダイヤルひとつで簡単に出来るため、高速走行中に試してみた。
雨の旋回は、FFモードで加速すると弱アンダーステアで、フロントタイヤが少しづつ外に逃げていく動きをする。これは胴長のFFミニバンで重い車重と重心の高さと6人乗りの重量からすると予測通りの動きで、安定志向で妥当なセットアップと言える。
この状態で4WDに切り替えると、面白いように動きが変化する。アクセルの踏み加減に反応して、リアタイヤがグリップしてヨーを作り出す補助的な働きを始め、「クルマが曲がりたがる」動きをする。FF車の動きにFR車の動きが加わり、4輪がアクセル・レスポンスの支配下に置かれるような感じで、踏めば踏むほど回り込む動きをするので、途端に、ドライビングプレジャーが湧いてくるのである。
これは、雪道なら、比較的簡単に4輪ドリフト走行ができてしまうに違いない・・・と思わせるに十分な、抜群のコントロール性をドライバーに感じさせる巧みなセットアップと言える。

4駆システムやシャシーの基本を、彼の「ランサーエボリューションX」と共有しているというのは伊達ではなかった・・・ランエボを雨の高速道路で走らせたことが無いので想像だが・・・かつて、ほぼ純正のまま、パリダカのサポートカーを務めたデリカD:5の4駆性能は、走りの性能として図抜けて実践的であろうことが、所有して走らせてみて実感されたのである。

ドライバー(私)が、雨の高速道路でかような“慣らし運転”を堪能していることは、同乗の家族や親せき連中は知らず、フツーに会話を楽しみ、フツーに眠っていることも、付け加えておきたい。
クルマによる巧みな4輪制御と丁寧かつ滑らかな運転(技術)の結果として、デリカD:5は、約100km/hの高速旋回中も、ド級の安定感を維持してオン・ザ・レールで快適な陸路の旅を乗員に提供し続けるのであった。

とても良いクルマである。
大変、気に入った!

2019/4/1 18:52  [2061-173]   

>旧オデッセイ比で燃料代は50%超安くなった計算になり

これでは半額以下という意味になってしまい、「誤り」なので訂正しておく。
(アタマの中では、100%/150%(100%+50%超)の「50%超」を安くなる部分として思い浮かべていた次第。)

× 旧オデッセイ比で燃料代は50%超安くなった計算になり
〇 旧オデッセイ比で燃料代は2/3程度となった計算になり

2019/4/2 20:59  [2061-174]   



諸行無常

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TT8001+DL103+HS-CF+HSR-AG+ナット

FALのスピーカーで遊ぶうち、レコード演奏も吟味してみたくなり、秋の夜長に戯れてみた。

基本は、先人の著作から学ぶ。

「瀬川冬樹のステレオテクニック」
http://www.audiosharing.com/people/segaw
a/technic/technic.htm


マランツTT8001付属のカートリッジ、スタントン681EEEMKIII(MM型)は、針交換を1回行って使用中であったが、最近になって音の歪みが気になりだし2セット目の針の寿命が尽きた。
折角のユニバーサル型トーンアームなので、これを機に、カートリッジを新規に導入することとした。

行きつけのショップで相談したところ、何はともあれ「デノンDL103」(MC型)から始めてはどうでしょう、とのアドバイスを受け、早速、導入した。
ヘッドシェルは、これもおススメの、何故か手持ちの「オヤイデHS-CF」(積層カーボン)に、シェルリードワイヤーが破損していたため、新規に「オヤイデHSR-AG」(純銀)を導入した。

TT8001のヘビーウエイトでは、針圧2.5gを掛けるには重すぎて、調整幅を超えて加圧不十分となることが判明したため、ヘッドシェルに金属製ナットを乗せて重さを負荷し、キッチリ針圧調整した。
ナット使用は独自に思いついて対応したが、このような重りを“シェルウエイト”というらしく、“針圧調整の常識”だったよう。それにしては、ネット検索では、ナットを乗せている画像にお目にかかることは無かった・・・不思議である。



2018/10/27 07:52  [2061-133]   

1970年代のあの頃にタイムスリップ 昭和が鳴る

カートリッジをDL103に換えたら、子供の頃に聴いていた「レコードの音」が鳴った!
いやー懐かしい!!

歌をかけると、子供の頃に観ていた「NHKの紅白歌合戦」の音がする。
思わず、山口百恵のベスト「あなたへの子守唄」を通して聴いてしまう…馬鹿にしないでよ~

音の記憶って、面白い。
原風景ならぬ、原音風景(げん・おとふうけい)とは、このことか。

思えば、子供の頃のオーディオ装置は、親父が丹精したものだった。
自作の小型冷蔵庫サイズのスピーカーを、パイオニアやビクターのアンプで鳴らしていた。
レコードプレーヤーは定番テクニクスSL-1200で、カートリッジも定番デンオンDL103だった。
趣味のオペラを歌うために誂えた防音施工を施した“音楽室”に設置された、“親父のステレオ”で、たまに大きめの音で“レコード鑑賞”をするのは、当時の10番目くらいの趣味だった。

中学生の頃、ビートルズに嵌った。
なけなしの小遣いでレコードを買って、カセットテープにダビングし、自室のカセットデッキで繰り返し再生しては楽しんでいた。レコード盤は消耗すると教えられていたので、貴重な音楽の原盤として大事に扱っていたのである。

自室のオーディオ装置は、秋葉原で一日かけて吟味して買った小型ブックシェルフ・スピーカーを、文字通り本棚に入れて使用し、テクニクスのエントリークラスのプリメインアンプで鳴らしていた。素朴で活発な良い音がした。
そのうち、自室にもレコードプレーヤーが導入され・・・トーレンスのエントリークラスのフルオートの華奢なプレーヤー・・・TD190だったか?・・・グールドのゴルドベルグを繰り返し聴いた・・・途中で寝てしまっても大丈夫だった。

・・・という具合で、当時の記憶が滾々と湧き上がってくる。
DL-103の音質について、これ以上のコメントは不要・・・と思う。
レコード演奏におけるカートリッジの“音の支配力”は、驚くべきものだなぁと感嘆する。


親父が亡くなって、もう2年か・・・



2018/11/1 05:19  [2061-134]   

Aurex SB-M20 埃の塊を除去した後 動作確認中

倉庫を探して、記憶に浮かんだプリメインアンプを発掘したところ、メーカー違いが判明した。
現物が残っていたことに、単純に感動!!
これは、親父の遺品である。

>テクニクスのエントリークラスのプリメインアンプで鳴らしていた。

テクニクスではなく、Aurexだった。
Aurexとは、Audioのrex(=king)のことで、“オーディオの王様”とは、豪気なネーミングである。
東京芝浦電気、後の東芝のピュアオーディオ部門の名称である。

Aurex SB-M20

汚れが激しかったが、内部に詰まっていた埃の塊を除去して動作確認を行ったところ、“鳴った!!”
オンキョーのスピーカーとマランツのCDプレーヤーに繋いで、“イエロー・サブマリン”を演奏すると・・・聴き慣れた“あの頃の音”が蘇る。

>素朴で活発な良い音がした。

これは、真実だった。
なんて、清々しい音なのだろう。

2018/11/1 20:26  [2061-135]   

マランツのSACD/CDプレーヤーとシンプルに繋ぐ 相性抜群だった音響のスピーカー こんなものまで持ち出してしまった・・・

Aurex SB-M20

懐古の情?
やり始めたら、一定の成果を得るまで止まらない〜

いやいや、これは半端なく、元気印アンプで音楽が躍動する!
能率が低くて鳴らしにくいオンキョーのスピーカーが、闊達と鳴り響く!!

メインボリュームの絞りが緩くて直ぐに爆音になるのと、小音量でのギャングエラーがあって左右音圧バランス調整をしながら使用していたことも、使いながら思い出した。
能率の高いスピーカーだと小音量では喧しくて使えないので、むしろ、鳴りたがらない低能率スピーカーこそが相性抜群なんだということに、今回気づいた。

とうとう、TEACのカセットデッキまで持ち出して来て、我ながら、どこまでやる気なのだろう・・・

2018/11/2 06:45  [2061-136]   

ケンプのベートーベンを“レコード鑑賞”する

スピーカー「FAL Supreme-S」は、95dB(1m)の高能率と、全帯域で8Ωというフラットなインピーダンスが特徴的な、フルレンジ・スピーカーである。

駆動に関してアンプに優しいようで、実際に使ってみると、そうでもないことが分かった。
言い換えると、アンプの実力がそのまま音になるような素直な特性である、ということである。

FAL純正の真空管パワーアンプは、マックトンと共同開発したMH-34/KT88というモデルである。
ただし、このアンプの対象はSupreme-Sではなく、より高価なSupreme90EXW等の大型スピーカーとのことで、ショップでもSupreme-Sとの組み合わせは推奨していなかった。
(とはいえ、機会があれば入手するかも?)

手持ちのアンプで、最も好ましい相性だったのは、KT88菅を使用したトライオードTRV-88STで、3極管結合25Wが最良の音であった。しかし、6畳間でにアフィールド(耳からスピーカーユニットまで2.5m強)で、深夜に極小音量で使用する環境では、やや、サーノイズ&ブーンノイズが気になるという欠点が露となったのである。日中に、そこそこの音で聴く分には、“陶酔感”に浸ることが出来る極上の音楽が奏でられるので、もちろん、これで決まりでも問題はなかった。

ノイズの無い半導体アンプで鳴らしたい。
手持ちのアンプを試した結果…「帯に短し、襷に長し」…ソフトを変えながら好みの音を探し始めると、迷走しそうになるのであった。

かつて、オーディオマニアだった頃に戻りかけ、あれやこれやと、とっかえひっかえ…
などと言いつつも、結局、可能な組み合わせは全て試してじっくり吟味してしまった…

結果は、写真の通り。
カートリッジにDL103を選んだがゆえに、最もバランスの良い組み合わせは、かような結果となったのである。

探すまでもなかったな…
今回の吟味を経て、あらためて、デノンのベストセラー機の実力を知ることとなった。

2018/11/7 06:46  [2061-137]   

マランツをプリ、ラステームをパワーとして使用(80点?)

レコード演奏を吟味するとはいえども、メインの音源はCDであり、時点でSACDという環境であることから、CD/SACD演奏との相性は優先順位が上となる。

デノンPMA-2000Uで鳴らすFAL Supreme-Sは、いわゆるオーディオ用語的に“音が硬い”という範疇の鳴り方をする。音色として余韻にあたる“響き”のない、カッチリ・クッキリした音で、非常に個性的・特徴的である。
DL-103との相性としては、ワイドレンジで帯域バランス良好、ダイナミックレンジが大きく力強くパンチがあるなど、手持ちのフォノイコライザーの中では最良の相性ではあるのだが、CD/SACD演奏時の音の硬さは如何ともしがたく、気持ちよく鳴る音源が非常に限られることになってしまい、好みではない・・・却下したい。

ここで、各種ケーブルの吟味や各種置物・各種敷物・電源弄りなどで、チューニングを追い込むという道に進むのも一興ではあるが、既に“卒業した身”であることから、そちらの道へは進まないこととする。

デノンPMA-2000Uをプリアンプないしはフォノイコライザ−として使用し、他のパワーアンプないしはプリメインアンプで鳴らす方法は、一理ある・・・という具合で、あらためて、手持ちのアンプとFALとの相性を、プリメインアンプ内蔵フォノイコライザーの使用を念頭に全て試すこととした・・・結局、とっかえ、ひっかえ、アレコレ試すことになるのは、性格なのだろう。

FAL Supreme-Sを鳴らした感想は、下記の通り。

◎トライオードTRV-88ST・・・滑らかで力強く申し分ない、サー&ブーン・ノイズが気になる
 フォノイコライザー無し

△デノンPMA-2000U・・・音が硬い、やや強引(アンプの自己主張強し)な感じ
 フォノイコライザーとしては◎(純正)

△マランツPM-17SAver.2・・・音が遠い、音の立ち上がりが緩い、上澄み系で低域量感物足りない
 フォノイコライザーとしては〇(普通)

〇マランツPM-8004・・・元気だが抑揚に欠ける
 フォノイコライザーはMMのみ

×ビクターAX-V1・・・音の立ち上がりが遅く眠たい、相性最悪
 フォノイコライザーとしては特◎(ダイナミックレンジ最大で、艶やかな音色も抜群、1970〜80年代の“レコードの音”がする、味わい深い

◎ケンウッドKA-10S・・・非常に整った良音、バランスが良く音源を選ばない、ダイナミックレンジやや不足気味、音色に極わずかなザラツキあり、たまの大音量再生では煩い(音が破綻する)
 フォノイコライザー無し

特◎ラステームRDA-212・・・滑らかで力強く申し分ない、精密緻密で音が近く好み、ほのかな芳香あり好み、広大な音場が形成されサラウンドのよう、ダイナミックレンジがわずかに不足気味、たまの大音量再生で音が割れる(出力が飽和する)
 フォノイコライザー無し
 入力1個で、実質的にアッテネータ付きパワーアンプ

以上の“実験”から、FAL Supreme-Sを気持ちよく鳴らすには、電源のしっかりした(重め)、回路規模の小さな(単純な)、効率のよりデジタルアンプで、クッキリ・ハッキリ・無味無臭系との相性が良さそうという“感触”を得た。
とりあえずの最良の組み合わせは写真の通りだが、たまの大音量再生出来ず不満あり、機材のバランスとして景観もいまいち。

ちなみに、近所のFAL推しショップでは、SPECの超高級デジタルアンプを推奨しデモを行っているが、優しい音で、硬い音の対極にある柔らかい音(蜃気楼系)が鳴っていて、これは欲しい音ではない。

2018/11/11 09:15  [2061-138]   

ケンウッドKA-S10

≪参考≫
ケンウッドKA-S10とFAL Supreme-Sの組み合わせは、知られざる相性抜群の一つだった。

2018/11/11 09:28  [2061-139]   

FALを鳴らすアンプの選定と同時進行で、主題の「アナログレコード演奏」のコツを、実践を通じて学んだ。

まず、「瀬川冬樹のステレオテクニック」にも記述があったが、「部屋の温度を20℃〜26℃に保つ。」という点は、今回、初めて意識した。
ナルホド!
これは、単純に音質の点からも、演奏時のピッチ(音程及び演奏時間)の点からも、なによりレコード盤を傷めないという点からも、最重要事項であると認識した次第である。

次に、パチパチ音の主因が、レコードの汚れではなく、静電気であることを知った。
レコードの汚れの原因としても、静電気の帯電を極力減らすことが肝心であることも重要である。静静電気の扱いに関しては、専用の刷毛で除電してから再生する儀式を行ってきたが、あまり重要視してこなかったことを自覚した次第である。
静電気を抑えるには?
部屋の湿度を50%以上に維持することが、何より肝心であることに思い至るのに、刹那を要した。

オーディオ遊びのイロハのイは、自由に音が出せる、しっかりした“部屋の確保”である。

アナログレコード演奏遊びのイロハのイは、“部屋の温度・湿度の管理と埃の除去”であった。

早速、「デジタル表示の時計兼温度計兼湿度計(電池式)」を、オーディオ部屋に常設し、「加湿器兼空気清浄機(プラズマイオン発生器)」を入れた。

2018/11/12 06:13  [2061-140]   

レコードの場合は、そもそも、レコード盤の製造精度が然程高くなく(=細かいことを言えば、盤ごとに音が異なる、真円ではない、中心部の穴のサイズや位置もまちまち、全体として不規則に反ったり捻じれたり等)、割と大雑把な造りであるに加え、何度も再生している内に針先は減り、盤も無傷ではいられないのであるから、何をもって正解の鳴り方とするかは定めようがない。

レコード盤の精度がかような“ビニル製の大衆向けホビー”であることを踏まえると、再生機側の針の位置調整、針圧調整、トーンアームの水平調整等は、過不足なくきっちりやる必要はあるが、実験の結果、目分量で充分と判断した。
もともと、マランツTT8001には、悩むような調整箇所が存在せず、指定通りに目盛りを合わせる等の簡単な調整で問題なく使えるように造られていることが、その理由の一つ。

また、測定用のレコード盤(というものが存在するかどうかは別にして)を使用するのであれば、調整幅内の正解にたどり着くことができる可能性があるが、手持ちの一般の音楽鑑賞用レコードを再生する限り、どのような鳴り方が正解であるかは不明であるため、極わずかな微調整に嵌るつもりはない。

2018/11/13 04:52  [2061-141]   

レコードプレーヤーの置台は、吟味が必要である。

マランツTT8001の場合、いわゆるリジッド型のターンテーブルであり、ハウリングマージンの確保が4箇所の足元の二重構造シリコン・ゴムに委ねられている。ゴム部品の形状は凝ったもので、メーカーが本気で設計し作成したものであることは、見れば納得できる精度の造りである。

つまり、どっしりした台におけば問題なく使用できるよう造られているのであるから、どっしりした台におけば良い、ということになる。問題は、どっしりした台の程度である。

これまで、実験的に自作のオーディオラックの最上段に置いてあれこれ吟味してきたが、最上段を棚板1枚(黄色い塗装のパネコート)とするとハウリングマージンが取りづらいことが分かり、MDFボードを加えて棚板2枚としてハウリングマージンを確保することとした。パネコート2枚では、1枚とさほど変わらないことも確認しての対策である。

ラックの結合を緩めにすると、ターンテーブル本体が動いて、へたすると針が飛ぶことも分かった。
これは、一見、静かに見えるレコード盤の回転が、相当な振動を発生する「振動発生源」となっていることを意味する。いわゆるジャイロ効果で回転運動が安定するまでに、相当複雑な慣性モーメントがターンテーブルの足を介してラックに伝わり、全体を揺るがすような動きをするのである。

レコード盤自体の真円度(回転時の動的な意味での)が精密ではないことに由来する回転のブレも、馬鹿にならない振動エネルギーを生み出しているようで、いやはや、レコード再生というシステムは、突き詰めて精度を求めると、どこまでも迷走することを運命づけられたラビリンスのようである。

結論として、しっかりした台に置けば、上記の懸念は全て解消することになり、ハウリングマージン問題はスッキリ解決すると考察した。しっかりした台とは、少なくとも、自作して常用しているパネコートを利用したラック以上のしっかり感が必要であるということになる。

別室で使用中のクアドラ・スパイアでは強度不足ということになるが、これは実験済で、新規導入するのであれば、棚板とポールで組み立てるタイプのオーディオラックは候補から外す必要があると結論した。

昔ながらのガッチリ本棚タイプが、リジッド型レコードプレーヤーの置台として相応しいのであろう。(先人の知恵から学ぶ)

2018/11/13 05:21  [2061-142]   

トーンアームの形状とトラッキングエラーについて、考えてみた。

きっかけは、レコード再生では、内周に近づくほど音質が低下するのだが、これがトラッキングエラーに由来するものだとする説が、依然として一派を形成しているようで、故に「トーンアームの形状として決定版が無い」という現実を生み出しているように思ったからである。

FIDELIXに、ゼロサイドフォースというトーンアームがある。トラッキングエラーは、レコード再生時の音質低下に、然程影響しないという結論から、アームから針先までをストレートにしたトーンアームである。解説が興味深く、実に説得力があったので、紹介する。
http://www.fidelix.jp/products/0%20SideF
orce/

「レコードはピアニッシモでは摩擦が小さく、フォルテッシモでは摩擦が大きくなり、この時、レコード針は前方に引っ張られて伸びようとします。この力によって、オフセット角を持ったカンチレバーは上から見て反時計方向に回ろうとするので、カンチレバーの根本は内周に寄ることになります。」
「トーンアームの設計は伝統的にトラッキングエラーを少なくすることが第一でした。しかしそれ以上に大切なことがサイドフォースの変動による時間揺れだったのです。それによってトラッキングエラーよりも遥かに大きな問題を生じていた事が浮き彫りになりました。サイドフォースが0になることから製品名は「0 SideForce」です。サイドフォースが発生しようとしてもアームが水平に移動することで必ずバランスを取る動作なのでキャンセラーも不要です。」

YAMAHAのGT-5000(来春発売予定)では、ゼロサイドフォースと同型のピュアストレート・トーンアームが採用されている。トラッキングエラーの影響は他の要因より少ないとの結論は、FIDELIXと同じ見解であり、興味深い。
https://weekly.ascii.jp/elem/000/000/419
/419778/index-2.html


レコード再生では、盤の内周に近づくにつれて音質が劣化するのであるが、これは、したがって、トラッキングエラーの為ではなさそうである。そもそも、一般的な(S字型、J字型、カートリッジのオフセット型)トーンアームでは内周でトラッキングラー0°に調整するので、トラッキングエラーは、実のところ最外周で最大となるのであるから、トラッキングエラーは外周部の問題である。

そもそも、レコード盤の回転数は、LP盤なら約33回転と決まっていることから、内周に近づくにつれて針の溝を伝う線速度が低下する。線速度が低下するとは、すなわち、「単位時間当たりの音の情報量(溝に刻む)が少なくなる」ことである。したがって、必然的に、内周と外周の音質差の主因は、円盤を一定速度で回転させるレコード・システムそのものに起因するものであり、これは、トーンアーム他を如何に吟味したところで、避けられない「限界性能」なのである。

ものは考えようで、1枚のLPレコードにて再生しうる楽曲の演奏時間と、最内周の音質の許容性能が確保される線速度とを加味した上で、レコード盤のサイズと回転数などの規格が決められているのであるから、「そういうものとして受け入れる」ことが、精神衛生上も肝要であると言える。つまり、「内周に近づくにしたがって音質が劣化する」のではなく、「内周の音質が本来の音質であって、外周はより高音質に造ることができるシステムなのだ」と考えるべきだろう、ということになる。

2018/11/13 06:10  [2061-143]   

THE MC Century

左右のチャンネルセパレーションについて、考えてみた。
チャンネルセパレーションは、ステレオ再生の肝と考えられており、広大な三次元音場形成に欠かせないポイントとされている。

超高級MCカートリッジ、例えば、オルトフォンTHE MC Centuryのスペックを確認すると、
「チャンネルセパレーション(1kHz):25dB チャンネルセパレーション(15kHz):22dB」
とある。
https://www.ortofon.jp/product/1/163

この数字は、1kHz:25dBは普通であるが、15kHz:22dBは図抜けた高性能である。
一般的なMCカートリッジでは、1kHz:25〜35dB、10kHz:10dB程度とのことであるから、THE MC Centuryの高域特性は驚異的であることが分かる。カンチレバーに工業用ダイヤモンドを使用し、スタイラスチップの形状も極めるなど、凝りに凝った造りが成せる業と言えよう。流石は、126万円×100個=1億2600万円のプロジェクトである。

ところで、CDプレーヤーにおけるチャンネルセパレーションは、如何ほどの性能が確保されているのであろうか?調べてみると、1kHzで90〜98dB、10kHzでも90〜98dB(周波数にて変化しない)というのが、相場であった。
いずれにしても、カートリッジが拾えるステレオ情報のチャンネルセパレーションは、CDのそれとは比較にならないほど性能が低いというのが、現実である。

これは、無視できない事実であり、レコード再生において、肝心な部分とそうでもない部分をキッチリと分けて考える必要があることを意味していると、考えるべきである。
具体的には、フォノイコライザー以降のアンプ構成を、チャンネルセパレーションの僅かな向上を目的に、「左右独立モノブロック構成として、アンプ部のチャンネルセパレーションを100dB以上確保する」などの工夫は、然程意味がないであろう、ということである。

オーディオにおけるステレオ再生は、左右のスピーカーからの音を、ヘッドホンのように、右は右耳、左は左耳で聴くということはなく、部屋の中で“適度にブレンドされた状態”で、左右の耳に彼方此方から由来の音を聴くところが、肝である。
つまり、再生機器側で、いかに究極的なチャンネルセパレーションを確保したところで、スピーカーから音が出た瞬間に、部屋の中で瞬時に音が混ざってしまうのであるから、ほどほどで良さそうだ、ということになる。

もし仮に、レコード再生において、広大な音場や三次元定位感という点で、CD再生と比べても充分に満足できるのであれば、そのヒトの脳にとって、ステレオ再生に必要なチャンネルセパレーションは、せいぜい20〜30dB程度で、ほどほど充分だということになる。

逆の見方をすれば、満足できるヒトの脳というのは、左右の耳に入ってくる音の“極僅かな左右差を聞き分けて、音の立体感を感知している”ということになる。つまり、左右のスピーカーからの出音のチャンネルセパレーションが20dB程度あれば、十分にその左右差を聞き分けて、音源の位置情報を解析し、それなりに特定できる(感覚的に立体感を感じることが出来る)ということである。

レコード再生では、CD再生に比べて、広大な音場の三次元展開という点で、全くもって満足できないという御仁の場合は、左右のスピーカーからの出音の差が90dB以上の大差で大きくないと左右差を聞き分けられず、音源の位置情報を解析できない・・・という耳と脳の性質を有している可能性がある、ということになりそうである。

ここにパラドックスが存在するようだ。
耳と脳の性能が高く、極わずかな左右差を聞き分けられる能力があれば、ステレオ再生におけるチャンネルセパレーションは、ほどほどで良い。
耳と脳の性能が高くなくて、極わずかな左右差は聞き分けられない場合は、ステレオ再生におけるチャンネルセパレーションは、聞き分け可能となる大差まで確保せねばならない。

繊細な味覚の持ち主であれば、調理の味付けは、ほんのりで良い。
鈍感な味覚しか持ち合わせていない御仁には、濃い味付けが必要となる。
に、似ている。

以上の考察より、レコード再生において、フォノイコライザー以降の再生機器側のチャンネルセパレーションの確保に心血を注ぐ必要は無く、ほどほどで良さそうだということで、解決とする。ことチャンネルセパレーション性能に関しては、律速段階がカートリッジの性能に圧倒的に依存するので、それ以外の部分に関しては、拘る意義がほぼないということである。

2018/11/14 17:58  [2061-144]   

ONKYO A-973 DENON AU-300LC

秋の夜長に、つらつらとレコード再生にまつわるエトセトラを考察(≒妄想)しながら、FALスピーカーを使用したサード・システムの完成形を構築すべく、休日を充て“買い物”を開始した。

近隣のハード・オフを3件と専門オーディオショップの中古品コーナーを3件回り、掘り出し物をいくつか捕獲して来た。

≪プリメインアンプ≫
FAL Supreme-Sを鳴らすアンプとして、ONKYO A-973を導入した。
https://www.jp.onkyo.com/support/audiovi
sual/discontinued_products/a973/index.ht
m

事前のテストで目星をつけた、「本格的な電源部を擁するシンプルなデジタルアンプ」という条件を満たす・・・以上に、ほぼ構想(妄想?)が形となった理想的なプリメインアンプである。
約10年前にリリースされていた古いアンプであるが、ほとんど使用感がなくほぼ無傷、本体各所やリモコンにも使い倒した痕跡がない美品であった。価格は2万円也!
内臓のフォノイコライザーも、本格的なディスクリートアンプとのことで、試してみたいが、MM専用となると、DL-103は使いづらい。

≪DL-103用純正昇圧トランス≫
行きつけのオーディオ・ショップの中古コーナーで、DENON AU-300LCの箱入り未使用品(デッドストック)を発見したので、これを捕獲した。価格は9千円也!・・・ほぼ定価販売である。

早速、軽くセッティングして、CD/SACDをONKYO A-973にてFALで鳴らしてみると、イキナリ、恐ろしいほど完璧な音が鳴る!!
恐らく、FALのメーカーも、この相性の良さは知らないであろう。
これは、純正組み合わせと言っても過言ではない・・・抜けの良い音、滑らかで艶やかな音色、力強くも繊細な表現、音は近く、芳香はほのか、広大な音場はサラウンドの様であり、弾む低域から突き抜ける高域まで、このワイドレンジ感はフルレンジ・スピーカーとは思えない・・・と、まさに、非の打ちどころのない音が出てしまった。

次に、
DL-103→AU-300LC→A-973(Phono(MM))→FAL Supurime-S
にて、レコードを鳴らすと・・・ムムム?
ナローレンジで、抜けの悪い、どこか調子の狂った音がする。
アンプのフォノイコライザー回路も昇圧トランスも、永年未使用のまま眠っていた故と判断し、使用しながらしばし様子見としたところ、3日目に覚醒した!

2018/11/14 18:00  [2061-145]   

ラック重量:51kg+機材総重量:107.3s=総重量:約158s

≪オーディオラック≫
探し始めると、そこに在ったことに気づくという幸運な展開で、これまた構想通りの掘り出し物に出会ってしまった。
サイズも狙い通りで、申し分なし。

ADK SE-3100NAN 無垢木材仕様の3段×2列 重量51s 定価61,000円
「がっちりした本棚タイプのラック」である。中古美品:26,000円也!

計8台の機材を置けるラックを入手したので、シンプルな機材構成を目指していた方針を転換し、複数の機材を展示を兼ねて飾りつつ、セレクトして聞けるシステム構成とすることとした。流れで、レコード再生時のハウリングマージンをより完璧に確保するために、通電しないオブジェと保管機材をも加え、ラックを8台の機材で満載とした。

アナログターンテーブル置台への文字通りの物量投入(約148s!/自重除く)は、レコード再生音質の向上のみならず、SACD/CD再生音質の向上にも、物凄く、途轍もなく、想像以上に、驚嘆するほど、効果的であった・・・文字通り、過去最高音質をアッサリ更新して、次元の違う音が出てしまった!!

最終的に、別室のメインシステム(イノウエ・システム)の地位を脅かすほどの“完成度”となり、こちらをメインシステムとすることも・・・検討した。
FALシステムに専念するため、3週間ほど「イノウエ断ち」をしているので記憶が薄れている。
もはや“イノウエの上澄み”ではなく、この出音なら、もしかすると、イノウエを凌いだかも?


〜・〜・〜・〜

≪サード・システム構成≫

スピーカー:FAL Supreme-S
 ケーブル:SUPRA Classic 2.5H 2m 2本
 ボード:パイン集積材(重量級)(自作)2枚
 インシュレーター:オーディオテクニカAT6099 8個
プリメインアンプ:ONKYO A-973(7.3kg)
SACD/CDプレーヤー@:DENON DCD-1650AE(13.3s)
SACD/CDプレーヤーA:MARANTZ SA-7001(6.3s)
SACD/CDプレーヤーB:SONY SCD-777ES(25s)
アナログ・ターンテーブル:MARANTZ TT-8001(10.4s)
カートリッジ:DENON DL-103
 ヘッドシェル:OYAIDE HF-CF(積層カーボン)
 シェルリードワイヤー:OYAIDE HSR-AG(純銀線)
フォノイコライザー:VICTOR AX-V1(Phono(MC)入力→REC出力)(13s)

電源ケーブル&ラインケーブル:付属品(純正)、一部家電店購入の汎用品
オブジェ:TRIODE TRV-88ST(20s)
保管機材:MARANTZ PM-8004(12s)
オーディオラック:ADK SE-3100NAN(51s)

2018/11/15 04:21  [2061-146]   

フェーズメーション・フルシステムのイメージ

丁度よいタイミングで、アナログレコード鑑賞ためのオーディオ試聴会が開催されたので、じっくり堪能して来た。
“ここまでやるか!”という、フェーズメーションのフルシステムから、果たして、どのような音世界が炸裂するのか?
現代アナログレコード再生の最先端を確認出来るはずで、期待して参加した。

≪レコード再生のみ、機器のみ、総額約1000万円(推定)のシステム≫
スピーカー:ソナスファベールHOMAGE SERAFINO Tradition
レコードプレーヤー:型番未確認、12インチJ型ロングアーム使用
カートリッジ:PP-2000
MC昇圧トランス:T-2000
バランス転送型フォノケーブル:CC-1000D
管球式フォノアンプ:EA-1000G (+PS-1000G(電源)×2台)
管球式コントロールアンプ:CA-1000
管球式モノラルパワーアンプ:MA-1500×2台

≪その他≫
フォノアンプEA-350
フォノアンプEA-300
MC昇圧トランス:T-500
モノラルカートリッジ:PP-Mono
各種超高級ケーブル
クアドラスパイア2セット
貴重なアナログレコード多数

〜・〜・〜

フェースメーションの狙っている音は、音の立ち上がりが俊敏な「生音」とのことで、いわゆるオーディオ的な“修飾”は極力排除し、シンプルな回路で活きの良い再生音を、アナログレコード再生で達成することを追及していると熱く語っていた。
そのために、まず、トランジェント特性を追求した結果、真空管アンプを極める方針となったとのことで、いわゆる“真空管アンプの豊潤な音”は全く求めておらず、最新のハイエンド・デジタル・データ再生オーディオ(ハイレゾ再生)と、直接比較されても遜色のない高音質を達成できたとのこと。

何のことはない、ウチでも求めている方向性の音(=生音)で、きっと好みに違いない。

2018/11/16 19:24  [2061-147]   

技術的なポイントとして、MCカートリッジからの「バランス出力」を、そのままバランス接続にてMC昇圧トランスに入力し、“究極のトランス”で20dB程度の増幅を行い、これを、バランスないしはアンバランス接続にて、管球式フォノイコライザー(MM)へ送る方式を、“一押し”していた。

MCカートリッジ→MC昇圧トランスの接続に関して、バランスとアンバランスの差は、別物であった。
これは、仮にブラインドテストでも百発百中するだろうという位の大差で、非常に興味深かった。

アンバランス接続は、普段聞いている音で、細かいことを気にしなければ「CDの再生音」と、ほぼ同じである。

一般的に、アナログレコードの再生では、CD再生に比べて低域(聴感上100〜150Hz)がリッチに鳴る傾向があって、“聞き心地が良い”理由の一つになっていることが多いのだが、その傾向も含めて、フェーズメーションのデモンストレーションは、「普通に凄く良い音」で鳴っている。ことさらアナログらしさが強調されることもなく、まるで、CD(デジタルデータ)を再生しているかのような、そういう高音質である。

昨今、デジタル音源を再生するハイエンド系ブランド(エソテリックやアキュフェーズなど)のデモンストレーションでは、CD(デジタルデータ)を、低域リッチなアナログレコード再生のように鳴らすのが流行っているので、そういう意味で、アナログレコード再生はデジタルっぽく綺麗に、デジタルデータ再生はアナログっぽく聴き心地良く、をそれぞれ志向していて、両者が互いに相手方へ寄せているので、頂上付近では、双方が近いところに位置することになるのだろう。

2018/11/16 19:43  [2061-148]   

MCカートリッジ→MC昇圧トランス間をバランス接続にすると、自然なエコー音響が楽曲の周囲にリッチに漂う、という現象が生じる。

特に低域(聴感上100Hz〜150Hz)のエコー音響が凄まじく、音源によっては、スピーカー「ソナスファベールHOMAGE SERAFINO Tradition」の低域再生能力を飽和させてしまうほど、である。あるいは、パワーアンプ「管球式モノラルパワーアンプ:MA-1500×2台」の性能限界を超えたのか?という、リッチ過ぎるエコー感が“吹き出す”のであった。

これは、量産モデル「T-500」でも充分に味わえる“グレードアップ”で、嵌るヒトは多いだろう。
体験者から「目からうろこ」と称されるのも納得である。
職人が一つずつ手巻きしている「T-2000」では、「いったい、何が起きているのか?」というエコー音響で、部屋の空気が一変する。現時点でやれることは全てやりつくしたという“究極のMC昇圧トランス”は、デモ中、後光がさす程の存在感を放っていた。

メーカーのエンジニアは、「アナログレコードの溝には、まだ、拾い切れていなかった音楽情報があったということを、T-2000を開発して、あらためて知った。」と興奮していた。
楽曲部分は精密緻密でみっちり中身の詰まった「普通に凄く良い音」で鳴っているに加え、えもいわれぬ快楽的な味わいのあるエコー音響が全域に渡って“付帯”している。
これは、普及しているデジタル再生とも、従来のアナログレコード再生とも異なる、第三の極とも言える独特の「再生方法」という気がしてくるのである。

MCカートリッジが発電した微弱電流のうち、通常のアンバランス接続では消えてしまう極微弱電流が、「専用シールドケーブルによるバランス接続+究極のMC昇圧トランス」を介せば拾われることで、最終的に、スピーカーからの出音として、快楽的エコー音響として聞こえるという仕組みからすると、電気的な修飾が介入する余地はない。

メーカーの言う「この“増えた音”は、レコードの溝に刻まれていたが、拾い切れていなかった極微小な音楽情報である。」とする仮説には、一理ある。
この仮説に乗るなら、このシステムを導入するしかないが、果たして?
もちろん、導入するにしても、量産モデルの方(T-500)になるが・・・

2018/11/16 19:48  [2061-149]   

秋の夜長に、フェーズメーションのデモンストレーションで聞こえた快楽的エコー音響について、考えてみた。

恐らく、MCカートリッジが発電の際に創り出している“付帯音”(≒極微小な電気的ノイズ)を拾っている可能性が高い・・・と思われる。

ここでは、通常のアンバランス接続では減衰され消失し聞こえなかった極微小なカートリッジに由来する付帯音(≒電気的ノイズ)が、シールドケーブルにてバランス接続することで減衰せずにトランスまで届いた結果を、我々は聞いている可能性が高い、という仮説を立ててみたい。
ただし、そのノイズは、あたかも演奏部屋の残響のような、音楽により生み出される心地よいエコー音響のように再生されるので、ノイズと言いながらも耳障りな雑音では決してないというところが、ミソである。

フェーズメーションのデモで聴いた、あの快楽的エコー残響は、MCカートリッジPP-2000が創り出した、“演奏会場の残響音”だったのだろう。
発電コイルが“エレキ楽器”本体で、周囲の環境(カートリッジ・ボディ他)が“演奏会場”という意味で、ミニチュアな演奏風景が切り取られる?・・・想像は尽きない。

言ってみれば、昭和の再生装置であるレコードから、温故知新ながらも斬新なアナログライクな聴き心地の良いエコー感が、平成の終わりに改めて“発掘された”、という事かもしれない。

この仮説を検証するには、MCカートリッジを変えて、エコー音響の性質を比べる必要がある。
カートリッジ・ボディの材質や形状により、カンチレバーの材質や形状により、針先の形状により、トーンアームにより、プレーヤーにより・・・etc.

ウチの環境で言えば、デノンDL-103で、どのように鳴るのか知りたければ・・・買って試すしかない。

2018/11/17 17:19  [2061-150]   

ムターのカルメン

フェーズメーションの試聴会では、「MC昇圧トランスの使いこなし」について、非常に興味深く勉強になる体験が出来た。
こういうのは、独りで家にこもってアレコレ吟味しても決して得られない貴重な体験であるわけで、これからも機会を捉えて、有意義な“武者修行”は続けていきたい。

帰宅後直ちに、試聴会で使用されたのと同じアルバムの同じ楽曲(ムターのカルメン)を、我がサードシステム(FALシステム)で聴き直し、我がアナログレコード演奏の到達点を確認してみた。
このアルバムは、レコード(ステレオサウンド盤)とCD(普及盤)を所有しており、セットアップの微調整のためのテスト試聴も含めて、愛聴盤になっている。

同じくらいの音量にして、早速、演奏開始・・・「ほぼ同等だな」が、率直な感想である。
いわゆる、“遜色のない”再生音が得られている。

音の立ち上がり速度、ダイナミックレンジ、音色の緻密さ、広大な音場、弾む低域と突き抜ける高域など、オーディオの再生音質として、ほぼ同等である。
もちろん、「T-2000抜きのアンバランス接続」のデモンストレーションとの比較として、似た傾向の音(≒トランジェント特性の良い、生音・生演奏を再現したいという志向の音)で、おおむね同等のクオリティだなという意味である。
「MC昇圧トランスへのバランス接続」のエコー残響たっぷりの音は、家では再現不可能である。

しいて言えば、音の立ち上がり刹那の力感が、フェーズメーションのフルシステムの方が、やや優っていたように思う。
音の出始めのキレというか、厚みというか、パワー感というか、音の張り、緊張感がより強かった。
音量を上げてみても、あの一瞬のパワーは、家のサードシステムでは出ない。
一方で、当たり前だが、家の方が環境として圧倒的に静かなので、静寂に広がる微細な環境騒音の表現力は家の方が圧倒している。

総額1000万円超の超高級オーディオシステムと、エントリークラスの機材(中古品中心)を組み合わせた総額35万円程度(レコード再生のみ)のサードシステムの再生音が、“ほぼ同等”とは、これ如何に?
読者の中には、あり得ない妄想、思い込みが過ぎると拒絶反応を示している方も居るかもしれないが、まあ、気にせず続けるとしよう。

最大の理由は、スピーカーの違いであろうと考えている。

ソナスファベールは、外装が如何に高級でも、再生音質という点では、いわゆる「普通のトールボーイ型マルチウエイ・スピーカー」である。
普通のソフトドームツイーターと、普通のコーン型ミッドレンジスピーカーと、普通のウーファー2個搭載した、トールボーイ型マルチウエイ・スピーカーの範疇を超えることは無いのである。
つまり、大ざっぱに、ウチのセカンドシステムで使用しているB&W N804と同類の鳴り方をするわけである。スピーカーユニットの分割振動を利用し、各担当帯域の繋ぎはネットワークのチューニングを詰めることで、「それらしく聴かせる」というアプローチは共通である。
「それらしく」とは、「フルレンジ・スピーカーらしく」という意味である。

FAL Supreme-Sは、まず、フルレンジ・スピーカーであるから、鳴り方がシンプルこの上なく、普通のマルチウエイ・スピーカーでは決して鳴らない“素直な音”が基本となっている。
“素直”とは、パワーアンプの電気信号に対して素直という意味で、いわゆる“屈託のない抜けの良い音”が、素性として備わっている。
この屈託のない抜けの良い音を、マルチウエイスピーカーで出すのは至難の業であって、ほぼ出せないというのが、オーディオの常識でもある。

加えて、FAL Supreme-Sはインピーダンスが8Ωで全帯域フラットという特徴があるが、それを踏まえて、アンプにデジタルアンプを選択している点があげられよう。
(オンキョーA-973時代の)デジタルアンプの弱点として、スピーカーのインピーダンス変動に弱いというのが定説であった。つまり、逆に考えれば、インピーダンスがフラットなスピーカーがあれば、デジタルアンプからすると設計通りに再生するのは大得意ということになるのであり、アンプ側からすれば、弱点のない再生が望めるわけである。
実際に組み合わせてみたところ、驚くほど相性が良く、“屈託のない抜けの良い音”が最高水準で鳴ることが確認された次第である。

さらに、FAL Supreme-Sは、分割振動のない(少ない)平面スピーカーで、指向性が120°と通常の倍の広域再生が売りとなっていることから、およそ他のスピーカーとは比較にならない広大なサウンドステージが、自然かつ当たり前のように再現されるという特性を備えていることも付け加えておきたい。

つまり、ソナスファベールのトールボーイスピーカーと、FAL Supreme-Sでは、スピーカーの性能差が非常に大きく、素性からして、FAL Supreme-Sが相当有利(優位)なのである。
したがって、FAL Supreme-Sが充分に性能を発揮して鳴っているウチのサードシステムと同等の音を、普通のマルチウエイ・トールボーイ・スピーカーで出すには、ソナスファベールでもB&Wでも、スピーカーの性能を出し切って鳴らし切る必要がある、ということになっているのであろう。

そういう意味で、フェースメーションのフルシステムは、ソナスファベールを充分に鳴らし切っていたように思う・・・むしろ、あのシステムのボトルネック(性能限界を決定しているもの)は、スピーカーであったと言ってしまって良いであろう。
特に低域の表現において、しばしば破綻していた(ボワーン、モワーン、ドコドコ、パフパフなど安い音が鳴る現象)ことは、指摘しておきたい。


FAL Supreme-Sを、フェーズメーションのフルシステムで鳴らしたら・・・感激のあまり、卒倒するような音世界が炸裂するかもしれない。





2018/11/17 17:43  [2061-151]   

FAL Supreme-Sを鳴らすサードシステムは、仕上がった。

>もはや“イノウエの上澄み”ではなく、この出音なら、もしかすると、イノウエを凌いだかも?

久しぶりに、イノウエを聴いた。

やはり、別格だった。

しかしながら、特に音場展開の点で、イノウエ・システムのセットアップに気になることがあったので、数年ぶりに、イノウエ・システムのセットアップを変更することとした。
気になることとは、音場が低すぎて気持ちよくない!ということであった。
また、せっかくの10畳部屋のエア・ボリュームが活かされておらず、“部屋が鳴ってない”点にも不満を感じた。

FALを擁するサードシステムが、思いのほか相当な高水準で鳴ってしまったことから、設置の面で色々妥協して使っていたイノウエ・システムも安穏とはしていられず・・・の展開となったことから、久々に“本気で吟味”することとした次第である。

→「ミラクルなサウンド」に、顛末を記す。

2018/11/18 06:10  [2061-152]   

つまるところ、レコード演奏は、昭和の技術である。

1982年(昭和57年)にCDプレーヤーが発売になり、昭和の終わりにかけて、レコードを駆逐した。
ソニーの第1号機CDP-101を、親父と秋葉原に買いに行った時の記憶は、今でも鮮明に覚えている。
ガラス張りの展示棚に一台が大々的に飾られ、側には在庫の段ボール箱が山積みだったが、次々と客が押し寄せ、見る見るうちに数が減っていく。レコードがデジタルになって、キラキラ輝くコンパクトディスクになるとは、“新しい時代が来たんだな〜”と、当時小学生だった私は、ハイテクに感動しきりだった。

親父のオーディオに組み込まれたCDP-101は、輝かしい音色を披露するかと思いきや、何だか「硬い音」がすると、親父を含め、近所のオーディオ仲間からも、絶賛とはいかず。
それでも、A→B間を任意に指定しての迅速なリピート機能やリモコン操作ができる機能は、オペラを趣味としていた親父には大変便利な道具として、歌の練習には大活躍だった。

音質はレコードの方が好ましいが、使い勝手は圧倒的にCDだ、という時代が10年位続き、レコードショップの片隅にCD販売コーナーがあるという時期が続いた。先進的な個人経営の「CDショップ」が次々とオープンするものの、2年と続かず。
そんな時代を経て、1990年代に入ると、全国津々浦々のレコードショップは、いつしかCDショップに様変わりしていった。レコードは、なにより「かさばる」のと、いちいち「手間がかかる」ので、新たに購入するヒトはおらず、時代が変わったのである。
平成は、CDの時代となった。

時は平成の終わりになって、アナログレコードが盛り上がっているという。
レコード盤の生産数は、2009年に過去最低の10万枚まで落ち込んだあと、ここ数年でうなぎのぼりを魅せ、2017年には10倍の年100万枚を超えたとのことで、CD販売が落ち込む中、プチ復活しているようである。
流れで、オーディオショップでは、アナログレコード関連商品に力が入り・・・私も触発されての本スレッドである。

およそひと月の吟味で、これまで「たまに、ビートルズが聴ければ良い。」くらいのポジションで、それなりに扱ってきたレコード再生環境が、クラシックやジャズを本格的に聴くに足る音質と、音割れや歪みの無い安定感を獲得し、実用的な道具に昇格させることが出来るまで成長したのは、なによりロングセラーのカートリッジDL-103のおかげと、私に昭和の思い出(経験)があったからであろう。

恐らく、DD方式のマランツTT8001は、20年やそこらでは壊れないであろうから、子から孫の代まで、活躍してくれることだろう。デザインも、いかにも昭和風な他の国産機とは毛色が違って、“平成っぽい”ところが、気に入っている。

平成の最後に、けじめがつけられたのは、ヨカッタ!
(なんのこっちゃ?)

2018/11/20 05:41  [2061-154]   



諸行無常

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Vitz GRMN ロータス・エリーゼS

トヨタが、Gazoo Racingブランドで、ヴィッツのコンプリートカーを発売する。
限定150台で購入権は抽選とのことだが、果たして、この400万円のヴィッツが150台も売れるのかどうか?

ちょっと、文句を書いてみたい(笑

まず、現行ヴィッツのシャシーは、2005年〜の2代目ヴィッツのものを改良しながら使っているもので基本設計が古い。改良の手法は、剛性不足部分に補強材を追加するというもので、根本的な解決には当然ながらなっていない。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2
403B_U0A221C1000000/


Vitz GRMNを作るに際し、アンダーブレースバーとストラットタワーバーを追加しているが、「補強材を追加する」という手法に変わりはなく、自ら基本的なボディ剛性が不足していることを喧伝しているに過ぎず、そもそも、補強バーの追加は数万円のコストアップに過ぎない。

Vitzのベースグレードは、1.0F 118万円である。(5ドア)
これが、1L自然吸気の69馬力エンジンを搭載している。
車重は970sと、今となってはやや重い。

Vitz GRMNでは、エンジンを1.8L(2ZR-FE)にスーパーチャージャーを付けて212馬力/25sm・fにパワーアップしたものに換装しているのが最大のトピックであり、後からやろうとすると最もコストがかかるチューニングで、このエンジンをヴィッツに載せたいのであれば、最初から換装されているものを買うのは合理的ではある。

このエンジンの売りは、単体でロータスに販売しており、ロータス・エリーゼSに載っているものと同様であるとのことである。ただし、ロータス・エリーゼSでは220馬力となっており、同スペックではない。恐らく、インタークーラーなどの補器類が異なる可能性が高い。
最も注目すべきポイントは、車重である。

ロータス・エリーゼS:950s
ヴィッツGRMN:1140s

同じエンジンで、190s増し!
話にならない。
もはや、ロータスの名を出すことすら恥ずかしい・・・と、ワタクシなどは思うのである。

ちなみに、0-100km/hは、

ロータス・エリーゼS:4.6秒
ヴィッツGRMN:7秒台

価格は、

ロータス・エリーゼS:610万円
ヴィッツGRMN:400万円

このエンジンが欲しければ、ロータス・エリーゼSを買った方が、100万倍幸せになれるであろう。


2018/4/20 19:22  [2061-72]   

ロータス・エリーゼ

ちょっと横道にそれると、ロータスで選ぶなら、ロータス・エリーゼが最良の選択である。

車重:856s

これに、1.6L自然吸気エンジン(1ZR-FAE)を乗せ、ECUチューニングを施して136馬力。
踏み倒して遊ぶには、ちょうど良い。

価格:496万8000円

注意点は、エアコンなし、オーディオなし、フロアマットなしの仕様であることくらいである。


2018/4/20 19:47  [2061-73]   

Vitz GRMN Turbo

ヴィッツGRMNと競合するクルマは?

実は、5年前に、ほぼ同じコンセプトのコンプリートカーが、Gazoo Racingからリリースされている。

ヴィッツGRMN Turbo

当時、200台限定で販売されたこのクルマが、ぼちぼち、中古車市場に出て来る。
新車時の車両価格は270万円で、ヴィッツのコンプリートカーとして常識的であった。
中古車価格は走行距離により170万円〜250万円と5年落ちのヴィッツにしてはやや高価であるが、200台の限定車という付加価値が50万円分くらい上乗せになっているのであろう。

1.5Lエンジン(1NZ-FE)にターボを付けて152馬力。
車重:1070kg

ワタクシなら、こちらを探すだろう。
ヴィッツGRMNがどうしても欲しいなら。

2018/4/21 05:06  [2061-74]   

谷口信輝氏による試乗インプレッション
https://www.youtube.com/watch?v=hjCvxT_U
9wI


この走りで400万円は無い・・・

いわゆるド・アンダーで、曲がってない。
旋回中の外側フロントタイヤがポジティブキャンバーになっていて、タイヤの接地面の外側しか使えていない。
走行後のタイヤの溶け具合を見てみたいが、恐らく、例によって例のごとしであろう。
ヴィッツに1.8L+スーパーチャージャー搭載は、パワー云々の前にエンジンが重すぎて、どうしようもないのだろう。

谷口氏も、4台中ではベーシックなハイブリッドモデルがベストとの結論を醸し出しているところが、正直である。
やはり、試乗インプレッションは、動画に限る。

2018/4/21 05:45  [2061-75]   

GRシリーズの企画制作販売担当は、トヨタ社内の「スポーツ車輛統括部」からの「GRカンパニー」という社内カンパニーだそうである。2010年にトヨタの新スポーツカー戦略に基づいて発足し、「G's」「GRMN」の2ブランドを立ち上げ、各種の装飾系シャコタン(車高短縮)モデルを、トヨタのエンブレムを消してリリースしていた。時々、街で見かける、のっぺり顔のトヨタ車??が、G'sブランド車である。

GAZOO Racingは、2007年にニュルブルクリンク24時間レースに参戦する際に立ち上げられたモータースポーツのレーシングチームで、2015年にTOYOTA GAZOO Racingとして正式に社内組織化されている。ちなみに、GAZOO(画像GAZOU+動物園ZOO)は中古車検索の画像システムの名称だったとか。

Vitz GRMNの出来をみる限り、GAZOO Racingは車輛開発に直接関わっていないとみるのが恐らく正解であろう。タイヤの選定やアライメント設定の詰めの甘さ以前に、そもそも企画段階で車輛重量増加に頓着していない基本姿勢は、レース屋の思考パターンとは相容れないものである。

その他のGRシリーズは、以前のG'sからの流れである装飾系シャコタンモデルを、社内カンパニーの証しとして、トヨタのエンブレムを消さずにリリースしているとみるのが真っ当なモノの見方というものであろう。
市販車のチューニングをカジッた経験がおありの御仁なら(こんなところを読んでいるアナタなら)、安易なシャコタンは、ロワアーム下反角の不足をもたらし、不安定な初期ロールが発生して、特にうねった路面でまっすぐ走らないという弊害を起こすことを知っておりましょう。以前ちょい乗りさせてもらった知人のG'sプリウスは正にコレで、ノーマルのプリウスが無味無臭のトヨタ流カッチリゴム足なら、G'sプリウスはウニウニと揺れが止まらない。(スプリングカットで)極端に車高を落としているヤン車(…死語か?)が、いつもヒョコヒョコ揺れているのは、ロワアームがバンザイしているが故の必然であるのだが、あれの軽症バージョンという感触であった。

2018/4/24 19:25  [2061-79]   

そもそも・・・トヨタ車のラインナップには、久しく、スポーツカーが無い。
86があるじゃないか。
否、あれは、水平対向4気筒エンジンをちょっと傾けて搭載した「スバルBRZのOEM」である。

そもそも・・・ドイツのニュルブルクリンク・サーキットに車輛を持ち込んでスポーツカーを開発する手法を始めた日本のメーカーは、ホンダである。1980年代にNSXを開発する際、社長から直々で開発ドライバーを任された黒澤元治氏(ガンさん)が、ホンダの車輛開発責任者を説得して実現している。ガンさんは、それ以前に、ブリヂストン・ポテンザRE71をポルシェ911の純正装着タイヤに採用させるべく、タイヤ開発のためにニュルブルクリンクを何千周と周回し、“ニュルの凄さ”を熟知していた。
その後、日産がGT-Rの開発を“ニュル詣で”にて行っている。
ちなみに、ホンダは、北海道にニュルブルクリンクのミニチュアとして鷹栖ブルーピンググラウンドを作り、ニュル詣でを卒業している。

こういった歴史を知るものからすると、GRMN:GAZOO Racing Meister of Nurburgringという名称には、違和感を感じるのである。
トヨタが、何故、恥ずかしげもなく、“ニュルのマイスター”を名乗るのか?・・・と。
そしてそれを、中途半端なコンプリートカーの名に冠するのかい?・・・と。

そもそも、ドイツ勢のポルシェやBMWやメルセデスやアウディからすれば、ニュルは昔から“おらが村の山坂道”であり、極東日本の自動車メーカーが喧伝するのは如何なものかと・・・

アマチュアが国内モータースポーツ参戦のベース車両として購入するのは有りかもしれない。クラス分け次第であるが、1.8L+スーパーチャージャーは他になく、パワーではクラス内で突出する可能性はある。その逆も然りであるが。

おしまい//

2018/4/24 21:39  [2061-80]   



諸行無常

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プロケーブルのコラムに、イノウエ・システムに間接的ながら言及した箇所を発見したので、紹介しておきます。
http://www.procable.jp/setting/91.html

『鬼門の人』
『30年くらい前名古屋にいたころ、尾張横須賀に井○電気店なるものがあり、真空管アンプ、
木炭入りのスピーカbox、銅単芯に長さ2センチくらいの細い鉄パイプ連続したものを通した
スピーカー線(良い音でした)、など購入したころから泥沼にはまり現在にいたりました。』
(一部抜粋)

貴重なイノウエ・ユーザの記録です。
この方は、今でもイノウエ・システムを鳴らしているのでしょうか・・・

プロケーブルのPAシステムは、気軽にライブ気分を味わうには、リーズナブルですね。
特徴は、20Hz〜50Hz帯域の低音再生をキッパリ諦めることで、高効率のPAスピーカーを使用することに躊躇がなくなり、結果、トランジェントの良い音が出せるようになるところです。低音が欲しい場合は、サブウーファーを追加して、それらしくまとめようとしていますが、物理的にピタリと混ざることはありません。音を混ぜるのは脳の仕事ということになります。

いわゆるハイエンド系は、トランジェントの良い音(速い音)を諦めることで、低能率の重量級マルチウエイスピーカーを使用し、良くも悪くも雰囲気抜群の(遅い音の)“高級オーディオの音”を出しつつ、外観を磨いて高級家具としての佇まいを付加していると言えそうです。芸術的な形態は、脳を騙すには必須なのです。

低音再生もトランジェント特性も諦めずに両立するには、“分割振動を排除する”必要がありますが、これを実現したのは、古今東西、イノウエKIスピーカーのみ、というのがオーディオ勢力相関図になっています。

ちなみに、イノウエKIスピーカーの能率はハイエンド系の低能率を遥かに凌ぐ低さで、普通の定電圧アンプでは、重くて硬いKIユニットを広帯域フルレンジとして駆動することは出来ません。試しに鳴らしてみれば分かりますが、モコモコ鳴るだけです。
専用の定電力アンプ(真空管アンプ)で鳴らすと、“諦めなかった音”が鳴ります。


2018/4/20 05:42  [2061-70]   

では、イノウエKIスピーカーが、諦めているのは何でしょうか?

それは、指向性の広さ、です。

B&W802D3のお披露目試聴会で、当時のマランツ・サウンドマネージャー澤田氏が解説していましたが、スピーカーユニットの分割振動を極力排除すると、指向性が狭くなるのです。
B&Wでは、指向性が狭くても良いウーファーユニットの分割振動を極力排除して低域をリニアに出しつつ、ミッドレンジは柔らかい素材で作成し(コンティニウム・コーン)分割振動を効果的に利用して求められる指向性の広さを確保しているとのことでした。ダイヤモンド・ツイーターも形状を工夫して、指向性を含めた性能をバランスさせています。

イノウエKIスピーカーは、宇宙戦艦ヤマトの波動砲のよう?に、ユニットからビーム状に音波が放出されるイメージで、指向性は狭いのが特徴です。
この特性を十分に理解して使いこなす必要があります。

集会所や体育館のようなただ広い空間で大勢の人を対象にデモンストレーションを行うような、いわゆる試聴会という形式は、最も苦手な分野だということになります。また、オーディオを売りにした喫茶店などで、PAスピーカーの代替として使用されるのも、苦手中の苦手でしょう・・・恐らく。

8畳〜20畳くらいの広さで空間が仕切られた静寂な環境で、1人〜数人を対象にデモを行うのが、正しい使用法だということになります。その際は、両耳に音波を直接浴びせるのではなく、部屋を鳴らすようにセッティングするのがコツです。

イノウエKIスピーカーは、指向性の広さを諦めることで、フルレンジ・スピーカーで20Hz〜20000Hzのリニアな再生を実現しているのです。


2018/4/20 06:31  [2061-71]   


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