
縁側をご利用いただく際のルール&マナー集を用意いたしました
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紹介文
楽しい事しましょう。
絶対、戦争しない国の証。広がれ憲法9条。by Wells, H. G.
もめ事は、話せば判る。

昨日からの報道で、久々に「青酸カリ」という言葉を聞きました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E
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化学式は
KCNていう、簡単なものなんですが、WIKIはめんどくさい書き方をしているので、判り易く説明しましょう。
正式には「シアン化カリウム」同様に「シアン化ナトリウム」も全く同じ作用です。映画「失楽園」でも使われましたが、現在入手は、医師でもほぼ不可能です。毒物指定されています。経口致死量は成人の場合150〜300mg/人だそうです。
で、これが体内に入ると、カリウムイオン(K+)がはずれて、シアンイオン(CN−)になります。
このK+とCN−が、とんでもない事を体内で始めます。まず、水はH2Oですが、以下の反応が起きます。
2 KCN + CO2 + H2O → K2CO3 + 2 HCN(酸素が取られちゃいます)
人間の血液は、赤血球のヘモグロビンによって酸素(O2)が運ばれて、細胞内のミトコンドリアで、グルコースを代謝するのに使われています。
ヘモグロビンはキレートを形成し中心に鉄(Fe)イオンがゆったりと酸素と結合して血管を回ります。なので、貧血の方は鉄剤が処方されます。
ところが、ここにCN−が入ると、Fe−を押しのけて「がっちりヘモグロビン中の酸素(正式には水素ですが、結果的にと言う意味で)」と結合します。キレートでしたら、簡単にはずれますが、CN−は、はずれません。
結果、ミトコンドリアに酸素が供給出来なくなり、窒息します。それも急激に起きますので、とても危険な毒物です。
現在は、当然入手は、ほぼ不能でしょう。
しかし、過去は?
ていうと、案外ラフな管理でしたから、数十年前の「メッキ工場」等で手軽に入手出来たと思います。
実は、30年ほど前、某会社に入社したとき、何気に「薬品棚にKCN」が鍵もかけずおいてあり、びびりました。(25gが3本もありました。)怖かったです。
当然、排水基準も厳しく1mg/リットルだったと思います。
その後、使用しないので試薬屋さんに数十万で、処分して貰いました。
おそらく、犯人が青酸カリを入手したのは、最近ではなく、はるかな昔だと思います。
ちなみに、ストーブの不完全燃焼による一酸化炭素中毒も同じ原理です。
ちなみに私が母の体内にいるとき、母が一酸化炭素中毒になり、医者に担ぎ込まれ一命をとりとめたが、生まれてくる子が心配だった。て言うのを生前、母から聞いたことがあります。
私が「変人」なのは、そのせいかも・・・
2014/11/20 10:29 [1359-1558]


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