
縁側をご利用いただく際のルール&マナー集を用意いたしました
ユーザーの皆様に楽しくご参加いただけるよう、主に投稿時の注意点などをまとめています。
ご投稿の前には必ずご一読をお願いいたします。詳しくはこちら⇒「縁側 ルール&マナー」
紹介文
ありそうで無かったトピックスなので縁側作ります。木製のヘッドホン・イヤホンの同好会です。誰でも参加して下さい。価格リストに載らない製品や海外版の購入なども歓迎です。木材の音響特性についても議論できれば良いかなと。
このページのスレッド一覧

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タイトル | 返信数 | 最終投稿日時![]() |
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[1772-9] | ebony80とebony70の改造 | 5 | 2015年6月20日 13:33 |
[1772-3] | 中華ウッドホン | 3 | 2015年8月1日 14:07 |
[1772-2] | 手持ちのウッドホンと木材 | 1 | 2015年6月15日 17:14 |
[1772-1] | 木材の音響特性 | 2 | 2015年6月15日 21:15 |

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G&BL ebony80はイタリアのブランドがOEM/ODMした中国産ヘッドホンです。
esmoothというウッドホンメーカーを見てみるとよく分かります。
http://www.woodheadphones.com/products-c
ategory/products-by-material/ebony-wood
さて、今回、色々と中途半端なebony80を2つ入手しました。
黒檀とは言えないようなシラタの部分が使われたイヤーカップのもの
黒檀の黒い縞模様は多いものの、ヘッドバンドが壊れたもの
黒檀は外皮が白くシラタとなっていて比重は軽く、芯材が黒くミネラルが沈着し比重が重い木材です。シラタのイヤーカップと黒いものとでは数gも重さが違います。
当然音色にも多少の違い、バラツキがあります。
シラタのものの方が柔らかい音です。
2015/6/20 11:15 [1772-10]

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イヤパッドを外します。ユニットはねじ止めされているので外します。 | なんと吸音材はありません。配線はユニットを外すと容易に断線しました。 | テフロン被覆銀メッキ銅線と伝説のハンダ(笑)で配線し直します。 |
市販価格は2万円前後のヘッドホンですが、ヘッドバンドからハウジングを取り外すのはいとも簡単でした。
また、内部構造が気になり、中を開けてみました。
イヤパッドを外し、ネジを外します。
構造は極めて単純、2万円もするヘッドホンなのにシンプル極まる構造。
黒檀を削り出したところにビス留め用のチューブを接着し、ユニットをマウントしています。ユニットと木材の加工精度は良好です。
なんと吸音材がなく、低音はハウジングの上辺に開けられた5個の小さな穴で調整されています。
ユニットとプラグを結ぶ配線は細い華奢な銀メッキ銅線でした。今回ユニットを外したところ切断してしまいましたので、真空管のプレート配線に使っているテフロン被覆銀メッキ銅線を出してきて、ビンテージハンダを用いて配線し直すこととしました。
2015/6/20 11:18 [1772-11]

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ハウジング内側に銅箔シールを貼って重さを調整 | 結線後に吸音材として猫毛を入れます。 |
まず、シラタのせいで2-3gも軽く、これで黒檀と言えるのかという雰囲気ですので銅箔シールを貼り重ねてハウジングの重量を調整します。
ハンダは手早く吸い取り線で取り除いて、新しい配線材とビンテージハンダで結線します。
さすがに中国産とは言え、左右逆相などの間違いはありませんでした。
吸音材が入っていませんでしたが、低音の飽和などを調整するために、吸音効果の良い天然素材の吸音材を入れます。ここでは猫毛を使っています。
吸音材はある程度鳴らして音が落ち着いたら減らしていき、ちょうどいい量までカットアンドトライで調整していきます。
リケーブルはオーグラインや6N-OFCなどですが、6N-OFCが低重心でこのヘッドホンの音色に合っていました。改造で解像度の向上などが得られました。
改造しなくても佳作ヘッドホンとして入選されているものですが。。。
なお、片方のハウジングはユニットのマウント用ビス受けが一箇所欠けていました。
今回私はジャンク価格で購入しましたので躊躇なく中を開けました。流通価格などを考えると複雑な気分です。
音質は、オーソドックスな構造と吸音材を入れないことによる木材の音色を生かす設計になっていると思われました。
2015/6/20 11:29 [1772-12]

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モニターヘッドホンのような形の40mmサイズのドライバのモデル | 吸音材はやはり無し | 銅箔シールを貼り重ねて制振を試みます |
続いてebony70の改造です。
これも中古価格で入手しました。
ドライバはebony80が50mmに対し、ebony70は40mmで、ハウジング内の容積も少ないです。
中を開けますと、やはり吸音材はありません。内部配線はebony80と同じ30AWGのものです。
今回の改造は内部配線の交換、ユニット後面に銅箔シールを貼り付けて制振することで解像度の向上を試みました。
リケーブルはやはり6N-OFCと相性が良さそうです。
銅箔シールを貼り重ねます。全体的な解像度にかなりの改善、音が引き締まりました。
ただし、低音に不満が残ります。このユニットの限界も考慮に入れる必要はありますが、重低音までは出てこないです。
バスレフダクトの直下に猫毛を入れると空気感の改善がありました。
2015/6/20 11:40 [1772-13]

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改造の必需品、銅箔テープ
プラハウジングなどではハウジング全面に貼って質量を重くしたり、ユニット後面、マグネットのところに貼ったりします。
音の濁りの取れ方は目覚しいものがあります。やはり銅や真鍮など、インシュレーターなどの制振で実績のあるものを貼るべきです。
パーツ屋でアース用やシールド用として売られている銅箔テープを使います。ハサミでも楽に切れます。あるいは五円玉が真鍮ですから、よりユニットを重くするのに使えます。ただし何事もやりすぎは良くないので、私はシールの枚数を増やす形での微調整を採用しています。
また、ウッドハウジングは元々制振性に優れ、特に黒檀などの比重が重く、ヤング率の高い銘木ではハウジング内にベタ貼りするなどはオススメ出来ないです。
最近はイヤホンで真鍮ハウジングが流行っていますね、これまでもピアノフォルテなどクロム銅ハウジングなどありました。貴金属や銘木はそれぞれの素材が美しい響きを持っています。それらをお互いに殺し合わないように使いたいところです。
2015/6/20 13:33 [1772-14]



何処かで見たことがあるモデルがいっぱい並んでる・・・
実は中国にOEM専業の音響メーカーがあるのです。
http://www.woodheadphones.com/products
http://www.headphoneoem.com/attr-wood-he
adphone.html
音質も侮れないです。
2015/6/15 16:57 [1772-3]

例えばhouse use product PROVO
http://www.webo-kobe.com/items/electric/
houseuseproduccts/headphone.html
日本でデザインして中国で組み立てと書いてありますが
作っているのはBasenというメーカー
http://www.headphoneoem.com/products-w14
0-cheap-on-ear-wooden-headphone.html
アマゾンでも出てます
http://www.amazon.co.jp/HOUSE-USE-PRODUC
TS-%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%A6%
E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%97%E3%83%AD%E3%8
3%80%E3%82%AF%E3%83%84-HFT148/dp/B00H1EV
7C8
2015/6/15 17:32 [1772-5]

ロシアのブランド、fischer audioも清々しいほど中国メーカーのOEM/ODMです。
http://fischeraudio.jp/
2015/6/16 12:02 [1772-8]

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Symphonized NRG |
はじめまして、
私もウッドイヤホン、Symphonized NRGっていうのを購入して、気に入って使ってます。
Symphonizedの他の型番のものは、ふうせんかずらのハートさんが紹介してたESMOOTHにありました。
Symphonized NRGもそうなんでしょうね。
付帯音が多く、でも気持ちよくって、ジャズ専用に使ってます。
これ買ってからジャズ聞く量がそれまでの10倍、いや30倍くらいに増えました。
クラシックをこれで聞くと、すこし残響が多めの小さいホールで聞いてるみたいで、それも好きです。
ソロとかカルテットとかは、音楽室ぐらいの部屋で演奏してもらってる感じです。
ロック系には合いませんでした。
アコースティック楽器は付帯音が音色を作っているみたいなものなので、それと良く合うのかもしれません。
ウッドホン面白いですね。
2015/8/1 14:07 [1772-15]



☆オーディオテクニカW5000・黒檀・フラット・魔性の鏡、環境測定用
☆オーディオテクニカW1000Z・チーク・解像度十分・中域僅かに凹んでる?・テクニカらしからぬ音場の広さと立体感
☆DENON D7100・マホガニー・重低音が出るピラミッド・広い音場
☆DENON MM400・ウォルナット・線の太いピラミッド・デザイン上中域篭る
☆Victor DX1000・ラジアタパイン・針葉樹らしい明るい音色と独特の音場、豊かな倍音と立体感
以下、侮れない中国産廉価ウッドホン、ゆるふわでも音場が広く立体感あり開放的なのが売り
griffin wood tone 側圧しっかりのアラウンドイヤー、スイベルでもポタしんどい
☆サペリ・比重の重い木材の響き方、ウォルナットほど太い線でもないがピラミッドバランス
☆ビーチ・フラットから微カマボコ、カラッと爽やかだが余韻少なめか?
Little big sound nature tone 夏でも暑苦しくないオンイヤー・緩い側圧ゆえの開放的な音、ポタには軽さは正義
☆チェリー・豊かな倍音、ふくよかな響き、癒し成分多め
☆ウォルナット・豊かな低音とピラミッドバランス、ポタでフルオケが聴ける
☆ローズウッド・カマボコバランス的ながらビートの効いた曲が楽しい、レトロ音源も得意
今後、ZAGG バンブーベッドホン、tribeca型でメイプル・ゼブラウッド・ブビンガなど揃えて行く予定
2015/6/15 16:50 [1772-2]




基本知識として参考になるサイト
http://www.pops69.com/m_making/mokuzai/m
okuzai.htm
http://www.naru-gakki.com/acoustics-of-w
oodmaterial/
より詳しい論文的なもの
http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/k
okyuroku/contents/pdf/1209-11.pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kob
unshi1952/56/8/56_8_614/_pdf
http://www.fpri.asahikawa.hokkaido.jp/rs
dayo/23775031001.pdf
2015/6/15 16:21 [1772-1]

ヘッドホンのパッケージに書かれていた木材の説明文の翻訳を書いておきます。
☆チェリーウッド
楽器用材として使われるメイプルとよく比較されるように、よく似た比重と木理を有する
比重と音の反射性に優れ、豊かで投影力ある中音域と、高音低音に偏らないバランスが特徴
クリアで明瞭な音色、高域ではよりクリアで残響音も出る
☆ウォルナット
色の濃い重たい木材で一定の木理と密度が特徴
特にアコースティックギターなどの楽器に好んで用いられる楽器用材
木理の美しさと加工性の良さがあり、入手性も良い
力強い低音で陰影のあるドラマティックな音色である
滑らかな高音と質感のある中音域、引き締まった低音
低音好きにはたまらない音色
☆ローズウッド
比重の重い油分に富んだ木材で楽器用材、ギター指板にも頻用
高音域の強い音を止める特徴があるため、中域から中低域に張り出しのある音色
滑らかで暖かい音色、木材の油滴の吸音効果でキツイ音を出さない
ビートの効いた音にオススメ
2015/6/15 20:03 [1772-6]

☆サペリ
サペリマホガニーとも言われ、マホガニーの代用材
ギターなどの楽器に使用される
QUADの現行スピーカーにも使われている
音はマホガニーに似て低音が出るが中高音はマホガニーより素っ気ないらしい
☆ビーチ
いわゆるブナ材、欧州産
緻密で家具材に使用される、楽器ではアコースティックギターに使われたことがある
太鼓やドラムなどの胴材に使われる、明るい芯のある音色
☆バンブー
いわゆる竹材、竹集成材
古くは尺八などの和楽器から、現代は集成材としてスピーカーエンクロージャーまで
竹繊維でスピーカーの振動板を作って製品化しているものも
スピーカーなどではクリアな音
イヤホンでは高音が出にくいとの話も
オーデジーの高級ヘッドホンのボディに採用されているがやはり低音寄りの整然とした音らしい
2015/6/15 21:15 [1772-7]


