
縁側をご利用いただく際のルール&マナー集を用意いたしました
ユーザーの皆様に楽しくご参加いただけるよう、主に投稿時の注意点などをまとめています。
ご投稿の前には必ずご一読をお願いいたします。詳しくはこちら⇒「縁側 ルール&マナー」
紹介文
MPEG-1/2とH.264に関連する知識は多少ありますが、まだ完全というわけではありません。
技術交流できる場として設置いたしました。

なんかいっぱいありますね。
MPEG-2 Main Profile
MPEG-2 Low Complexity
MPEG-2 High-Efficiency v1
MPEG-2 High-Efficiency v2
MPEG-4 Main Profile
MPEG-4 Low Complexity
MPEG-4 High-Efficiency v1
MPEG-4 High-Efficiency v2
ざっとこんなところですかね?
MPEG-2 と MPEG-4 の違いはツールの使用可能範囲が多少異なります。MPEG-4 のほうが少ないツールに制限されます。
Main / Low Complexity は使えるツールの制限が違います。Mainのほうがツールの範囲が多く、より高音質ということになりますが、計算が複雑になるため一般には使われていないですね。
High-Efficiency v1 は、サンプリングレートを半分にしてエンコードし、高音成分をパラメーターで表記してエンコード、デコード時に合成して高音質化を目指すフォーマットです。
High-Efficiency v1 をサポートしないプレーヤーでもサンプリングレートが半分になったデータはデコードできますが、当然音質は悪くなります。
High-Efficiency v2 は更にモノラルデータとしてエンコードし、ステレオ化するためのパラメーターを別にエンコードする方式です。
High-Efficiency v1 をサポートするプレーヤーではモノラルとして再生され、High-Efficiency v1 をサポートしないプレイヤーでは更に音質が下がって再生されます。
特性上High-Efficiency v2 はステレオデータにのみ適用できます。
High-Efficiency v1 はマルチチャンネルもサポートします。
さすがに High-Efficiency v2 までやるとかなり違和感のあるデータになります。
で、どれを使えばいいのかというと MPEG-4 AAC Low Complexity です。一般的なプレイヤーでサポートされていますので、これを使っていれば再生問題はほぼ発生しません。
(そもそも AAC がデコードできない機器は除きます)
ちなみに MPEG-2 / 4 AAC LC はヘッダーのビットが違うだけなのでビットを書き換えれば大丈夫などという情報がありますが、厳密には正しくありません。
ほとんどの場合は問題がありませんが、前述の通り一部互換性の無いツールがあります。その場合、デコーダーがハングアップしたりしますので「再エンコードしたくないのでヘッダ書き換えてMP4にマルチプレクスしちゃえ」などという危険なことはやらないようにしてください。
2013/2/10 18:18 [1219-4]


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