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紹介文

何も言えねぇ!

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この掲示板は運営者が不在のため閲覧専用です。


スレ主&運営者 父の仇さん  

写真か何かのスレだと思った?

残念!変態の縁側でした!

ねぇ?どんな気持ち?ねぇ、今どんな気持ち?
はい、ごめんなさい。以下から本題となります。


http://engawa.kakaku.com/userbbs/1631/#1
631-61


辺りから始まった謎の物語、更新者は主に私と幻月朗さんになります。

更にその続きがこちら

http://engawa.kakaku.com/userbbs/1631/#1
631-201


そして更にその続きがこちらのスレになります。


第二部という事で、何より書き込んでる自分がくっそ長くて更新し辛いので
まだ途中ですが新スレに突入しました。

幻月朗さんの良きタイミングでこちらに移行して頂ければ。


最近ではやる気の無さが露見し始めた縁側主、

モチベーション低下により駄文を撒き散らかす縁側主、

ネタ切れによりギャグもパッとしない縁側主!

そんな縁側主がお送りする世界一かっこ悪い物語、
え?何で読んでるこっちが恥ずかしくなるの?っていう縁側主の文章はある意味必見!
地獄のような羞恥を味わいたい物好きの方は是非ご一読下さい!

感想とかまじノーセンキュー!それは一生心の中にクローズユアアイズ!
下手に縁側主の心のデリケートな部分に触れるとリストカットOK?

もちろん、一番のお勧めはブラウザバックだZE!レッツパーリー!

2014/11/19 23:24  [1631-269]   

とりあえずどうすればいいのか、何から始めたらいいのかわからないんすけど・・


雪が積もって真っ白な平原。
向こうから馬に乗った男が近づいてくる。

鼻の上まで布を巻いた男が裾がほころんだマントをなびかせて
全速力で走っている。

その後ろからスノーモービル乗った兵士が5人。
走りながらAK47を撃って来る。

馬がつんのめり男が落馬する。
腹を撃たれた馬がつんのめり、足を折ったようだ。
男の目が悲しそうになる。

「ヤ ヴィナヴァート・・」

シュッと空中に円を描く様に剣を振る。
馬の頭と首がはなれて馬は動かなくなった。

スノーモービルが離れた所で止まり兵士たちが降りて銃を構える。
マントの男は兵士に向かって走る。
AK47の銃口から煙が上がる。

タタタタタタ

だがマントの男はいない。
ドサっと音がして振り向くと他の兵士がすでに4人倒れていた。

「イ・・・イズヴィニーチェ ミニャ・・」

ガンと衝撃を受け最後の兵士も倒れてしまう。

「ごめんね。後で連絡しとくから少し我慢してね」

マントの男は兵士の乗っていたスノーモービルに乗り走りだす。

やがてとある渓谷に出る。
凍った川の真ん中はまだ水が流れてる。

マントの男は、凍った川を見つめていた男に声をかける。

「いや〜、すいません。おまたせしました、大佐」

桃太郎が振り返った。
紳士が手をひたいに持ってきて敬礼する。

「脳の通信チャンネルが同じでよかった。お前はこの世界でもコードネームは紳士なんだな」

桃太郎が身体をギクシャクしながら石の上に座る。

紳士はマントを外してコートの中からたくさんの工具を取り出す。

「どうだ?構造はお前の知ってるとおりか?」

「うーん。少し違うけど、私ならもう少しジェネレーターの効率化をアップできますね
 冷却装置を外して・・アルミ合金があれば・・あ、ありました。エレメンタルは・・」

「魔法は嫌いだ」

「私が開発、いや別の世界の私が開発したエレメンツがないとあなたは動けないですからね」

作業しながら面倒臭そうに紳士が言う。

「それに我々・・まあ別の世界でしょうけど、我々は体内に人工エレメンツを持っているから
 最強だったのですからね。身体が生身だった頃の桃太郎さんは火のエレメンツ、
 私は電気のエレメンツ、ビショップは水のエレメンツ、塚本は・・風のエレメンツ・・」

「子供だましじゃあるまいし・・」

「勿論ちゃんとした科学ですよ。エレメンツの力を借りて、
 空気を振動させ酸素を爆発させる。水の分子の動きをある一定の方向に進めさせる。
 イオンをぶつけて電気を発生させる。空気の密度を変えて真空を起こす・・・・・
 エレメンツを交換しました。これで少しは動けると思います」

シュっと背中の熱排出弁が開く。
マッスルシリンダーがようやく滑らかに動く。

「さ、これで私のラボに行きましょう。10年は持つはずのマッスルシリンダーが劣化してます。
 新型のマッスルシリンダーと交換です。脳と繋げてるCPUもメモリーも新しい世代に交換です。
 外装もぼろぼろですね。新しい素材と交換。完全オーバーホールですよ」

「どれくらいかかる?」

「脳は手術が必要だから・・全部で5ヶ月」

「遅すぎる」

「私が地獄のプリーストと呼ばれてるのを忘れましたかね?それを3ヶ月で済ませます
 そのかわり3ヶ月は動けないし、リハビリなしなので覚悟してください」

「先に連絡しといたあれは作れるか?」

「余裕でございますよ。もうすでにプランは頭に入ってます。ところでこの世界には
 もしかしてクトウバを壊すために来たとか?」

「そうだ、世界は平和な顔してるが、一枚皮をめくればそこに滅びが迫っている」

「あれを壊せばエレメンツは、マジックエレメンツを仕事にしてる人は・・・・・」

「知っている。だけど俺ももうゆっくり眠りたい」

「・・・そうですね・・電池で動くもので今ではほとんど代用出来ますからね。
 マジックエレメンツを燃料や武器にしていた世代はこれで終わるのがいいかもしれません」

桃太郎に肩を貸してスノーモービルに載せる紳士。

「私の名前、イジャスラフ グレゴリはあなたの世界でどうなりましたか?」

「奴は・・立派な騎士である俺の世界の紳士は・・・多分死んだ」

「・・・・そうですか・・・」

スノーモービルが走りだす。
行く先は紳士のラボ。







 
 

2014/11/21 04:42  [1631-272]   

別府温泉へ向かう巨人の前に長身の痩せた男がふらっと立っている。

膝元まである黒いコート、青いサングラス、肩まである金髪。
充血した目、白い顔がニヤニヤと笑った後、巨人に声をかける。

「火のプロメテウス族じゃないですかww無理に空間を開けて何しに来たんですか?っw」

挑発に乗らず冷静に見つめる巨人。
周りの建物を見回し又男を見つめる。

「我々はこの世界に戻ることになる。汚い世界だな。
 お前達ヴァンパイアがヒューマノイドを野放しにした結果だ。
 これからは我々がヒエラルキーの上に立ち、この世界を支配する」

「ちょww冗談でしょwwお前達のエレメンツは行方不明になっただろw
 酸素濃度もお前達に合うこともない。最後に残ったエレメンツの力でお前達は違う世界に
 疎開したのだろ」

後ろの女巨人が前に立つ巨人に耳打ちする。

「もう時間がありません。今回の調査は此処で終わりにします」

軽く頷き、ヴァンパイアに向かって又喋る。

「我々は昔から次元の裂け目を自由に作れる事に成功している。
 その技術の幾つかはこの世界に残してきた。と言っても2,3人を飛ばすだけだが。
 だが、我々は残ったエレメンツを増幅させて戻ってくる技術を開発した。
 我々のエレメンツの源、クトウバの場所を遂に見つけた」

女巨人が長い棒を上に持ち上げる。すると先が3つに開き光りだす。

遠くの別府温泉では温泉のお湯が沸騰し始めた。
ドン!
温泉地一帯が爆発する
地面から赤い光が空に上る。
うろついていたヴァンパイアもどき共、元人間たちが悲鳴を上げながら燃え出す。

「それだけの技術がありながらなぜこっちの世界に戻ってきた?」

「お前達には想像つくまい、我々の祖先がどれだけすさまじい世界で生き延びてきたか」

空に上った赤い光が女巨人が上げた棒の先端に吸収される。
それを見たヴァンパイアの顔が険しくなり動こうとする。

「動くな!ヴァンパイアロードよ!私のスピアはお前の頭を捉えている」

真っ直ぐに頭とスピアの線が引かれている。
先は尖っていないが穴が開いており、そこから高熱の空気が吹き出す。
動きの早いヴァンパイアでも射程に入ってしまえば、
巨人のパワーと高熱で確実に頭は無くなる。

やがて赤い光が収束して消える。

「必要なエレメンツは揃った。我々はエレメンツを精製してすぐ戻ってくる。
 クトウバの発掘はその時に行なわれる。その時完全にこの世界は我々の世界になる。
 その地盤固めに我々の斥候は何度もこの世界に来るだろう」

動けない苦痛を顔ににじませるヴァンパイア。

「ペラペラとよく喋る巨人だなww良いのか?計画を敵に喋って」

「お前達に我々の計画を阻止は出来ない。それに・・・」

初めて巨人がニヤッと笑う。

「1000年も戦ってきた敵だからな。久々の挨拶だ」

巨人がスピアを突き出す、が足の裏を地面につけたままヴァンパイアロードの身体が後ろに倒れる。
後ろに倒れた頭の上をスピアが空を刺す。

「キヤアアアア!!!」

ヴァンパイアロードの爪が伸びスピアを払いのける。
体制を一瞬で整え飛びかかる。

が巨人がスピアで払いのける。
20メートルは横に飛ばされるヴァンパイロード。

落ちたと同時に、ゴムマリのように跳ねて飛ばされた軌跡をたどるように
巨人に向かって飛ぶヴァンパイアロード。

「ヴァンパイアロードよ、又会おう」

長い爪が巨人の喉元に当たる瞬間、巨人たちが消えた。

「マイルフィックを早く仲間に入れねば・・」


 


2014/11/22 02:34  [1631-277]   

スレ主&運営者 父の仇さん  

無限回廊についての解説パートを入れてみました。


山川「うわぁぁぁ!へ、変態だー!おまわりさーん!」
塚本「待て!何故逃げる!何処に変態がいるというのだ!」

ザッシュザッシュザッシュと砂漠を駆け回る二人!
足に絡みつく砂が山川の体力を激しく消耗させる。このままでは追いつかれるのも時間の問題だ!

ズボシ!

山川「ふぁ!?」

走っている最中山川の体が急に下半身まで埋まってしまう。
急に砂質が柔らかくなったのだ、そのまま徐々に山川の体が沈んでいく。

山川「あれ、あれ!?」
塚本「流砂だ!まずい、手遅れになる前に掴まれ!」

そういって塚本はズボンとパンツを脱ぎ捨てて自身の立派なモノを山川に向かって伸ばす!
膝をついて上体を逸らせてかなりセクシーなポージング!今週のサービスショットだよ!

山川「えぇ、ええぇぇぇぇ!?」
塚本「早くしろ!死にたいのか!?」

もちろん死にたくはない、死にたくはないが・・・、よりによってソレを掴めというのか!?

山川「あ、あの!普通に手がいいんですけど!」
塚本「すまん、今の俺の左手はこんな状態なんだ!」

見ると塚本の左腕は見るからに折れているのが見てとれた。
時間的には鉄鋼魔城から直行で無限回廊に来てしまった状態だ。まだ癒えてはいない。

山川「右手残ってんじゃないすか!?」
塚本「すまん、今めっちゃ鼻がかゆくて!」

見ると塚本の右手は一生懸命鼻くそをほじっていた!
ある意味そっちも嫌だった!そんなくだらないやり取りをしている内に山川の体はどんどん沈んでいく。

山川「うぅ!くそ、えぇい!もうどうにでもなれー!」

フニョ!

嫌な感触が右手を襲う!そして生暖かい!これが塚本の体温、これが塚本のぬくもり!
心底嫌だが今はコレしか縋るものがない、溺れるものは藁をも掴む!
生に執着する山川がフルパワーで塚本のナニを握り締める!

塚本「ぐわぁぁぁぁぁぁ!」
山川「ど、どうしたんすか!?」
塚本「い、痛い・・・、でも、ちょっとだけ、気持ちいい!」
山川「早く引き上げてー!」

何とか助かりました。


閑話休題


一悶着の末、山川と打ち解けた(?)塚本。当初の目的通り解説パートに入る。

山川「ここは一体どこなんすか?」

手をハンカチで一生懸命拭きながら塚本に説明を求める。

塚本「無限回廊と言ってな、めんどくせー世界だよ。平行世界って知ってる?」
山川「そんな単語をサイボーグGちゃんから聞いた覚えがあります。」
塚本「じゃあ概要は知ってるって事で、詳しくは幻月朗さんの話を読め!」
山川「うわー、丸投げだー。」
塚本「無限回廊はな、厳密に言えば平行世界とは違うんだ。似たようなものなんだけどな。
   あまりいい例えではないかもしれないが、山川君ってパソコンは得意?」
山川「はぁ、まぁ毎日仕事で触ってはいますけどね。」
塚本「よし、じゃあパソコンを例に説明しよう。」

ガリガリガリーっと地面に長方形を描く塚本、更にその中に丸を複数描いていく。

塚本「この長方形がデスクトップ、この丸がフォルダだ。」
山川「何となく分かります。」
塚本「フォルダ一つ一つが別の平行世界だと思ってくれ、そしてこのフォルダのどれかが元の世界だ。
   ダブルクリックする事でフォルダの中、世界の中に入れる。」
山川「・・・元の世界に戻りたかったら片っ端からフォルダをダブルクリックするしかないって事ですか?」
塚本「そうだ。で、この四角、デスクトップ自体が無限回廊っていう訳だな。
   ちなみに実際はこのデスクトップの大きさとフォルダの数が半端ない、だから無限って言葉が付いてるんだ。」

全ての平行世界にアクセス可能な世界、それが無限回廊であった。無限という言葉は大げさでもなんでもない。
ちなみに時間の流れは元の世界よりゆっくりである、無限回廊での1年が元の世界では1日だけしか経っていなかったりする。
精神と時の部屋みたいな感じではあるが、体の時間も止まってしまうので修行には向かない。

塚本「今回はさー、あいつ用にアクセス権限を設定させてもらったんだよね。
   本当なら全部の平行世界に出入り可能なんだけど、元の世界以外は閲覧のみしかできないようにしてやった!」
山川「それじゃあ、この世界から脱出したかったら・・・。」
塚本「山川君がさっき言った通りだよ、片っ端からフォルダを開けないとダメだよね。
   もしくは元の世界の人がこのフォルダですよーって教えてくれるのを期待する。」

死ねない世界での先の見えない作業、それは想像を絶する苦痛。
しかしそれが分かっていて何故、この塚本という男はここにいるのだろうか?
気にはなるがあんまり突っ込んだ事を聞くのも気が引けたので遠慮する山川。

山川「・・・帰れるあてはあるんですか?」
塚本「ああ、仲間が別府温泉に向かっているはずなんだ。くっそ耳の良い女子がいるから近くまで行ければ見つけてくれるはず。」

塚本は迷い無く歩を進める。その後姿は頼もしい。変態だけど。

山川「じゃあ、僕も付いて行っていいですか?」
塚本「もちろんだ、そのつもりで声をかけた。なのに逃げるんだもんなー。」
山川「う、それは悪かったですよ。助かりました。で、とりあえず何処に向かうんです?」
塚本「うーん、ここはきっと恐らくたぶんゴビ砂漠でな?このままこっちの方に真っ直ぐ行くとゴビシティが見えてくるはずでな?
   そこのファミマで日本地図パクればいいかななんて。」
山川「すげぇ、行き当たりばったりじゃないですか!?」
塚本「地理は苦手なんだよ・・・。」

そんなこんなで話は全く進んでないけどギャグらしきものがぶち込めたので満足!

2014/11/22 03:22  [1631-278]   

スレ主&運営者 父の仇さん  

扉が開いた。
待ちに待った瞬間。
その先には、見知らぬ女の子がいた気がした。

塚本「へぅ!」

奇声を上げて塚本が目を覚ます。とても嫌な夢を見ていた気がするが思い出せない。
超汗をかいていた、Tシャツがぴったりと肌に張り付いていて超セクシー。

塚本は無意識の内にカレンダーを確認する。

1月17日

なんだろう、意味のある日だった気がするけど思い出せない。
ノソノソと起き上がり活動を再開する。


****************************************


塚本「っていうか、アレ?ここどこだっけ?」

布団の上で寝かされていた自分、辺りを見回す。何だか民宿の一室みたい。
見ればテーブルの上にはアホみたいにでかい白い塊。

『おにぎり、たべるニャ』

と書かれている白い紙切れ。

塚本「チマ?あいつが作ったのか?」

嫌な予感しかしないが折角なので食べる事にした。
モグモグモグ、意外と普通。
塩と砂糖を間違えてるぐらいの茶目っ気を期待していたが流石にそこまで料理下手ではないようだ。

ガリ。

塚本「ん?なんだこれ?」

見ればおにぎりの中心部分からおにぎりの具とは思えない細い何かが飛び出していた。
それを掴んで引っ張りだす。
ズルズル、ボロン。出てきたのはネズミだった。

塚本「おえぇぇぇぇ!」

未だに野生が抜け切らないチマであった!

塚本「くそ、よもやおにぎりの具にネズミを入れてはいけないと教えなければならない日がくるとはな・・・!」

しかし良く考えてみると、チマがこの場にいないとはいえ、その痕跡があったという事は・・・。

塚本「いつの間に元の世界に戻ってこれたんだ?」

確認の為に外に出てみる。
表にはたくさんの人がいた。その様子はどことなくおかしかったのだが、今重要なのはそこではない。
間違いない、元の世界に戻ってきている。

しかし何故チマはここにいないのだろう?チマだけではない、他の皆もだ。

疑問点は他にもある。
まず山川君、今まで一緒に行動していたはずなのだが何処に行ってしまったのか?
あと左腕、バキバキに折れていたはずなのに治癒していた。魔女がやってくれたとは思うのだが、その魔女もいない。

塚本「ふむ?・・・まぁ考えても分からんし。行動あるのみ、かな。」

塚本は街の人達に聞き込みをする。
とりあえず場所は別府温泉の近くだと言う事は確認できた。後の情報は以下のようなもの。

「巨人が現れたっていうから、一匹残らず駆逐しようと思って。」
「男の幽霊も目撃されてるぞ。」
「警察官とか一般ピーポーがバシバシ死んじゃったみたいだよー。」
「高尾山の方で光る空飛ぶ飛行物体を見た。」
「猫のお化けがいて目が合うと金縛りにあう。」
「youtubeの動画見てきたんだ。」
「赤い髪の女が道路を封鎖しているらしいな。」

何だか信頼性がありそうな情報と無さそうな情報がごっちゃになってる。
気になる情報も幾つかある、っていうか身内じゃねぇの?って気がするけど確認は後回しだ。

塚本「youtubeか、先にそれから見てみるか。」

塚本はコンビニでスマホの充電器具を買い、早速youtubeの動画を検索する。
その様子をジっと眺めている人影があったが、塚本は気づかなかった。

2014/11/23 12:46  [1631-284]   

あ〜あれ、2つ名、なかなか面白いね。
でも使うことはないなあ・・



ヴァンパイアロードが住む古城。
怪我をして瀕死の、田舎の朴訥な格好をした男がベッドに寝ている。
その傍らにヴァンパイアロードが立っていた。

ヴァンパイアロードは優しく男の手を取り、
涙を流す。涙は沸騰し、蒸発していく。

「アルデよ・・・よく頑張った。」



とある牧童であるアルデの告白。

私は北欧のとある村にヴァンパイアの直径の子孫で、静かに暮らしてました。
我々祖先は冬眠の後に人間とともに暮らし、混血し、暮らしそのものは平和でした。
私は山の斜面の牧草地で羊を飼って暮らしてました。

斜面を登って行くと小さな神殿があり、そこはクトウバへの扉を塞ぐ鍵が守られていて、
この鍵が此処で守らてる限りクトウバの復活はありえない、
そんな話を子供の頃から聞かせていました。。

のんびり羊を追っていた時です、
一仕事を終え、ふっと山の麓を見た時、
下の村の中付近でで黒い渦が現れたんです。
そこから雷光が発する。

パン!パン!っと空気が割れる音がして、
黒い渦から人がにゅっと現れました。
だけどおかしい、遠くにいるので人はもっと小さく見えるはず。
更に人が現れたんです。全部で3人。赤い鎧を着ていた。

代々継がれてきた言葉、プロメテウスが現れた時、我々の世界は終わる。
鍵を渡してはいけない。

怖くてしばらく動けませんでした。

・・・・プロメテウスだ・・・

私は走って村に走っていっってこの事をすぐ長老に伝えました。
すぐにカンカンカンと警鐘がなって、村の寄り合い所に皆が集まりました。

そこまで言い終えて男は苦痛に顔を歪ませる。

「もういい。喋るな・・これから何があったのか悪いが頭の中を少しだけ覗かせてくれ」

ヴァンパイアロードがそっと男の額に手を添えると目の前に男が見たビジョンが現れた。


・・・・・



ビジョンの中の男が喋る。

「長老、一体どうすれば・・」

「伝説は本当のことじゃ、けして鍵を渡してはいかん。神殿の巫女を呼べ。
 そして我々の力を呼び覚ます。巫女の力は並みの人間ではかなわぬ力を持っている」

村の人間、猟師、農家の人間、200名ほどが揃って神殿まで登っていく。
後ろを振り返ると、赤い巨人共が少しづつ近づいてきている。

神殿の前にはすでに巫女が立っていた。
巫女は長老と話した後、なにかブツブツ唱え始めた。

その途端、村の男達に頭痛が起きる。
頭痛が収まった頃、村の中の10人ほどが突然髪の毛が逆立ち、眼が赤く染まり鋭い爪が伸びた。

巫女は悲しそうに言う。

「血は薄れ、もはや戦えるものは10人ほどか・・」

長老が叫ぶ。
「女子供は一刻も早く避難。反対の麓まで降りて逃げるのじゃ。
 男どもは武器を持ってこの神殿を守るのじゃ!」

アルデも猟銃をもって戦いに出ようとするが長老に止められる。

「お前は代々通信する力を持った一族じゃ。女子供の引き連れて逃げ延びろ。
 上手く逃げれたらヴァンパイアロード様に通信しろ」

「・・・?ど、どうするんですか?長老様」

「念ずるだけで良い。そうすれば向こうも答えてくれるはず」

アルデは言葉に従い逃げる準備をする。

「皆!こっちの道から逃げるぞ!足の弱い年寄りや子供はおぶっていけ!」

神殿の方で銃が発砲された。
パン、パン。
巨人と村の男どもの戦いが始まったようだ。

男どもがワー、ウオーと悲鳴を上げる。

巫女が叫ぶ。

「デリートプリズナー!!!(機甲消去)」

巨人の赤い鎧が弾けるように吹っ飛ぶ。
覚醒したヴァンパイアが飛びかかる。
が、何人かが槍で飛ばされたり砕かれたりしていた。
その後一人の巨人が倒れた音がした。

その時閃光が神殿の向こうに見えた、瞬間、爆発が起きる。2度、3度。

たくさんのうめき声が聞こえる。

そして神殿自体が爆発するかのように砕ける。

その跡地に立っていたのは、赤い巨人だった。

「遂に見つけたぞ!クトウバへの扉の鍵を!!!!」

円筒形の金の固まりを高々と上げる。
が次の瞬間ニャルラトテップの呪いが発動。
巨人は全身から血を吹き出し、ドロドロと溶けていく。

最後の巨人が金の円筒形した鍵を拾う。
呪いは一回しか発動しないようだ。

そして、逃げようとする女子供の集団を巨人は見つけてしまう。
槍の先が向けられた。

ヒュンヒュンと音がした後、槍の先から光の玉が発し、いくつも集団に放たれた。

飛び散る小さな手、長い髪をした女の首、隣に住んでいたおばあさん、
スローモーションのように肉塊が弾けて舞っている。

アルデも衝撃を受ける。

そこでビジョンは終わった。


アルデを見るヴァンパイアロード。

「もう休んでいいぞ・・・全て伝わった」

ホッとした表情になるアルデ。
ふうと溜息を付くように息を吐き、そのまま呼吸は止まってしまった。


立ち上がり、部屋を出るヴァンパイアロード。

カツンカツンと音を立てて歩む。
その靴跡からは炎が上がった。


2014/11/24 03:21  [1631-289]   

「塚本は見つかったか!」

石造りの回廊から突然現代的なNASAの司令室のような部屋に入った途端に
怒鳴り声を上げるヴァンパイアロード。

「はい!ロード!発見しました!ですが・・・」

「なんだ?どこにいる?」

「それが、どうやら無限回廊を発現させて別次元に入り込んだようです」

「ッチ・・あの変態野郎め」

変態っぷりはヴァンパイアの間でも有名なようだ。

「巨人がこの世界へ入ってくるのを阻止するには、不本意ながら塚本の力が必要だ・・
 唯一この俺を倒した塚本が・・不本意だが、あの変態の力が・・不本意だが・・・」

不本意を繰り返す。
よほどに不本意らしい。

「時間が無い。私も次元の裂け目に入る。そして塚本を探し出してくる」

「待ってください、後一人、ハイブリッドも一緒にいた痕跡があります」

山川の顔が映し出される。

こいつは確か・・ブエノスアイレスの空港で見た。。。
それ以前に何か記憶に引っかかる・・

ある人間の女を思い出す。

「まさか・・・・いや・・」

気を取り直して指示する。

「次元の裂け目を出せ」

大きな機械のある部屋に移動する。
その機械には鏡のように反射した壁がある。

エレメンツが注入されるとドクンと鏡が波打つ。
ゴゴゴゴと音が大きくなっていく。

音が大きくて作業員が大声で言う。
「塚本の波長に合わせました!指示があればいつでもロード様を回収できます」

「よし頼むぞ!行ってくる!!」

トプンと壁の中に入る。

真っ暗な中を落ちていく。

トス。

いつの間にか部屋の中に落ちる。
鋭い反射神経で転ぶことはない。

目の前に塚本が立っていた。
何か絶叫しているが音が聞こえない。
するとダッシュして手を振り上げ手刀を出してくる。

「キシャアアアア!!!!」

ロードの爪が一瞬で伸び目を光らせ防戦するが・・・

爪があたった瞬間、塚本が揺らいで消えた。

「塚本の残像か・・・」

さすがヴァンパイアロードなのか慣れたものだ。

くだらないという感じで部屋の扉を開ける。
次の世界に飛び出していった。


あとは・・・王子に丸投げフラグ。



2014/11/24 04:10  [1631-290]   

スレ主&運営者 父の仇さん  

ロードとか山川君はど、どうしたら(汗)
クトゥグアで割と精一杯ですが、何か思いついたらぶち込むという方向性で・・・。


問題のyoutubeのURLは確認してある。
概要も情報をくれた人から聞いてはいる。
何でも「世界の終わり」を予言した動画だそうで、それによると別府温泉が重要なポイントとなるとの事だった。

うさんくせぇ。

そう思いながらも一応動画を再生する塚本。
動画の中には4人の黒いフードを被った人物達、暗い部屋の中、光源は蝋燭のみで雰囲気は出ている。

「・・ミンジョ様、私こういうの苦手なんですけど・・・。」
「・・ガタガタ言ってんじゃないよ。ちゃっちゃと終わらせるよ。」

ひそひそひそ、小声で喋っているつもりのようだが丸聞こえだった。

塚本「ん?こいつらって・・・。」

画面を凝視する塚本、何かとっても見た事がある気がする。
が、きっと気のせいだと思いなおして仕切りなおす。

ブリ「あー、もうフードあっついわー!」

ズバーンっと勢い良くフードを取り払ったのはブリでした。
仕切り直せなかった!完全に知り合いでした!

塚本「なにしてんの!?」

チチ「えーと、この世界は、終わりを迎えつつある。・・・そんな馬鹿な(笑)」

カンペを読んでいる事がバレバレのその動き。
そしてリハもやってないのだろう、カンペのとんでも内容についつい突っ込みを入れてしまう!

ドン「もー、チチさんダメね。私に貸すアルよ!」

ドンホフマンのキャラ崩壊も加速していた!もうエセ中国人になっていた!

ドン「えー、空に赤い一筋の線が入る。それが全部で5本になった時、古の巨人が復活する。
   巨人が復活した際は、浄化の炎が世界を包み込むだろう。・・・厨二病か(笑)」

やっぱりとんでも内容に突っ込みを入れてしまうようだった!

ブリ「じゃ次、僕読みますー。・・・その炎でこの世界の9割の生物は死滅する。
   人類は今の文明を持ってして完全終了となる。生き残る術はない。
   人類を存続させるためには、別府温泉にて巨人の復活を阻止する事だ!・・・なんで別府温泉なんだよ(笑)」

もっともな突っ込みだ!

アケ「締めは私だよ。疑う連中はこれから毎日空を見な!赤い線が増える度に、終末が近づく!
   線が5本になったらもう手遅れだ。どうにかしたいヤツはその前にどうにかしな!以上!
   ・・・あー、これで出番終わりでいいかな?」
ドン「いいと思うアル。今更ウチらが出て行ったところでどうなる事でもないアル。」
ブリ「新章になったら過去のキャラが全く出てこないどころか設定も変わっちゃう事もあるから大丈夫だよ。例えばファイブ・・・。」
チチ「やめろぉ!とにかく、後はあの人達が何とかしてくれるでしょ。再生数稼げたらyoutuberにでもなりましょうよ。」

ビデオが止まっていないのに喋り続ける4人、まだ再生時間は残っていたけど途中で停止した。

塚本「ふぅ〜ん。明らかに誰かに言わされてる感じだったけど・・・、誰の依頼だ?」

ただそんな事は考えても仕方のない事なのかもしれない。
あいつ等の様子を見る限りでは脅されてるとかそんな感じはなかったし。
そんな事よりも動画の中の情報で一番確認しておかなければならない事がある。

塚本「あー・・・、なるほどね。だからこんな糞動画が有名になったんだなぁ。」

塚本は空を見た。
今まで何で気付かなかったのか。
既に日が落ちはじめ空は赤くなり始めた頃であったが、そこには確かに見えた。

空には2本の赤い線。

スマホでニュースを検索してみる。
あった、空に赤い線が走る異常現象、昨日の出来事であったようだ。
そしてこの動画が投稿されたのはそれよりも前。
一般的に見れば予言の類となる、話題になるはずだ。

塚本「昨日で1本、今日で1本・・・。となると5本になるのは3日後か?」

まだ線が増える法則性は分からない、が、これが真実だとするならば世界の終わりは目前まできている。

塚本「まじか・・・、温泉に入る暇とかなくね?クトゥグア対策も何も考えてないのに・・・。」

塚本はしばらく考え込んでいたが、民宿に戻り、とりあえず寝た。

2014/11/24 21:33  [1631-291]   

書いててわからなくなってきた。

ちょっと設定見直さないと次に続かないですね。
民明書房で調べて書いてみますね。

「巨人」
人類以前の世界にヴァンパイアと世界を二分していた。
科学力は高い。
ヴァンパイアとは平和に暮らしていたが
お互い仲悪い神(ニャルラトテップとクトゥバ)の対立に巻き込まれる。
ヴァンパイアはニャルラトテップを神とし、
巨人はクトゥバを神とする。
巨人もヴァンパイアも、神の力を借りて魔法の品を作る技術に優れる。
魔法の品、呪具はその時に開発作られた物。


「プロメテウス」
人類以前の世界に住んでいた巨人。
プロメテウス属。
身長は5〜6メートル。
巨人族の中では戦闘、調査、工作などの実行階級。
氷河期の時に別世界に移住した。
人間はアリ同然なので、自分からは攻撃はしない。
命令を聞かない場合は殺す。
プロメテウスを支配してるのは身長10メートル前後のタイタン属。


「ヴァンパイア」
人類以前の世界に住んでいた。
巨人と同じくこの世界を支配していた。
氷河期の時に冬眠。
氷河期が終わった時に目覚めて人類と交わっていったり、
そのまま現在まで冬眠したり。
平和なのもいるが、ロードのようにヒエラルキーの上に立つ事を望むのもいる。
別に血が好きというわけでもないし、夜しか動かないわけでもない。

ヴァンパイアと巨人は人類以前からずっと戦争状態。


「クトゥバ」
巨人たちの崇める神。巨人に魔法のエネルギーを与える。
巨人たちがこの世界に戻るためにはこの神の復活が必要。
復活には世界に散らばる黄金の電マ(鍵)を見つけて、
別府温泉(なぜかは分からん)で1つづつ鍵を開ける必要がある。
ヴァンパイアが復活を拒むために鍵を作った。
鍵は全部で5つ。二つは開封済み。
世界中で神殿により守られてる。

「ニャルラトテップ」
完全復活に失敗中。脳波?でヴァンパイアを支配。
桃太郎に一部を瓶詰めされる。
その一部とクトゥバを合わせると・・・現在何も考えてない・・


「魔法」
両神の微弱な力を古い技術を持ったものが精製して力の源、エレメンツを作り出す。
エレメンツは石、指輪など無機質のものに閉じ込めることが出来る。
素材、形、分子の方向性によって力の出方が異なる。
呪文=声による一定の連なる音の振動が出されると力を発揮するものが多い。


グループ分け

紳士
アケ
チチ
ブリ
ドン

桃太郎・・別世界で改造中。
ビショップ・・待機中

ビリー・・ニャルラトテップに操られていたが、洗脳解除後、自分探しの旅?
ビリー軍・・塚本率いるレジスタンスと和解。

魔女、騎士・・わかりません。

チマ・・多分重要人物・・ヴァンパイアと塚本をつなぐ役とか?丸投げw

とりあえず・・





2014/11/24 23:10  [1631-292]   

スレ主&運営者 父の仇さん  

良くここまで設定というかバックボーンを完成させましたなぁ・・・。

私は行き当たりばったりご都合主義設定で何とかここまでやってきました(笑)


今後の予定というか私の話の進行予定を書いておきます。
といって大したもんじゃないですけど。

とりあえず予定通り『ループ』でいこうかと思っております。

どうしても何回か塚本が死んじゃうので必要措置です。
塚本死亡、クトゥバ復活の場合はループして1月17日からスタートです。

封印死守も打倒クトゥバもループぐらいしないと無理かな、とか思ったので・・・。

あとヴァンパイアの事は何も考えてませんでしたが、何か考えてみます。
何も思いつかなかったら見なかった事にします。

2014/11/25 01:07  [1631-293]   

うーん・・・
ループの意味がようやく分かった。
何度も過去に帰る、ってのが異星人と戦う・・タイトル忘れた・・あれのシステムですね。

設定は書きながら作った設定もあるけどね・・

現代の話と、SFと、ハードボイルドと、ファンタジーとコメディを融合した世にも珍しい話で
どの本見ても参考になる事のない話っすね。

だからどこかで帳尻合わせたいなあとか思っちゃいますねん。

ちょっと広げすぎたなあ・・・^^;;;

2014/11/25 01:56  [1631-294]   

そういう事かとようやく理解したので・・・キャラ殺す!!!
(って殺してもいいよね?復活するよね?ドキドキ・・)


四天王寺。

午後4時頃。
東大門の外に黒い渦が現れる。
直径10メートルの黒い渦が空中に浮かんでいる。

帰宅中の女子高生や参りに来た人が何事かと集まってきた。
渦を囲んでザワザワとしてる中、警備員がやってきて人を遠ざける。
参りに来た人や観光客から警備員に質問が飛ぶがさっぱりわからない。

「なんなん?なんか今日イベントあるの?」
「さあ〜今日なんかあるって聞いてないんですけどねえ」

渦は脈打つように動き、人はどんどん集まってきた。

突然、キン!っと大きな甲高い音がする。
驚いた野次馬が体を伏せ耳をふさいだ。
甲高い音の大きさに鼓膜がジーンとする。

風がごうと吹き、空気が渦に吸い込まれていく。
黒い渦から光が出たかと思うと人が現れた。

3人の赤い鎧に赤い盾、最後の一人は光沢のある布地のマントを羽織っている。
マントには見たことないような文字と不思議な模様が書いてある。

形は人なのだが大きさが狂ってる。
身長が6〜7メートル。

大きな東大門をくぐって入ってくるが普通の家の門をくぐってるように見える。

呆然と遠巻きに人が見てるが巨人たちは気にしない。
ガウンの巨人が境内の五重の塔を指さす。
「2つ目の鍵はこっちだ、私が行ってくる。

東大門に大阪府警のパトカーが3台、サイレンを鳴らして手前で急停車する。
「危ないです!はなれてください!はなれてください!」
警察が人を遠ざける。

降りて銃を構える巡査、街中で銃を構える経験が無いため緊張で手が震える。
スーツ姿の公安の男が無線で連絡を取っている。
「そうです!以前に別府で出現した巨人です!全部で4体、1体が境内に入っていきます!」

機動隊の人員輸送装甲バス、放水車も到着する。
機動隊が盾を構えて並ぶ。

無意味と思いながらも隊長が拡声器で呼びかける。
「投降しなさい!君たちは内乱罪に犯している!」

反応しない。
今日で自分の命が終わりだと悟った。
「催涙弾、撃て!!」

催涙弾が何発も撃たれる。
もうもうと煙が上がる。

煙の中から光球が飛んで来る。
後ろに飛んで行く機動隊員。
爆発する警察車両達。

煙が風に流され巨人が姿を見せる。

「放水しろお!」

巨人に向けて放水される。
一瞬たじろぐ巨人。

が放水車に向けて光球が撃たれる。
爆発する放水車。巻き込まれて隊員の何人かが飛ばされる。

巨人が吠える。
「おおおおおお」

槍の先から連続で打ち出される光球。
辺り一帯爆発が起きる。
水平に振られた槍でなぎ倒される隊員。
周りから炎が上がる。
めくれ上がるアスファルト。
100名以上の犠牲者が横たわる。

瀕死の隊長がつぶやく。
「ダメだ・・日本は終わりだ・・」

2014/11/26 02:17  [1631-296]   

バタバタバタと四天王寺の空でヘリの音が鳴り響いた。
遥か上にMI26大型輸送ヘリの姿が小さく見えた。

紳士「降下地点です。強制降下させます」

チチ「うわーボコボコになってますね」

ブリ「あちゃーここでデートとかしたのになあ・・」

紳士「行きますよ!全然訓練が出来てないのに悔いが残りますが・・降下!」

ガチャン

2つの点が落ちた。
点は大きくなりながらパラシュートを開く。

紳士「チチさん、ブリさん、着地準備はOKですか?あと5秒、4,3,2、着地します!」

点は人型を呈していた。
その足から火が地面に向けて噴く。

ガシャガシャン!!
四天王寺の境内が煙で満たされる。
ふわりと落ちるパラシュートが切り離される。

煙が晴れてくるとそこには巨大な人があった。
全身を金属の板で覆われ迷彩を施されてる。
マッスルシリンダーを応用した身長6メートルの
装甲で覆われた人型戦闘車両。

チチの搭乗機は、右手にガトリングガン、左手に大きな盾。
ブリの搭乗機は両手に巨大な鉤爪。背中に大剣、ジャイアントバスター。

対プロメテウス用乗務ロボットが2台。
もうなんかのパクリだな。

2台の右肩には チチ と ブリ と書いてある。

背後から蒸気が勢い良く吹き出した。

チチの搭乗機が横に走りながら腰のガトリングを撃つ。
キンキンキンキン!
石畳に落ちていく薬莢。

しかし巨人が盾を構え弾き返される。
その隙を狙い巨人に向けてダッシュ。
体当りする。
倒れこむ巨人。

倒れこんだ巨人の胸に盾のさきを向ける。
ニヤリと笑うチチ。

「パイルバンカー!」

ズドンと槍が盾から飛び出す。
パキンと甲高い音を立てて槍が巨人の鎧を貫通し絶命させる。

「堺で精練したダマスカスで出来たパイルバンカーじゃwww」

ガンガンガン
ブリが鉤爪で巨人の槍とやりあう。

一旦巨人から離れるブリ、そこからローラーダッシュで体当りする。
倒れる巨人。ブリが背中の剣を抜き構える。
5メートルはあろうかという巨大な剣を振り下ろす。
ドンという音と共に巨人が真っ二つになる。

もう一人の巨人が光球をブリに撃つ。
ドン!ブリが横に吹っ飛ぶ。
そこにさらに光球が打ち込まれる。
ドンドンドンドンドン!
集中的に浴び、装甲が剥がれる。巨人の武器にはまだ強度が足りない。
腕が爆発、頭部がなくなり、マッスルシリンダーのオイルが飛散る。

撃つのを止めると崩れ落ちるブリ。
爆発が起きた。

巨人の後ろにいつの間にか立つチチの搭乗機。
首にガトリングガンが向けられてる。

ブーンと言う音がして血が飛び散る。
巨人の頭がなくなった。

「ブリタン・・・・・」

後ろで赤い光が空に伸びていった。

身構えるチチ。
マントの巨人が金の棒を持ってこっちに歩いてくる。

「バーニングハウリング(火焔共鳴)」

ドドドド

四天王寺が火の海になる。
燃える境内、炎を上げる五重の塔。

「キュービックサッドネス(忘れられた立体)」

キューンと言う音が聞こえる。
空からマッハ20の速度で隕石が落ちてきてチチの人型戦闘車両を貫く。
そしてマントの男は半透明になり、やがて消えた。

薄れゆく意識。
意識が完全に消える直前、ガロン塚本の声がはっきり聞こえた。
「大丈夫だ、なんどでもやり直せる」
チチはそこで息が止まった。

上空でヘリが待機している。

パイロットが紳士に問う。

「撤収しますか?」

「・・・・・・撤収だ」

がっくりと腰を落とし座り込む紳士。

「もう一度やり直せるなら・・」

「・・・大丈夫だ」
塚本の声がしたような気がした。

2014/11/26 02:17  [1631-297]   

チチさんが休業中にヴァンパイアの話は終わらしておこう^^



ヴァンパイアロードは砂漠にいた。
濃い青空。赤い砂丘。
風が吹く。

遠くに人影を見つける。
ロードはその人影に向けて走り、人影の前にひらりと舞い降りる。

「あ!」
「あ!」

同時に声を上げる、山川とロード。
やべ・・と逃げ出す山川。

「まて、お前に聞きたいことがある」

「え?ちょ?あんたなにしに?え?」

ガシと山川の腕をつかむ。

「いててえ!何するんすか?ちょ、いたいっすよ」

「塚本はどこだ?」

「痛い、知りませんよお、いつの間にかいなくなるし」

「嘘をつくな。こちらで塚本と一緒にいることは把握してる。言わなければまず腕をへし折る」

ロードが腕をぎゅっとひねる。

「だから知りませんって、いたいたい・・・・いてーってんだよ!畜生!!」

山川がロードの腕を振り払う。
腕から角状の槍が伸びる。

「いいかげんにしろよ!!!」

ロードに向けて突き出すが、ロードの爪が一瞬で伸びてそれをはらう。

「さすがハイブリッドだな」

ロードが爪を横にふる。
山川の服が裂け血が吹き出す。

「キシャアアアア!」
「ガアアアアアア!」

ヴァンパイア同士の対決。
山川の攻撃を舞うように避けロードが爪を繰り出す。

ロードの蹴りがまともに入り山川が倒れてしまう。
さすがにヴァンパイア最強のロード。

ふらふらの山川の胸ぐらをつかみ上へ軽く持ち上げる。
「言わないのなら仕方ないなあ」
スッと首もとをロードが撫でると爪が頸動脈を切り裂く。

プシューーーーと血が吹き出す。
ロードの牙の生えた口が開いた。

山川の首に噛み付き、一気に血を吸う。

「ふおおおお・・・・・」
急激に血圧が低下して痙攣を起こし山川の心臓が停止する。

が、眼を開くロード。
山川を突き放し、驚いて凝視する。

風が吹く。

山川を担いで歩き出す。
「帰るぞ!転送してくれ」

目の前の風景が歪んでくる。
空間が歪みだし、山川とロードが城に帰ってきた。

「すぐにこいつに俺の血を輸血して蘇生してくれ」

作業員が白い山川の肌を見る。

「ロード、それだとあなたの血液のほとんどを失います!」

「構わん!急げ!」

2014/11/29 04:32  [1631-302]   

誰かが戦っていた。
それは自分自身だ。
長い爪。

たった一人で千人以上の敵を惨殺していく。
ここはヨーロッパの中世?
舞台は変わる。
いつの間にか森のなかにいる。
映画で見た兵士が何人かいる・・
あ、第2次世界対戦のドイツ兵?
あ、撃たれる?だけど避けて兵士を倒していく。
又場面が変わる。
今度は石の回廊の中・・
見たことある顔・・
塚本だ。
怒りの表情。
ものすごい速さで塚本と組み合ってる
繰り出す手刀を交わして流れるように攻撃に双方転じる。
目が追いつかない。
やがて意識が遠のいていった。


山川がベッドで目を覚ました。

「ここは?」

体中にチューブがつながってる。

側の女が気づく。看護をしてくれてたらしい。

「目が覚めたか、ハイブリッド」
軽蔑の眼差しで見る。

目が覚めたばかりでぼうっとしているので怒る気もしない。

「お前を助けるためロード様は瀕死の状態になり眠りにつかれた」

山川はわけがわからない。

「ロード様の目が覚めるのは10年後だ。なぜお前なんかが・・」

美人の看護婦だなあ・・フランス人かな?
山川がぼーとして尋ねる。

「あの〜〜〜・・あなたのお名前は・・」

「・・・・ジャンヌ。元人間だったが600年前にロード様のお父様、
 ドラキュラ様に血を分けて頂いて助けられた」

「ジャンヌ・・ジャンヌ・ダルク・・?」

「歴史では死んだことになってるがな」

「え〜〜〜wwwうそ〜wwwwまさかあwwっw日本語だしww」

つかつかと近づき剣を抜き喉元に突きつける。

「600年も生きてるのでね、他の言語を覚える時間はたっぷりある。
 本物のジャンヌかどうか試してみる?」

「あ、いやいいですwww」

近づいた胸を見る。ジャンヌちゃん・・・でかいなあ・・。
山川の鼻の下がビヨンと伸びた。

「起きろ!お前にこの城を案内する」

怒っているんだけどでも可愛い。

「あの〜〜・・聞いていいっすか?なんで俺助かったんすか?」

睨み返すジャンヌ。

「お前はこれからわずかに生き残ったヴァンパイア一族を導かなければならない」

「・・・・ちょwww・・・どこ突っ込むのよwww」

首を捕まれ持ち上げられる。
ジャンヌちゃん力強い。

「ぐるじい・・ごべんなざい・・・」

降ろされて涙ぐむ。

「あの・・あなたはヴァンパイアではないんですね?ゲホゲホ」

「私は後天的ハイブリッドだがお前は先天的ハイブリッドだ」

「はあ・・・」

「元人間・・・と言ってもお前は覚醒するまでは人間だったが・・
 そのつながりで私はお前の教育係となった」

「いや〜なんだか嬉しいなあっw」

剣が抜かれ、又喉元に突きつけられる。

「坊や、私の教育はかなり厳しいからね。
 いうこと聞かないときはこれで首を切り落とす」

目が本気。

「は・・・はい・・・」

2014/11/29 04:33  [1631-303]   

ジャンヌが司令室に入って命令する。

「城の時間を落とせ」

フーンと城が静かに振動した。

「なんすか今の?」

フウっと溜息を付くジャンヌ。

「時間がないから城の時間をゆっくりにした。城の外と中では時間の流れが違う。
 城の中で1年が外の1日になる。その代わり外には出られない。
 出ようとすると時間が逆流して細胞がすべて壊れる」

「そんな科学力あるのになんで世界支配しないんですか?」

「基本的にヴァンパイアは平和で自然を愛する眷属だ。
 だがテリトリに入った者は残忍なまでに攻撃する」

「でも人間攻撃したじゃないすか・・・」

「まず逆だ。人間がヴァンパイアを先に攻撃した。
 ニャルラトテップ神がいないと今頃ヴァンパイアは滅んでいた。
 もし人間が滅ぼされようとしたら戦うだろ?」

「でもジャンヌさんは・・・・」

「私はハイブリッドだ。しかし人間のほうが酷いと思わないか?
 金のために殺し、弱者を助けようともしない。
 仲間でさえ裏切る。私を知ってるならわかるだろ」

「うーん・・・元人間としては、なんとも言えないっす・・」

回廊を歩いてロードの安置室に入る。
横たわったロードを見つめる山川。

不思議な感情が湧いてきた。
ロードの経験の全てが山川に伝わってきた。
戦闘の仕方、知性、経験が体に流れてくる。

「ロードの血を頂いたのだ。血がお前を導く。戦い方も、知性も受け継ぐ
 お前は今や最強のヴァンパイアとなった・・知識だけだが」

「でもなんで俺なんか助けたのですかね?」

「お前もう気づいてるだろ?」

山川の目から涙が出ていた。

「お父さんだから・・・?」

「お前は知識はあるが実際には体も脳も追い付いていない
 だから明日から厳しい特訓があるから覚悟しろ」

ふっと桃太郎を思い出す。

「桃太郎さん、知ってますか?」

驚くジャンヌ。
目を伏せて悲しそうにうつむく。

「なぜ?私の夫を知っている?」

がびーん。
衝撃で目が点になる山川。
ジャンヌが既婚者だったことに。

2014/11/29 04:33  [1631-304]   

カチャン!カチ!
火花を散らしながら剣の訓練をする山川。
訓練をしながらジャンヌに聞く。

「なんで桃太郎さんはヴァンパイアを憎んでいるのですかね?」

カン!カン!剣の重なる音が響く。
そこでジャンヌの動きが止まる。
汗だくのジャンヌちゃん。

「聞きたいか?」

「はい、凄く」

はあ、と溜息をつく。

「あれは私がロードについてとある迷宮で冒険者を倒していた時だ」

「塚本らがいた時ですね」

「その時に夫である桃太郎と出会った。夫とは3日間寝ずに戦った」

顔を赤らめるジャンヌ。

「3日めの夜には私は右手がなくなり、左足も付け根からなかった。
 夫は背中をぱっくり割られて左の手首からはなく、腹からは内臓が出ていた。
 素敵だったなあ。勿論お互いヒーリング魔法とこういう生体なので手足はすぐ生えてきた」

目が点となる山川。

「私の肋骨を折られた時、もうメロメロだった。
 頭骨を割った時に見えた脳みそをみて、この人しかいないと・・」

「冗談で言ってます?」

「もうお互いに夢中でそのまま結婚式場に行っちゃったなあ。
 誓いの殴り合いをして・・・
 いざ新婚初夜の夜・・・私興奮して・・
 爪が伸びて夫を切り刻んじゃったの・・・」

忘却の顔をする山川。
かまわずに喋るジャンヌ。

「でももう恥ずかしくて・・・私呪われてるの・・ヴァンパイアを全滅させれば
 私、きっとあなたを切り刻むことないと思う・・って嘘ついちゃった・・てへ」

口が空いたまま顔が青くなる山川。

「で、夫がそれ真に受けちゃって・・でも愛の力ね。
 女子供関係なく平気で惨殺するなんて・・敵ながらやっぱり私の夫、素敵。
 ずっと戦って欲しいから、それから私囚われてるって設定にしちゃった(ハート)」

顔を真赤にしながら嬉しそうに話すジャンヌ。
何かが崩壊する山川。

「もう!何言わせんのよ!」

照れてジャンヌがバシバシッと山川を叩く。
肩が脱臼して腕の骨が折れた。

正直・・・・痛い。

「さ、あなたはロード様の後取り息子としての義務を果たしなさい!」

訓練が再開される。
ロードがなんでジャンヌを仲間にしたかわかったような気がした。
バキバキと山川の傷が治る。

うーん・・・ジャンヌちゃん、口説かなくてよかった・・・
敵なのに夫。。好きだからずっと戦いたい。
愛って複雑だなあ・・・

と思う山川であった。

2014/11/29 04:34  [1631-305]   

山川がヴァンパイア城にきて1年が過ぎる。
外の世界では一日過ぎたばかりだ。
その間に山川は彼らについてずっと観察してきた。

彼らは冬眠に入ってきたと言う特殊な状況で
早くに目が覚める者もいれば、
かつて桃太郎と一緒に戦ったような最近目覚めたものもいる。

最近目覚めた者は純粋に戦闘民族でこの世界は我々のものでなくてはならない
という主張をする。いわゆる保守派。

しかし早くに目覚めた者達は世代交代も進んでいるためか平和を望むものが多い。
民主派と呼ばれている。
ネットを使い、テレビを見、美味しいものを食べ、普通に音楽を聞く。

だからといって二分するわけでもなく、
最近目覚めた者の中にも平和を望みパソコン教室に通うものもいるし
新しい世代のわりには右翼的なヴァンパイアもいる。

混迷状態なのかもしれない。
西ドイツと東ドイツが統合した時、こんな感じだったんだろうか?

その中でロードは必死に頑張ってきた。
人間との共存も考えたこともある。

その過程で人間とも結婚した。
権力争いに巻き込まれ、ヴァンパイアとして人間から守り、
更に自分たちの自由のために戦い、今は子供のために身を差し出した。

ロードはロードとしての正義がある。
それが人間からしたら悪になるのだけど。

山川は良くも悪くもプリンスなのでいずれ皆を導かなければならない。
しかし権力争いに巻き込まれるのも嫌だ。

落ちこぼれの奴もいる。

出世する奴もいれば自ら死ぬ奴もいる。

いつの間にか詐欺に巻き込まれることもある。

山川は人間と変わらないヴァンパイアの社会を見て、
ずっとある考えを貯めこんでいた。

ロードの弟の伯爵は平和主義であった。
知性も、カリスマもあり皆から慕われている。
その伯爵の科学技術顧問を通じて山川はある計画を秘密に立てていた。
ヴァンパイアだけで平和に生きていける移住可能な星を見つけることだった。

更にこの世界で一年が過ぎる。
山川はジャンヌの帝王教育により立派なプリンスへと変わっていた。

名前も変わった。代々の名前も受け継ぐ。
アルフォンス・デニール・ヴィトンシャネル・パブロン・山川。
略してロードジュニア。

そして・・・移住可能な星は見つかった。
保守派と民主派を集めて会議を開く。

長い会議が幾晩も行なわれた。

全員残るか、移住するか。
二つに別れるか。

もし、ヴァンパイアが地球に残っても、数が少ないため、
これ以上の繁栄は望めない。

それほど多くのヴァンパイアが死んでいった。

そして、結論が決まった。

新しい世界に移住する。
そしてそこで平和に暮らす。

会議は終わった。

2014/11/29 04:34  [1631-306]   

大量の物資とヴァンパイアたちが地下の巨大な部屋に集まる。
ロードの弟侯、ケースに安置されてるロード、大勢のヴァンパイア。

伯爵が気を使いながらジュニアに言う。

「移住用の亜空間転移回廊用エレメンツは一回しかもちません。やはり一緒に行きませんか?」

「僕は半分は人間ですからこの世界で人間を守ります。
 でも僕は平和にあなた達が別の星で暮らすことを祈ってます。
 あちらの星でロードが目が覚めたら言ってください。
 私はあなたの子供だということを誇りに思ってると。」

サイレンが鳴る
大きな体育館ほどの空間の照明がすべて消える。

アナウンスが流れた。

「亜空間転移回廊がもうじき開きます」

部屋から出てモニターで様子を観察する。

一部の作業員が残る。
こちらから回廊を操作して星へ誘導する者がいるためだ。

ジュニアが見回すと、3名の作業員がいる。
妻と子だけを移住させる父親がいる。
先祖の地を守るため、残るものがいる。
すべてを失って希望の持てない者もいる。
それぞれの事情があるのだが、
この地球での最後の仕事に誇りを持った顔をしている。

部屋の壁が消えていく。
壁だった所に真っ黒な空間に無数の星々。
宇宙空間が見える。

亜空間の回廊が開いた。

やがて大きな光が見えて、移住先の星が見えた。雲を突き抜ける。
地面が見えた。暖かそうな地表、動物もいる。地球で言うジュラ紀のような風景。

伯爵率いるヴァンパイア達が物資をもって部屋のあった空間から星の地面に降り立って行く。

「亜空間はすぐ閉じる。皆すぐに降りるのじゃ」

総勢350名程が新しい世界に旅立った。

「エレメンツが枯渇しました。まもなく亜空間が閉じられます」

部屋の中の風景は地面から急速にはなれ上に登って行き、
雲を突き抜け宇宙空間に入り、やがて真っ暗になった。

「ヴァンパイアの新しい世界が幸運に満ちてることを祈る・・」

部屋の照明がつくと、真ん中に女が立っていた。
ジャンヌだった。

驚くジュニア。

「なぜ君は行かなかった?」

「だってねえ・・夫を残していけないに決まってるでしょ」

「・・・・・」

「それに私ハイブリッドだしね。彼らの信じてる神とは宗派が違うしね。
 私今でもキリスト教だからね・・・」

ヴァンパイアなのにキリスト教ということに頭をひねるジュニアだった。

「ぼくはこれからこの時間の外に出て桃太郎さんを探して一緒に戦います。
 あなたは?」

「そうね・・・久々に夫に会って殺しあいたいし一緒に探しましょ」

「じゃあ、運命は決まりましたね。時間を元に戻せ!」

フーンと音がして、外の世界の時間と城の中の時間がシンクロした。

「我々最後のヴァンパイアになりましたね」

俯いてつぶやく山川ジュニア。

「ジャンヌさん。行きましょうか」

「D'accord !!!」

ヴァンパイア編は終わり!

2014/11/29 04:35  [1631-307]   

書き溜めてしまったので貼っちゃう。

鍵は今2本目までが巨人の手に入ってしまった。
残りあと3本。

パリのルーブルのガラスのピラミッドヘ向かう山川とジャンヌ。
ジャンヌはTシャツとジーパンとサングラス、
首からは一眼レフを下げてアメリカ人のように変装している。

もし見つかったら火炙りにされるかも・・
と言うトラウマがあるらしい。

ベースギターのケースを背中に背負ってるが
中には剣や銃を隠し持っている。

ピラミッドの前には祭礼用のガウンを着た男が立っている。
アメリカ人に写真を撮られて迷惑そうだ。

二人はその男に近づく。

「ジャンヌさん、なんか見るからに怪しくないですか?」

「とりあえずお前もちゃんと挨拶しろよ」

二人を見るとニコニコして男が近づいてくる。

「ボンジュ〜マダムジャンヌ〜〜〜」

「ボンジュ〜ムッスユ〜ブザレビアン?」

フランス人のようにフランス語を話すジャンヌ。
って、あこの人フランス人だわと気づく山川。

「ぼ・・・ぼんじゅーる・・・」

「?」

ニコニコ顔が罪だわ・・

「アンシャンテ〜」

「あ・・・あさって?」

「フランス語喋れへんのですね、大丈夫、アタシ日本語しゃべるあるよ」

「え!?なんかべた・・あ、まあ、初めまして・・」

「あなたがロードの息子さんですね。積もる話はありますが時間がないので
 簡単に説明します。私はイルミナティ教団の代表をしております。
 このルーブル美術館のピラミッドの下にはクトウバ封印の鍵があります。
 それを守らないと、世の中えらいことになります。最近磁場がおかしいです。
 もうすぐ彼らはここにも現れるでしょう」

なんか説明的で簡単だ。
正直、守れる気がしない。
こんな時、桃太郎さんがいてくれたら・・・
山川はぐっと唇を噛みしめる。

その時、広場のほうで光の渦が空間で発生した。
騒然となる観光客。
焦る3人。

「ジュニア、戦闘態勢に入って!」

「お、おう!」

ジャンヌの目が金色に光る。
ケースから剣を出し構えるジャンヌ。
山川は桃太郎から預かったセラミックソードを持つ。

キーンと音がして・・
ブオー!
一台のトラックが出てきた。
運転席の戸が開き、男が降りてくる・・

「キャ〜〜〜!!桃太郎様ああ〜〜〜!!」

すっ飛んでいくジャンヌ。

2014/12/1 02:02  [1631-314]   

魔法の力か周りに花が咲くジャンヌ。

桃太郎もジャンヌを受け入れるように両手を広げ・・・

ジャンヌの腕を取り巴投げ。
転がったジャンヌの腹に蹴りを入れる。

「グフ!!」

もう一発ケリを入れようとすると、
ジャンヌが体を捻って桃太郎を下から両足で蹴りあげる。

「ぐお!」

桃太郎が衝撃で3メートルほど宙を舞う。

立ち上がる桃太郎。

「ジャンヌ、相変わらずの身のこなしだな!」

「桃太郎様こそ、だまし討の卑怯さと妻にも容赦の無い蹴り!素敵!!」

抱き合う二人。が桃太郎がジャンヌの背中をサバ折り。
ジャンヌは涙を流して嬉しそうに桃太郎の顔を殴る。

二人とも前から怖い人だと思ってたが正直怖い人達だった。

すさまじい愛の確かめ合いに呆然とする山川と祭司。

桃太郎がくるっと山川の方に向く。
ドラキュラ、ロードの血を受け継ぎ、
修行を積んで強くなった山川のはずだが・・
目線が合ったらビクッとなる。

「山川!しばらく見ない間に、たくましくなったなあ!
 と言っても俺の時間では半年だが」

「は、はい!いえ、桃太郎さん、俺の時間では2年経ってますよ」

涙の再開。



黒い渦が空中に発生。

桃太郎がジャンヌを突き放しトラックの後部ドアを開ける。
中には桃太郎が入れる人型があってその中に体を入れる。

「話は後だ!オメガペナルティ(機甲神経)!」

ガチャガチャと音がするとなんか手足に部品が自動で付けられる。
最後に頭部にカバーがかけられ・・

プシューと音がして出てきたのは・・アーマード桃太郎だった。
ダサイ・・ネームがダサすぎる・・

身長5・7m、強化マッスルシリンダーと装甲で覆われている。
左肩には40ミリバルカン砲。
腕の手の下にはアイアンクロー。
右手に持つのは8連射型バズーカー。
背中には4メートルの長さの超強化ダマスカス鋼ブレード。

巨人が現れた。

その数、10体。
ほとんどが6メートル前後の身長だが、
一人だけ普通の人間と同じ身長で全身マントに覆われ姿が分からない者がいる。

桃太郎のバズーカーが火を噴く。
プロメテウスの装甲を貫いて巨人がミンチ状になる。

「3人共!俺の後ろに回れ」

別の巨人が槍先からプラズマ光球を連射する。
が、パーン!パーン!と光球が桃太郎のイオン装甲に弾き返される。

巨人が走って桃太郎に槍を突き出す
が、右手のアイアンクローで弾き返し、左のクローが巨人の頭を突き刺す。

ガウンを着た巨人が呪文を唱え始める。

「バーニングハウリング!(火焔共鳴)」

空気が振動し酸素が爆発しようとしてる。

2014/12/1 02:03  [1631-315]   

スロモーションのように空気が揺らめいて火花が散る。

「エクリプス!(堕落陥穽)」

振動していた空気が静まる。
桃太郎が見回すと離れた所にビショップ。

「久しぶりだな!ビショップ!」

ガウンの巨人にバルカン砲を叩き込む。

巨人が山川に光球を撃つ。
人間離れした速さで飛び退く山川。

高速で向かって走る。飛び上がり、巨人の体の背に乗り上げた。
セラミックソードを振り下ろす。
が、ガチンと音がしてソードが折れ、巨人の鎧がわずかにへこむ。

巨人が後ろに腕を回して山川の足をつかもうとする。
が、巨人の手が落ちた。

「継ぎ目を狙って!」

ジャンヌが撃ちだされる光球を避けながら叫ぶ。
胸の装甲の継ぎ目を狙って剣を刺す。
巨人の心臓を貫いた。
剣を抜くと信じられないぐらいの血が噴き出している。

槍が山川めがけて伸びる。
別の巨人が山川ごと腕を取られた巨人を刺す。
が、山川が空中で身を捩り槍の上に立った。

腕から角質層のナイフを出しながら槍の上を走る。
頭を覆う装甲と胸を覆う鎧の隙間に手をクロスさせる。
ザクッという音とともに巨人の頭が飛ぶ。

ビショップが叫ぶ。
「アンバランスワルツ!(電波妄想)」
(変態紳士を2つ名で作成)

二人巨人の目の前が霧で包まれ、ニャルラトテップが現れた。
驚いて槍を刺す。すると向こうも槍を刺してくる。
絶命する瞬間、刺した相手が同じ巨人だったことに気づく。

戦いが激しい。
身長が人間と同じ者がその合間に何か呪文を唱えてる。

ドン!ドン!ガチャーン!

黄金の鍵がルーブルのピラミッドを破り、
空中に飛び出した。それが呪文の男の手に吸い込まれていく・・

ムチが鍵に伸びる。
が・・巨人が立ちはだかり、巨人の腕に絡みついた。
人型戦闘車両に乗ったアケミがムチを引っ張っていた。

「・・・無理・・・・」

「そのまま引っぱっていてくださいね〜」

ターンと破れたマントの男が巨人に向けて飛び上がる。
空中で水平に回転する。
そのままストンと着地するマントの男。

巨人の首がころんと落ちた。

アケミが喋る。

「紳士さん、強いじゃん!」

桃太郎からの通信が入る。

「紳士!生きていたのか!」

「お陰様で、あなたもパワーアップしたようですね」

最後の巨人を桃太郎が笑いながら巨大なソードで真っ二つにした。

2014/12/1 02:04  [1631-316]   

残るは全身マントで覆われた謎の男。
全員がその男に飛びかかろうとした瞬間。

「スケルトンタイム!(嗜骨亡命者・・なんて読むんだ?)」
周りがグレーの膜に覆われた。
半透明のボールの中に入り込んだよう。

ビショップが叫ぶ。

「みんな!動かないで!!」

皆の動きがピタッと止まった。

桃太郎が脳内の通信機能で紳士に連絡する。

「なんとかならんか」

「ダメ・・でしょう?やばすぎます」

ビショップとも通信する。

「自分も初めて本物を見た高位な呪文です。
 半径20メートルの範囲で攻撃すれば、したものに死の呪いがかかります」

男が鍵を上に掲げた。

イルミナティの祭司がナイフを持って走ってきた。

「ドラキュラ様より賜って代々守るよう受け継がれてきた黄金の鍵、
 簡単には渡しません!!!」

呪文の男にナイフを振り上げた瞬間、祭司の前に骸骨の死神が現れた。
恐怖で立ちどまる。

死神が剣を振り上げて、音もなく切った。
爆発するように飛び散る祭司の体。

赤い光が空に上る。
3本めの鍵が開いた。

「駄目です!絶対に動かないで!!!」

唇を噛み締めすぎて血が出るジャンヌ。
眉間に皺を寄せて歯を食いしばる桃太郎。
他の者達はどうすればいいかわからず、目線を泳がせている。

やがて呪文の男はすっと消えていった。
途端にグレーの膜が消えた。

残りの鍵は後二つ・・・

2014/12/1 02:08  [1631-317]   

幻月郎 さん  

2014/12/1 03:47  [1631-318]  削除

補足的なもの。
書き直し。

紳士が細い棒を内ポケットにしまう。
直径2センチ長さ20センチ。

その棒の先から細さが0.5ミリほどのワイヤーが伸びる。
ワイヤーの長さは最大3メートル。
普段はワイヤーは棒の中に収納。
エレメンツの作用によって自由に曲がったり硬くなったりする

だから剣といっても細すぎて人には見えない。

材質は・・定番のミスリル。
一応エクスカリバー。

それをポケットに収め、体の埃を払ってつぶやいた。

「次はあの国へ先回りしないといけませんね・・・」

2014/12/1 03:49  [1631-319]   

チチとブリの無線機の会話。
「なぁーチチ、俺たちよく助かったよなあ」

「ああ、だよねえ、あの時塚本さんが現れて『脱出しろ』って言わなかったら」

「でもなんであの人、あの魔法のタイミングわかったんだろ?」

「さあ?しかもあのあと、いなくなるし」

「チマさんらも言ってたなあ、温泉浸かってたら、塚本さんでてきて、
逃げろ!って言われて、痴漢だと思って追いかけ外出たら、
浸かってた場所が大爆発。」

「そしてまた塚本さん消えた」

紳士から無線が入る。

「もうすぐ集合場所ですよ」

道を走る人形戦闘車両が10機。
ホバリングしながらついてくる人形戦闘車両が10機。

主のいない鉄鋼魔城の広場で白い光りが渦をまく。
そこから紳士が出てきた。
その後をアーマード桃太郎のような人形が歩いて出てくる。

その数20体。

紳士同士が鉢合わせ。

「おお、この世界の私!いきてましたか!」

「おお、別の世界の私!あなたが桃太郎を改良したのですね!」

息が合う。

「改良されたシリンダーは凄い!
さすが私です。でもピークトルクの持続性が・・・・」

話し込んでる二人。

「おお、さすが私!OSのレジストリを早速・・・」

「この大部隊はなんなんすか?。」

山川が不思議そうに聞く。
この世界の紳士が説明する。

「この人形戦闘車両はAIで判断して自動で動く。しかもそれぞれが
リンクで繋がっているのでフォーメーションを
組んで戦ってくれる。
ただ命令系統はその場で出さなきゃいけないので、チチ君とブリ君には1台づつ乗ってもらわないといけない」

別の世界の紳士も続けて言う。

「桃太郎さんと他の人形も同じです、
リンクで繋がって動くようになっています。」

「おお、さすが私!」

「おお、天才同士気が合いますなあ!」

「ビショップさんとあけみさんにはオペレーターをお願いします」

「あの〜、僕とジャンヌさんは?」

「魔女さんと一緒になって、
謎の魔導士を追って下さい。
魔女さんならあの魔法を・・」

「後、チマさんと騎士さんは?」

「あの変態を探してもらいます」

「ああー成る程・・・」

「じゃあ、私帰りますので〜」

別の世界の紳士が帰っていった。

全員の役が揃った。



すんませんが仕事が立て込んで来たので、
続き考えるのはしばらくおやすみしまーす。

テヘペロ(`ω・)

2014/12/1 16:31  [1631-320]   

単なる機械物が書きたかった。

スマホをコクピットのスリットに挿すとビープ音がなる。

「認証しました。OSを起動します」

ヘルメットを被る。
桃太郎のように脳とメモリーが直結するわけではないので
ヘルメットの有機パルス受信機が脳波を受信して
意識レベルでマシンを操作する。

マスクを付ける。シュッと音がして、
そこから酸素と特殊なガスが送られる。
それがより脳波とのシンクロを高める。

グローブをはめる。
チチがハッチを閉める。
天井のライトが点灯してOSが起動する。
小さなボタン類が光る。

ヘルメットからバイザー型モニターが
降りてきて視界がひらける。
アイレンズが捉えた周りの風景が透過された。
少し透けて手が見える。

音声型OSが喋りかける。

「オールグリーン。脳波リンク87%問題ありません。」

「模擬オペレーション6、レーダーと地形を表示しろ」

「了解」

ウインドウが開いて周辺の地形とほかの人形戦闘車両の位置を表示する。
指を動かしウインドウを操作する。

塚本以外の全員が揃った所で、紳士がどこからから超大型輸送機An-22を2機も
強奪したのか分からないが調達し、ヴァンパイア城に移動。
そこで時間の流れの速度を落としヴァンパイア城の中で訓練が始まる。

一人で10機のコマを動かし、巨人に勝つために訓練を積む。
AIを積んで自動で戦闘をするが命令系統次第で勝つことも負けることもある。

「シナリオ8、ツングースでの戦闘、スタートします」

一旦遠のく風景、地球が見える。
モニタの表示がロシアの深い森のなかへズームインする。

2014/12/5 05:16  [1631-325]   

深い森のなかで巨人が自動人型戦闘車両に向けて槍先を向ける。
が、完全に見えない角度から榴弾が飛んでくる。
データリンクによって視界から見えない巨人に対しても攻撃ができる。
巨人1体がバツが付き消える。

無線からアケミの声が聞こえる。
「前方より5体が縦に並んで接近中」

「はいよー」

「装備は?」

「え〜と・・」

「ちょ、頼んますよ〜」

「うるさいね!全員戦闘型、バスタースピアとシールドを装備!」

人型戦闘車両、「HNOM(へノム)が左右に別れ、突入してきた巨人を挟み撃ちにする。
チチともう1機が先頭の2体をパイルバンカーで、残りの機体がバルカン砲で攻撃。
5体にバツが付き消える。

「横に並んで右から10体が接近、斥候部隊!」

一斉にそちらへ向きバルカン砲を撃つ。
応戦してくる巨人。
一機のシールドが破損し出力が10%低下する。
攻撃で足止めを食らった巨人に上空からミサイルが接近する。
人型戦闘航空車両「EIDA(エイダ)」のミサイル。
一気に10体にバツが付き消えた。

「200メートル前方に本隊!数200体!!魔法弾が来る!」

「電磁シールドの圧力上昇!!うわ、操作が間に合わない!」

ドドドド・・地面のあちこちに火球が落ちてくる。
盾を突き出し耐える。が3機が消えた。

レーダーに高速で動く点が20。
アーマード桃太郎、(AMDP)。

「援護を頼む」

本隊の正面に弾幕を張る。

AMDPが撃ちだされる光球を避けながら
敵に迫っていく。
その間に3〜4機にバツマークがついて消えていく。

ヘノムは大量火器を積み、白兵戦能力もある。
パイルバンカーと30ミリガトリングガン、連装80ミリ榴弾砲装備。

エイダーは巨大な推進装置を背中の後ろにつけホバリングする。
機動力重視で後方支援型である。
ヘノムほどパワーはないが空中を動くことが出来る。
ガトリングガンとミサイルポッドを装備する。

AMDPは桃太郎の動きをシュミレートしたパワー型完全局地型白兵戦闘機である。
アイアンクロー、右肩にガトリング砲、ダマスカスブレード。

エレメンツ駆動のマッスルシリンダーで動くと言う共通の機関もあるが
コンセプトは違うのでデザイン的にも変化がある。

2014/12/5 05:17  [1631-326]   

ヘノムは第2次世界大戦の戦車のような無骨な装甲で重厚さを感じるが
エイダーは流線型を多用したデザインになっている。

桃太郎のAMDPは関節部も多く、桃太郎の動きに合わせてパワーもOSも
機動力を活かせるチューニングになっている。

敵の前線に到着した瞬間にブレードとクロー、バルカン砲で倒していく桃太郎のAMDP。
巨人達にバツマークが次々について消えていく。

すべての機体が桃太郎特有の流れるような踊るような滑らかな動きで
あっという間に50体が消滅。

「更に100体が後方から接近します!魔術型も10体!」

「炸裂型魔法弾が来ます!!磁場フィールド発動!」

戦闘車両に磁場フィールドが張られる。

「3.2.1、着弾!」

火球が落ちてくるが人型戦闘車両のシールドに消される。
シールドは効力が大きいがすぐ消滅してしまう。

が、続けざまに巨人本隊から光球が上空に撃ちだされる。

ブリのOSが喋る。

「回避行動します」
螺旋を描いて回避するが光球の弾幕。

4機のエイダー人型戦闘航空車両が消える。

「一斉射出しますのでAMDPは下がって下さい!」

高速で左右に散るAMDP。

上空のエイダーから一斉にミサイルが撃ちだされ、
地上からはヘノムのガトリング。榴弾砲。
一斉にバツが並んで消える。

残りの巨人の隊列にAMDPが突入する。
じわじわと消えていく巨人を表す光点。
それを見ていたブリが油断する。

巨人の撃つ榴弾砲がチチのブリの搭乗機に迫る。

「回避してくだ・・・」

命中したようだ。

ブリが戦線離脱。

残りのエイダーはAIで動くが命令系統をやられると動きが鈍い。
少しづつ数を減らしていく。

2014/12/5 05:17  [1631-327]   

ヘノムが突撃する。
残りの巨人本隊、前線左右からAMDPが迫る。
巨人の光点が全て消える。

「レベルを上げろ!」
紳士がOSに言う。

アケミとビショップが同時に声を上げる。

「さらに20体、タイタン型が来ました。戦闘型が18体。呪術型が2体!」

プロメテウス型の倍はあるタイタン型。
バルカン砲で応戦する桃太郎のAMDP。
命中しても中々倒れない。
一機、又一機と消えていく。

バルカン砲の弾が付き投げ捨てる捨てる桃太郎。
横から迫ってくるタイタンの剣をクローが跳ね除け、
アッパーパンチのように腕を上げてタイタンの顎を突き刺す。
迫るタイタンを他のAMDPもブレードで応戦。メッタ斬りにする。

が桃太郎搭乗機が同時に襲い掛かられ腕を抑えられてタイタンの剣を振り下ろされる。

AMDPのハッチが開いた。
「ガッデム!」

チチのパイルバンカーが連射する。
巨人の間を走りぬけながらパイルバンカーを撃つ。

しかし疲労が激しい。
油断してるまに囲まれて動けなくなった。

「ミッションは失敗しました」

ハッチが開く。
いつものヴァンパイア城の中庭。
時間の流れが遅いせいか、半年は昼間で半年は夜という世界。

「少しハードルを上げ過ぎでは?」

紳士とビショップが一緒に部屋を出て歩く。

「これまでは私達が失敗しても世界は滅亡しなかった。
 ニャルラトテップは復活が遅れてるし、場所も特定できたので
 そのうち空間ごと宇宙の果てに飛ばすつもりだ。
 しかし今回は、我々が失敗すれば世界は滅亡する。
 私はそれを防ぎたいだけだ。君のために・・・」

ビショップがそっと紳士に寄り添う。

2014/12/5 05:18  [1631-328]   

格納庫に入る紳士。
そこには銀色に光る人型戦闘車両。
紳士専用機。

細身、軽量で他の機体の約半分の800キロほど。
太い関節部で関節の数も多い。
ところどころにマッスルシリンダーが剥き出しで装甲も薄い。

細いマッスルシリンダーが束ねられ、トルクは他と比べると小さいが
誤差のない高速でより正確な動きをする。

指のマニュピレーターは他の機体の4本と比べ、5本になり関節も多く
人間と同じ動きをする。

両腕の先から意のままに動かすことの出来るナノカーボンミスリルチューブで
出来た0.5ミリのワイヤーが10メートル伸びる。
振り回しても他の人には腕を振り回してるだけにしか見えない。

この機体と同じ機体が鉄鋼魔城に置いてある。
紳士がヴァンパイア城に来る前に広間に置いてきた。

全身真っ黒で装甲はより薄く、ステルス加工されている。
全身の関節に突起がありそれが武器となる。

マニュピレーターは3本だが太く、電磁シールドを発生させ
殴ることも出来る。両腕からは1メートルのナイフが飛び出す。
ほぼ塚本の動作をトレースできる。

その機体に手紙を貼り付けてあった。

「アホの塚もっちゃんへ。
 とりあえず中にはいってスリットにスマホを入れろ。
 上からヘルメットが出てくるからかぶれ。
 後はOSが起動してアホでも動くようになっているから」

「ふーん・・・あいつはいつも妙なもん作るな〜
 水晶球型遠隔モニターとか原子融合装置とか・・」

鼻をほじりながら手紙を読む塚本。
その後機体になすりつける。

「やめてください!」

2014/12/5 05:18  [1631-329]   

どこからか声が・・

「眼の前にいます!だれ?もしかして塚本?」

「え?・・・ちょww・・え?」

「とにかく乗って、スマホをスリットに入れて!」

言われたとおり中に搭乗すると自動的にハッチが閉じ、
ヘルメットが降りてきてそれを被る。
特殊ガスが充満する。

「スマホをこの穴に入れるんですか?ウヒwwこうか?ええのんか?」

「・・・・バカじゃないですか?あなた?」

はっとあたりを見回し、赤くなる。
スマホを入れる。

するとバイザーモニタに外の世界が表示される。

「認証しました。私OSのアイちゃんです。AIのアイちゃん」

声だけ聞こえる。

「・・・・だれおまえ?」

「・・・・いや、ガロン塚本用に調整された美少女OSですけど・・・
 とにかく操作とか出来ないでしょうから、私がアシスタント&オペレーターです
 これからはしばらく私が動かしますのでそれでコツを掴んで下さい。
 なにか言ってくれれば大概のことは対処しますので」

「でもお前、美少女ってったなあ・・顔もなしに・・」

顔が目の前に現れた。
しかも凄い可愛い。
コートを着て、ぴっちりした軍服を着ている。

「初めまして!塚本さんて意外とかっこいいんですね!」

所詮プログラムされた言葉だが鼻の下伸びる塚本。

「おお!おお!!・・・あのさ、あの〜(モジモジ)コート邪魔そうだし・・
 じゃあ・・・脱ぐ事出来るの?」

「簡単です」

コートを脱ぐアイちゃん。

「おおお!もっともっと!」

「これ以上は私の言うとおりに操作を覚えていって下さい。
 そのご褒美にこれ以上を見せてあげますから。うふ(ハート)」

たら〜・・

鼻血を垂らす塚本。

「おう!頑張ろうぜ!」

おかげでその日一日で操作をマスターした塚本。

「じゃ、じゃあ約束通り・・」

「もう・・・えっち・・・」

と言いながら服を脱いでいくアイちゃん。

ブラウスのボタンを外し、全てを脱いだ。
思わず塚本が叫ぶ。

「ぬおおおおおお!!!!」

ブラウスの下は・・透明のポリゴンワイヤーだけだった。

「あ、塚本さん、紳士さんからメッセージを預かってます。
 操作に慣れた頃に開くようにって言うメッセージです」

いつの間にか軍服に戻ったアイちゃん。
がっくり来た塚本。

「あ・・うん・・・読んで」

「はい!(塚本のば〜〜か!)だそうです」

「ぬおおおおおおお!!!!」

2014/12/5 05:20  [1631-330]   

鉄鋼魔城にも巨人の小隊が偵察として近づいて来る。
封印が解かれ、クトウバの力が強くなり巨人が出現率が高くなって来た。

「ぬおおおおお!!」

理由の分からない怒りに燃える塚本にアイちゃんが警告を発する。

「緊急です!プロメテス属が5体。戦闘型です!」

「へ?・・・ああ。誰かが言ってたなあ・・大佐の言ってた奴か」

「とりあえず、一人では無理ですし逃げましょう!」

「うーん・・」


無人の鉄鋼魔城ヘ続く鉄の板で出来た道を歩く巨人たち。
その後ろに音もなく忍び寄る塚本の人型戦闘車両。
腕から内蔵ナイフが飛び出し一番後ろを歩いてた巨人の首を落としてしまう。

何かに気づいたのか、その前を歩いてた巨人が振り向く。
誰もいない。
それどころか後ろの巨人兵士もいない。

「まて!最後を歩いてた奴がいな・・」

影に覆われる。
上を見上げた瞬間にナイフを出した両腕をクロスさせた人型戦闘車両が落ちてくる。

ザク

2体が一緒に崩れ落ちる。
瞬間的に機体を捻り、もう一体に回し蹴りを入れる。
かかとの突起が巨人の頭を砕く。

最後の巨人が慌ててスピアを振って攻撃するが軽く受け流す。
光球弾を撃つ。

人型戦闘車両が消えた。

パキ!ブツ!

背中から巨人の胸を突き抜けるカーボンダマスカスナイフ。

「うひょ〜このロボットほんと俺と同じように思い通りに動くのなあww」

「ロボットではありません!ちゃんと名前があります!」

「ロボットじゃないの?」

「ロボットだけど・・でもちゃんとオメガ7って名前がありますから」

「オメ◯7?」

「変な所で◯入れないで下さい」

「よくわかたなあ」

わあわあ言っとります。
ちょうど時間が参りましたので今日はこの辺りでお開きとさせていただきます。

テテンテンドンドン。

2014/12/8 02:25  [1631-332]   

バラバラバラ・・・

紳士と銀に輝く機体、オメガ7Rを載せたヘリがエジプトのカイロ近郊で着陸する。

はあ、と溜息を付く紳士。

通信回路のトグルスイッチを上げる。

「今つきました。これからピラミッドに向かいます。
 第4の封印が解けた後に何故奴らが残ってるのかの調査に向かいます」

ノイズの入った声が聞こえる。
「了解した。我々はまだNYに向かう機内の中だ。しかし一人で大丈夫か?」

「桃太郎大佐、第5の封印が破られれば終わりです。
後でNYで集結して待ち伏せした方がいいでしょう」

「無理はするな。しかしアレが本当に存在るかどうかは分からんぞ」

「ないことを信じます。通信を切ります」

通信を切りオメガ7Rに背負われたバックパックの
ブースターが火を噴射して空気が揺らめく。
バックパックに折りたたまれたカナード翼が展開する。

舞い上がる砂。地上からわずか5メートルの上を、
噴射音と砂を巻き上げながら砂漠を浮いて飛ぶ。

ピラミッドの近くまで来ると着地してエジプト軍の残骸を利用して徐々に近づく。

「ズーム」

ピッと音がしてアイモニターにズーム画像が写る。
空気が揺らいでよく見えない。

「ディティールを上げてくれ」

画像が補正される。
ピラミッドの前で大きな穴が空いていた。
下に斜めに入り込んでるようで奥は見えない。
その周りに4体の巨人が見張っている。

訓練を積んでる間に第4の鍵の封印が解けた。
エジプト軍が抵抗するもほぼ全滅であった。

「正面突破する。5秒で入り口を制圧する。どうだ?」

機械の声がする。

「周りには他に誰もいません。あなたなら大丈夫でしょう」

「ありがとう」

「どういたしまして」

距離100メートルまで残骸を盾に近づく。

「スタート」

ブースターが火を噴き100メートルを疾走する。
近づくオメガ7Rを発見し槍先から光球を撃つプロメテウスの兵。
素早く左右に機体を揺らしかわす。

「ロックオン」

4体の巨人の首元にターゲットポイントのマークが付く。
ギリギリまで近づき上に跳ね跳ぶ。

巨人が目標物を失い驚いてる間にオメガ7Rの両腕からワイヤーが伸びた。
着地と同時に両腕を開くと2体の巨人の首が飛ぶ。

1体が長い槍で叩こうとするがその場で機体を捻りキリモミするようにかわす。
両腕から再びワイヤーが伸び、槍と巨人の首に巻きつき首を切断。

槍に巻きついたワイヤーを縮め、手に槍を掴んでクルッと回し、
通信をしようとする兵に後ろ向きのまま胸を貫く。

銀の機体に巨人の血が飛び散る。

「5.4秒でした」

「地面が砂だと反応が鈍るな・・
 これから穴の中に入る、音波モニターに」

超音波による反響を可視化した画面に切り替わる。
銀色の機体が穴の中に消えていった。

2014/12/17 03:13  [1631-367]   

次回!最も最悪な結末に!

乞うご期待!

2014/12/18 05:17  [1631-374]   

巨人を切り倒していくオメガZR。
そこに一人の巨人が。

「ふっふっふ、よくぞここまで来た」

ザン!

「うわー」

扉の向こうで3人の巨人。
ゴクアーク、キョーアーク、サイアーク。

「レツアークがやられたようだな」

「ふ、奴は巨人四天王の中で最も最弱」

「果たして我らが倒せ・・」

バン!と扉を開けて入ってきたオメガ7R。

「うわー」

「うわー」

「うわー」

巨人四天王が倒れた時、最後の敵が現れた。

「よくぞここまでたどり着いた、だが戦う前に一言言っておく、
 真実の水晶が無いと倒せないと思ってるようだがそんな事はない」

「そうか、俺もなんだかビショップとかとなんかあるような気がしたし、
 色んな登場人物がいたが、全部あれは俺の妄想だったぜ!」

「ふっふっふ、それにこれが最後だ、私は一発で死ぬ」

「そうか、では行くぞ!」


戦え紳士!希望を胸に・・・・・

2014/12/18 05:18  [1631-375]   

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